薩た峠〜立花池〜浜石岳

2017年04月30日(日) [日帰り]

• GPS: 04:55
• 距離: 18.4km
• 登り: 982m
• 下り: 979m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:25
• 休憩: 0:29
• 合計: 4:54

9:56 興津駅
10:37 10:39 薩埵峠
11:52 12:01 立花池
13:10 13:18 浜石岳
13:39 13:39 浜石野外センター
13:50 13:51 三本松道分岐
14:13 14:19 休憩所(由比西山寺)
14:26 14:29 曙大橋
14:50 由比駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

行き：JR興津駅から徒歩
行き：JR由比駅まで徒歩

コース状況／危険箇所等

危険箇所：特になし

写真

4/30 9:04

東海道の車内から見えた富士山。今日は大展望を楽しめそうな予感・・・

4/30 9:56

今日のスタート地点は興津駅。

4/30 9:57

駅前で見つけた薩た峠のイラスト。やっぱりこの地域のシンボルなんですね。

4/30 10:02

興津駅近くで見つけた「身延道」の石碑。東海道と身延道が交わるこの界隈は、昔はかなり栄えていたのかもしれません。

4/30 10:10

若いビワの実。野生化したビワが、薩た峠あたりまでそこら中に生えていました。

4/30 10:11

興津川を渡って・・・

4/30 10:16

東海道線の線路を渡ると・・・

4/30 10:17

薩た峠への標識がありました。住宅地の中は意外と道迷いしやすいので、こういう標識はありがたいです。

4/30 10:18

薩た峠へ向かう途中で、海岸寺のお地蔵様に道中の安全を祈願してきました。

4/30 10:20

東海自然歩道の標識は、とても見やすく分かりやすいので助かります。

4/30 10:23

薩た峠の南口。立派なトイレがありました。

4/30 10:24

墓地の間を通って歩き始めると・・・

4/30 10:28

あっという間に薩た峠に到着。

4/30 10:28

北を見ると、富士山がドーンと鎮座してました。

4/30 10:28

縦位置にすると締まった感じです。ガイド本などに載っているのは、この構図ですね。

4/30 10:38

薩た峠の北口で、清見オレンジ（2個200円）をGET！

4/30 10:38

薩た峠の北口にも立派なトイレがありました。

4/30 10:40

薩た峠の北口近くの十字路から、農道を通って浜石岳を目指します。

4/30 10:44

農道は舗装されているのでスイスイ歩ける・・・と言いたいところですが、この日は暑くて大変でした(笑)

4/30 10:49

浜石岳の登山口に到着。

4/30 10:52

今日は歩行距離が長いので、ストックを持ってきました。

4/30 10:56

ミカン畑の中をしばらく歩くとすぐに車道に出ますが、ここから浜石岳の山頂まではずっと山道です。

4/30 10:57

ミカン畑の中からも良い眺めです・・・

4/30 11:00

この玉石垣の脇には、打ち捨てられた作業小屋がありました。昔は今以上にミカンの生産が盛んだったのかもしれません。

4/30 11:03

こちらのモノレールも捨てられているようです。

4/30 11:05

少しの間竹林の中を抜けますが、あちこちでタケノコが掘られていました。盗掘じゃないと良いのですが・・・

4/30 11:08

桟道はこの一箇所でしたが、腐って板が抜けている箇所があるので要注意です。

4/30 11:12

クサイチゴ。暗い人工林の中で、少しでも日射しがある場所にはクサイチゴが生えていました。

4/30 11:13

ベニシダの若葉は真っ赤なので分かりやすいです。

4/30 11:20

ここでエネルギーチャージ！

4/30 11:24

山頂まではまだまだ遠いようです・・・

4/30 11:29

少し前なら暖かい日差しが感じられる伐採地はありがたい存在でしたが、今日は暑くて仕方ないです（既に汗だく）

4/30 11:33

花の無いフモトスミレ。近くの株も花が萎んでいました。

4/30 11:38

ササ藪（右）とヒノキ人工林（左）の間を抜けて・・・

4/30 11:42

少し下るとシダの谷が姿を現しました。ここに生えているシダは、いずれもイノデ類だと思います。

4/30 11:46

フモトスミレ、今度は咲いていました。

4/30 11:48

これはキジノオシダ類かな？

4/30 11:50

ちょっと立花池に寄り道します。

4/30 11:53

立花池を目指して、ヒノキの人工林の中を少し下って行きます。

4/30 11:54

「千古の神秘と幽玄の境地」・・・これは期待できそうです。

4/30 11:56

ここが立花池。ただの泥水の溜まった池で、かなりガッカリしました。

4/30 12:04

アリドオシ。1cmほどの葉と同じ位の長さのトゲがありますが、蟻を突き通すほど細く鋭いのでこの名が付いたようです。

4/30 12:09

コクランの仲間（Liparis属）と思われる蘭の株。地味な花なので、キンランやエビネのように注目されることもありません(涙)

4/30 12:21

正月飾りにも使われるシダ植物のウラジロ。静岡県あたりでは、明るい人工林の中で繁茂していることが多いです。

4/30 12:26

空腹に耐えかねて、ベンチも何もない場所で昼食にしました。

4/30 12:27

安定の味(鯵)で美味しかったです。

4/30 12:42

"但沼"がどこかは分かりませんが、立花池を見た後だと大したことがなさそうに思えます。

4/30 12:43

浜石岳山頂に向かってジリジリ登っていきます・・・

4/30 12:44

カンアオイの仲間を発見。

4/30 12:44

ランヨウアオイかなと思いますが、花を解剖しないと識別できませんね。

4/30 12:49

階段を登って・・・

4/30 12:53

今度は平坦地。薩た峠から、こうやって坂と平坦地が何度も繰り返します。

4/30 13:02

電波塔・・・ということは、山頂はもうすぐ！

4/30 13:05

林内にはエイザンスミレ。清楚な白花が良いですね。

4/30 13:07

日なたにはスミレ。

4/30 13:10

最後まで緩い登り坂です(笑)

4/30 13:11

ようやく浜石岳の山頂に到着！

4/30 13:11

何にも遮られない富士山。絶景です。

4/30 13:12

富士山〜大平山・大丸山〜駿河湾までが一望できます。

4/30 13:12

ちょっと霞んでますが、駿河湾も良い眺めです。

4/30 13:13

山頂で見つけたミツバツツジ。透き通った花びらが何とも爽やか。

4/30 13:14

浜石岳の山頂は気持ちの良い芝生なので、休憩するのに最適です。

4/30 13:19

浜石岳から北に下ると、すぐに駐車スペースに着きます。

4/30 13:28

駐車スペースの脇から、再び山道を下ります。

4/30 13:29

これは（たぶん）ニオイタチツボスミレ。

4/30 13:30

こちらは普通のタチツボスミレ。

4/30 13:35

ここからはずっと車道歩きです。

4/30 13:39

ヤマルリソウ。今日はここでしか見つけられませんでした。

4/30 13:42

左は野外センターへの道で、右は浜石岳への道（※下ってきた道）。

4/30 13:44

駐車場脇から富士山がチラリ。

4/30 13:51

三本松という場所を経由するルートあるようですが、ガイド本には載っていませんでした。

4/30 13:53

コシダ。暖地の比較的明るい場所に生えるシダです。

4/30 13:53

沿海地なので、これはハコネウツギでしょうか？

4/30 13:58

公衆トイレを見つけたので、使わせて頂きました。ちなみに、このトイレは一応「チップ式トイレ」です。

4/30 14:07

海がかなり近くに見える・・・ということは、山頂からかなり下ってきた証拠ですね。

4/30 14:10

霞んでいるものの、まだ富士山が良く見えます。

4/30 14:13

スイカズラの花。白い花が徐々に黄色くなるそうですが、この株は真っ白な花ばかりでした。

4/30 14:19

小さな休憩所の奥にも、富士山がひょっこり顔を出していました。

4/30 14:23

また来ま〜す！

4/30 14:30

この歩道橋で新幹線の線路を越えていきます

4/30 14:38

さすがサッカー王国。実に静岡らしいマンホールです(笑)

4/30 14:43

海産物を扱う「望仙」で、干し桜えびをGET！

4/30 14:47

東海道線の線路と由比駅が見えてきました。

4/30 14:50

桜えびのゲートをくぐると・・・

4/30 14:50

ゴール地点の由比駅に到着。

4/30 15:02

締めは食堂「あおぞら」で、桜えび定食（1200円）を頂きました。

4/30 15:13

さよなら由比駅・・・

撮影機器：

PENTAX K-5 II s ペンタックス

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 雨具 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 計画書 GPS 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

ardisia

[コース]
「空気の澄んでいる午前中に薩た峠で富士山の写真を撮って、その後で浜石岳に登ろう」と考えて、一般的なコースの逆となる【興津駅→薩た峠→浜石岳→由比駅】というコースを設定しました。
実際に登ってみると、興津駅から浜石岳まで10km以上もダラダラした登り坂が続き、しかも標高400m〜500mの間で小さなアップダウンが多くて中々標高を稼げないため、上りで予想以上に消耗しました。
ガイド本で紹介されているコースは由比駅から登るものばかりですが、実際に歩いてみるとその理由を実感できました。
浜石岳からの下りはほぼ車道歩きだったので、ストックを使ってサクサク歩いてあっという間に由比の市街地へ出ましたが、東海道（県道396号線）に出るまでの道が曲がりくねっていて道迷いしそうでした。

[展望・景色]
・薩た峠：定番の富士山のビュースポットで、駿河湾の向こうに富士山が見えます。もっと寒い時期に来れば、澄んだ空気で富士山がよりくっきりと見えたかもしれません。
・立花池：「幽玄の神秘」の池だそうですが、湯河原の自鑑水と同様に「単なる泥水の溜まった場所」にしか見えませんでした。
・浜石岳：富士山の展望が良いだけでなく、駿河湾も一望できる素晴らしい場所です。山頂は気持ちの良い芝生なので、ここで昼食にすると良さそうです。

[動植物]
・興津駅〜薩た峠：目立った草木はありませんが、野生化したビワがやけに多いのが気になりました。
・薩た峠〜立花池：大半が人工林を通る道でしたが、スミレ（タチツボスミレ、フモトスミレ）やクサイチゴの花を見られました。また、林内ではサカキやアリドオシなど、暖地の常緑樹が見られました。
・立花池〜浜石岳：スミレ（スミレ、フモトスミレ、エイザンスミレ）を見られたほか、山頂ではミツバツツジの花が満開でした。
・浜石岳〜由比駅：車道脇でヤマルリソウやムラサキケマン、ハコネウツギ(？)、スイカズラなどの花が咲いていました。

[飲食・お土産]
薩た峠の駐車場で、お土産兼ウェイトとして清見オレンジ（2個、200円）を買いました。
次に東海道（県道396号線）沿いの「望仙」というお店で、干し桜えび（60g、1150円）を買いました。かなり高価ですが、お土産屋や都会のスーパーで買うよりはやや安いと思います。
最後に由比駅前の飲食店「あおぞら」で、桜えびの釜揚げ・佃煮・かき揚げがセットになった桜えび定食（1200円）を頂きましたが、こんなに桜えびを食べたのは初めてかもしれません。

コメント

yamaonse

桜エビうまそ！
こんばんわ。いつか行ってみたい浜石岳とさった峠、冬場のレコが多いように思いますが、春先もパステルカラーの世界が素敵です。海が近いから、植生もちょっと違うようにも思えます。大胆な富士山の光景も開けっぴろげでいいですね。

ardisia

Re: 桜エビうまそ！
yamaonseさん、こんにちは。

薩た峠〜浜石岳の間は特に見るものも無く、人工林の中をとぼとぼと歩くことになります。
そのため、浜石岳の山頂手前の駐車場に車を止めて、駐車場から山頂までをピストン（※往復２時間ほど？）するのが良いと思います。

桜えびは今が旬のようで、取れたての桜えびがとても美味しかったです。
また、5/3には由比桜えび祭が開催されるという情報を食堂「あおぞら」で聞いたので、GWの中盤に向かってさらに由比の街が賑やかになりそうです。