鳥海山 (象潟口往復)
- GPS
- 06:55
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,360m
- 下り
- 1,345m
コースタイム
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:44
天候 | 快晴 微風・無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口までの雪壁は高いが、ルートの途中では雪が途切れていて、スキーを外さざるを得ないことがあった。藪も出てきている箇所もあり。雪質は全般にザラメだったが、気温が下がると堅くなりそう。 |
写真
感想
3年ぶりの鳥海山山スキーに選んだコースは象潟口からだったが、思いの外積雪が少なくて、楽しめなかった。千蛇谷の滑降は快適だったのだが。
埼玉の自宅は深夜に出発。連休、しかも好転予報なので大渋滞が想像されたが、新潟周りで遊佐町に着くまでは渋滞は回避できた。しかし道中のパーキングエリアは軒並み満車で、トイレに行くのも困るくらいだった。象潟口の登山口駐車場には8時30分ころ到着。ここにくるまでに吹浦口を通り過ぎてきたが、既に満車状態だった。こちらは観光客向けでまだゲートが開いて間がないためか、スペースに余裕はあった。快晴の空、雲一つない。今日は暑くなることを予想し、アウターとミドルのジャケットは初めから着ないでザックに入れておく。ほぼアンダーだけで歩行開始。ここまでの雪壁は高かったので積雪も期待できたのだが、歩き始めてすぐに雪が途切れる。こちらはシール歩行をしていたので当然スキーを脱ぐ。いったいいつ雪が繋がるかと思ったが、結局10分ほどスキーを手に持って歩くことに。連休の鳥海山でもこんなに雪がないとは誤算だった。ここでだいぶ時間をロス。雪が繋がりシール歩行を開始しても時折藪が出てきたりで状況は芳しくない。ここでも時間をロス。普段は時間を気にせず歩くことがほとんどだが、今日は何せスタートが遅く、ゲートが夕方5時には閉まってしまうので気にしない訳にはいかない。先を急ぎたいが様々あって遅々として進まない。吹浦口との合流付近になると以前の記憶がよみがえり、少しペースの順調になる。御浜小屋で小休止。小屋はまだほぼ雪の下だった。この付近からはまだ雪の下の鳥海湖がよく見える。この先は一回大きく下るので、帰りは登り返しになる。行きは良いのだが帰りは本当にきついところだ。シールを付けたままで下り、また登りに入る。今日は千蛇谷の滑降をする予定で来たので下降点をさがすが、、、。岩が露出していたり、途中で鎖が出ていてスキーでは到底降りられそうにない。ここでスキーを背負ってトラバース気味に歩く。既にステップがあるのでそれほどは緊張しないが、落ちないように慎重に歩く。今日初めてウィペットが役に立った。先行者は途中でスキーを履いたようで自分もそれに習う。シールのまま下り無事に千蛇谷に到達。出発から既に3時間以上経過していて、この時点で自分の予定よりもだいぶ遅いことに気付く。前半の藪や夏道歩きが影響したようだ。休憩もそこそこに歩き始める。ここを歩くのは二度目だが、やはり日本離れした景色だと思う。登りの際右手には絶壁があってまだ雪が付いているものの、いつ落ちてきても不思議ではない。実際にデブリが谷に落ちていた。今日は朝からずっと快晴で風も弱く、谷に入ってからは風は完全に死んでしまったので、夏の登山のような軽装でも暑くて仕方ない。雪面からの照り返しのせいもあるだろう。暑さと長時間運転の疲労でペースも上がらず、足も痙攣の兆候が出始める。ここで足が攣ったら山頂は諦めざるを得ないが、次回がいつになるか分からないので多少無理してでも行くつもり。でも13時30分をリミットに戻る準備が必要とも考えた。13時を回り、残り時間が少なくなってきたが、ようやく新山の山頂に到着。周囲はぐるりと見渡せた。しかし時間がないので観望も休憩もそこそこに滑る準備を始める。足が攣らなければいいがと思いつつ出発。4時間以上かけて到達した山頂には20分も滞在しなかった。雪質は水を含んで重くはなっているものの良質なザラメで、板が止まるようなことはなかった。特に千蛇谷はロケーションが最高なので一気に滑ってしまうのが勿体ない。それでも先を急ぐ必要もあるので自分としては早めのペースで滑り、下降点に到着。ここでスキーを担ぐ。下降点は帰りはスキーを使えず長めのトラバースがあり緊張した。元に戻りスキーをはいて少しだけ滑る。登り返しがあるのでまたスキーを担ぐ。今日は滑っている時間よりも背負っている時間の方が長いくらいだ。扇子森のピークでスキーを履く。吹浦口であればこのまま最後までスキーをはいたままでいられるのだが、今日は最後はまたスキーを担ぐ。好きで来ているとはいえ、さすがに嫌になってくる。帰りは小屋では特に休憩もせず素通りし、元来た象潟口を目指す。既に午後2時を回っていて周囲に登山者の姿は少ない。天気は相変わらず良いが、5時に閉まるゲートが気がかりだ。象潟口方面に下りつつ滑り、最後は30分?ほど板を背負って夏道を歩いて無事駐車場に到着。17時のゲート閉門には十分間に合ったが、暑さにやられ、帰りの時間を気にしながらの行動だったので、途中景色を楽しむ余裕があまりなかった。鳥海山は遠いので毎年は来られないが、次回は象潟口は避けると思う。
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