ゼロ磁場の『気』は本当にあるのか?:分杭峠(伊那のパワースポット)

2011年05月21日(土) [日帰り]

• GPS: 02:50
• 距離: 6.5km
• 登り: 113m
• 下り: 562m

コースタイム

1.分杭峠近辺散策

　分杭峠→気場の斜面まで徒歩約5分
　分杭峠→水汲み場まで徒歩約10〜15分程度

2.分杭峠→シャトルバス駐車場

　徒歩約1時間

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

1.自宅→シャトルバス駐車場　《マイカー》
　自宅発10:50-箱崎IC-首都高/中央自動車道-駒ヶ根IC-
　シャトルバス駐車場着14:50頃
　
　※駒ヶ根ICからの県道49号線や国道152号線(秋葉街道)は
　　分杭峠に近くなると非常に狭くなるので対向車や車のすれ違いに要注意

2.シャトルバス駐車場→分杭峠　《シャトルバス※》
　シャトルバス駐車場発15:30頃-分杭峠着15:45頃
　※ http://www.travice.jp/bungui/
　　大人1人/往復で800円、片道で600円
　　帰りは分杭峠から駐車場まで歩きました。所要約1時間。

3.シャトルバス駐車場→自宅　《マイカー》
　シャトルバス駐車場発18:40頃-国道152号線-杖突峠下の展望台19:15頃
　国道20号線-甲州ほうとう「小作」20:30〜21:25頃-甲府昭和IC-
　中央自動車道-高井戸-甲州街道等-自宅23:10頃着

コース状況／危険箇所等

特に危険なところはありませんが、
水汲み場への道は土砂崩れで通行止めになっていました。
(かなり多くの人が入り込んでいるようですが、
　看板にあるとおり行く場合には自己責任で!)

写真

駒ヶ根ICで中央高速を降りて県道49号線(駒ヶ根長谷線)をマイカーで東に向かうと、国道152号線(秋葉街道)にぶつかります。
右に行くと分杭峠方面。こちらには駐車するところがないので、左折してシャトルバス発着所の駐車場に向かいます。
(写真は後で分杭峠から歩いているときに撮ったものです)

秋葉街道を分杭峠の方を見ると、平日は通行止めになる時間があると書いてありました。
(写真は後で分杭峠から歩いているときに撮ったものです)

秋葉街道沿いに、峠のつづら折りを少し下り、少し進むと右側にシャトルバスの発着場が見えてきます。

右折して入っていくと駐車場があります。15:00少し前に到着。WEBではバスの最終便は15:30発と出ていたので何とか間に合いました。

車から下りてここで切符を買います。往復は600円ですが、家内と帰りはここまで歩いて戻ると決めていたので片道400円×2人分を支払います。

次の便は15:00の予定ですが、今日は分杭峠に入っている人が多くシャトル便が遅れているため出発は15:15頃になりそうとのこと。それでもバスはなかなか到着しません。

時間があるので周囲を散歩します。写真の左側にある看板にゼロ磁場の水汲み場への道が通行止めと書いてあったので、空のペットボトルを折角持ってきたのにと落胆。車で来た道を振り返ると右側に「零磁場ミネラル株式会社」とかいう会社のミネラル水工場?と水の販売店があります。ついつい500mlのペットボトル(250円)を買ってしまいました。

近くのバス停も撮ります。1日4本しか通らないようですね。

漸く15:25に2台のマイクロバスが到着。2台とも満員で親子連れから年配の方まで幅広い年齢層の人々がどっと降りてきました。結構な人気スポットです。人出のピークをはずすことができてよかった、と思っていたのですが・・・。

マイクロバスに乗り込んで15分程で分杭峠に到着。ここの駐車場や付近にマイカーの駐車はできません。我々が乗ったバスは奥の方の1台。何だかよく分かりませんが我々のバスの後に近くの仙流荘からの団体のバス3台がくっついてきました。いやな予感・・・。

ここが分杭峠。一つ前の駐車場の写真は左側の152号線の標識の少し向こうから撮ったもの(写真の左の下の方)。

峠。左側にはパイロンが置いてあって駐車できないようになっています。

さて、まずは有名な「気を感じるスポット」に行ってみましょう。駐車場から南方向に下る細い道を誘導員に案内されます。

おっ!あそこか!

時間も遅いので、人がそれほどいない。よかった!早速座って深呼吸タイム。静かでいいですねー、鳥のさえずり、そよ風、木漏れ日となかなか気持ちいい。

下を見ると、よくパワースポットとして紹介されるときに写真でよく見る風景が目に飛び込んできます。

下の方には少しだけ水がでているところがあり、男性が下りていくと、座っているみなさんの注目の的になります。

駐車場の方からガヤガヤとだんだん声が大きくなってきたと思ったら、さっきの仙流荘の団体がやってきました。辺りの静寂はぶち壊し、席は満席になりおばちゃんは狭いところにもお構いなしにお尻をねじこんできます。「気」を感じるどころか、場が「邪気」に支配されてしまった感じでがっかりです。

家内は、せっかく来たのだから1時間はいないとだめ(どこかの有名人が言っていたらしい)と。私は気分が乗らないので付近を散策することにしました。立派なぜんまいです。

ちょっとピンぼけ。

青々としていますが、葉っぱの形を見て、昔、チーズビットというスナックがあったのを思い出しました。

ひっそりと咲いています。

ぜんまいその2。

さて、さきほど通行止めと記されていた水場に行ってみることにしますが、早速行き止まり。ただ向こうから人が歩いてきていたので・・・。

ちょっと進んで見ると、土砂崩れの現場に遭遇。「一切の責任は負いません」と書いてあります。そうですね、お役所もダメだといっているのに入る者の責任までは取れません。よい子は真似してはいけません。

上を見ると、まさに現場です。

通過した後。もう一度いいますが、よい子は真似してはいけません。

さて、水場に到着。既に何人かの人が入っていました。

各方面の情報では、先程の谷筋のスポットよりもこちらの方が「気」が強いとのこと。水が汲めそうなので一旦もどって家内を連れてくることにしました。

戻り際、近くの花をパチリ。

これはかわいい花?何だろうか?

毛虫みたいですね。

緑がいいです。

小鳥たちの声もいい(姿は見えませんが)。

一旦峠に戻り、「分杭峠」の道標の近くに赤テープあり。ひょっとして稜線沿いに何か展望を得られるのではないかと思い、道なき道を登ってみましたが、徒労に終わりました。左側には鹿フェンスあり。

右側は杉。

下りてくると、峠を上から見ることができました。向こうは大鹿村、こちらは伊那市。

あっという間に3台とも出て行ってしまいました。これでやっと静かになります。

先程人であふれかえっていたのが、静かになっていました。

家内を連れて水場に戻って来ました。まだ何人か残っています。

みなさん、まずは携帯で写真を撮っています。

大きなポリタンクを持ってきている人もいます。

長蛇の列になることもあるようですが、ほとんど待たなくてすみました。水は左右2本のパイプから出ています。

右の方で家内が。

左の方で私がペットボトルに収集。

磁石がきかなくなる、といった話もありますが、特段の異常はありませんでした。

「気」はこのあたりからたくさんでているらしい。

さあ、帰りましょうか。

我々が最後になりました。

峠の駐車場に戻りました。バスはないはずですが、夕方になってもちらほら人が立ち寄っているようです。

車道を歩いてもどります。

杉の枝が元気。

やまぶきも威勢がいい。

結構歩いて漸く到着。駐車場には私の車一台だけ。

国道152号線を北上し茅野方面に向かいます。杖突峠を越えたところに景色のいいスポットがあります。去年11月に来たドライブイン横の展望台※ですが、立ち寄ってみると夜景がきれいでした。こちらは諏訪湖方面。
※ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-86079.html

こちらは茅野方面。これまで古いデジカメを使っていて夜は全く写真が撮れずずっと悔しい思いをしていましたが、今年になってから買い換えたので、うまく撮れました。

お腹が減って来たので家内と協議の結果、有名なほうとう屋の「小作」に行ってみることにしました。確か甲州街道沿いにあったと記憶していたので中央道に乗らずそのまま一般道を流して到着。ここは「双葉バイパス店」だそうです。

入口はこんな感じ。大きな旅館のようです。二階もあるようです。

掘りごたつ風の席に案内されました。瓢箪がたくさん。

私は茸ほうとう。1500円。

家内はかぼちゃほうとう。1100円。

お腹一杯になりました。今日も楽しい一日でした。

感想

yamahiro

1.計画

○昨年から南アルプス南部へのアクセス方法をいろいろ調べていて、
　気になることがありました。それは「分杭峠」。
　日本100名山で未踏の聖岳や光岳に行く為のアクセスを調べていて、
　これまで仙丈や塩見に登るときや高遠城址公園に行くときなどに
　使った秋葉街道をずっと南下すればよいのではと、
　地図を見ていると途中で何やらくねくねしたところがあります。
　さらに調べてみると、何とここが有名なパワースポットになっており、
　数年前から密かにブームになっているらしい。

※参考サイト
　■ウィキペディア:
　　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E6%9D%AD%E5%B3%A0
　■伊那市観光株式会社
　　http://www.ina-city-kankou.co.jp/cms/modules/tinyd2/index.php?id=34
　■パワースポット「分杭峠」(ぶんぐいとうげ)ゼロ磁場の情報サイト
　　http://bungui.fineup.net/
　■分杭峠シャトルツアーバス
　　http://www.travice.jp/bungui/
　■ゼロ磁場の秘水
　　http://zerojiba.jp/ownerInformation.html

○また家内がかねがね千畳敷に行ってみたいといっていたので、
　今週は関東百名山を一旦離れて、
　朝イチで駒ヶ岳ロープウェイ&千畳敷散策(行けるのであれば宝剣岳も)
　→昼は分杭峠→秋葉街道を北上し午後は入笠山、
　というプランを立案。

○関東百名山は現在59ですが、甲信越百名山(山と渓谷社刊)も現在40なので、
　2つ積み上がると、などと頭の中で皮算用。

2.実行&総括

○先週は仕事でトラブル多く疲れていて、土曜の当日は見事に寝坊。
　一時は完全に諦めましたが、日曜日は天気予報が悪く出かけられそうも
　ないので、千畳敷は諦めるとしても、
　行くだけ行ってみようかということになりました。

○結果、中央道の下りの渋滞にまんまとはまりました。
　シャトルバスの駐車場に到着したのが15:00前です。
　この時点で入笠山も諦めました。

○駒ヶ根ICから駐車場までの間は
　パワースポットなどともてはやされてはいるが、果たして人がいるんだ
　ろうか?と思えるような山道を車で通りましたが、
　シャトルバスの駐車場で、分杭峠から戻ってきたバスから降りてきた
　人が多いことにびっくり。
　また我々のバスの後には仙流荘からのバス3台で
　大人数の団体もついてきます。
　静かに「気」を感じたいと思っていたのですが、がっかりです。

○そして、肝心の「気」は感じられたか?というと、
　うーん、よくわかりません、というのが正直なところ。
　確かに「気」が強いと言われているというところは、
　そよ風、美しい緑、木漏れ日、鳥のさえずり・・・・などで
　非常に気持ちいい。
　寝不足で感じていたこめかみ周辺の痛みも取れました。
　ただ、果たしてそれが「気」によるものなのかどうかは分かりません。

○まあ、水も汲むことができたので、ちびちびと飲みながら
　何か効果が出るかもう少し様子をみてみましょう。
　もともと科学的根拠がある訳でもなさそうですが、
　とはいえ一応「気」の持ちようともいいますし・・・。

○帰りには甲州街道沿いにある、ほうとう屋の「小作」に寄りました。
　ほうとうは先日訪れた河口湖の宝刀屋みさか路という店に続き2件目です。
　http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-107187.html
　たしかにここもおいしいですが、
　個人的には麺が非常に太くてどうも汁になじんでいない気がするのと
　量を少なくして3分の2位の値段でいいのではないかと。みさか路に軍配。
　反対に家内の評価では、汁のだしがよく出ている、
　具が比較にならない程充実している、量は多すぎるが麺を残せば問題ない、
　という割り切りもあり、小作の勝ち。

○今日は当初計画からするとずいぶんと小規模なツアーに
　なってしまいましたが、それでもいろいろと体験することができました。

コメント

サク姉

ゼロ磁場
yamahiroさん、こんにちわ。

ゼロ磁場、以前から気になっていました
（ちょっと体調不良が続いているので。。 ）

それにしても大賑わいなんですね。
そうなると効果があるのかと思いますが
こんなにも大勢つめかけると
効果も薄れるのでは？という感じもします。

いつかひっそりと行ってみたいですが
当分は人気が続きそうですね。

yamahiro

ゼロ磁場
sakusakuさん、こんにちは。
いつも楽しくレコを拝見させて頂いています

今回運悪くたまたま団体に当たってしまったのですが、
早朝やシャトルバスの遅い時間を狙って行けば
空いているかもしれませんね

それにしても今日は体調はよかったですねー。
何だか頭がすかっとして
風邪気味だったのですが一気に完治してしまいました
(ただ肩の凝りはちょっと残っているので、
100%信じていいかどうかは？？？ )

折角遠いところまで行ってきたのだからと
その気になっているだけかもしれませんが、
それにしても「気の持ちよう」で少しでもいいことが
あるのであれば、結果オーライですね

yamahiro