オートルート Day1(グランモンテ〜アルジャンティエール小屋)
コースタイム
- 山行
- 3:20
- 休憩
- 3:10
- 合計
- 6:30
天候 | 晴れのち吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
氷河上のクレバス、先行するガイドの後を追えば安全。 アルジャンティエール小屋直下、凍っていたら滑落注意。 |
写真
感想
朝、シャモニーガイド組合の事務所でガイドと他のメンバーと顔合わせ。
ガイドはミシェル、フランス人で60歳になるベテランガイド。あちこちで声をかけられていて、オートルートの写真集にも載っている、有名なガイドさんでした。
メンバーは、フランス人男性2名、スイス在住ブラジル人男性1名、ノルウェー人男性1名、スウェーデン人女性1名、日本人女性1名(私)で、全員1人での参加でした。
簡単に自己紹介してから、ガイドによる装備チェックと行動食の分配。
苦心散財して軽量化に努めたものの、パンパンのザックはずっしり重く、敢えて重量は測りませんでしたが、軽く13〜14kgありそうでした。
結局、ガイドの指示で、私はピッケル、スコップ、プローブを置いて行く事になりました。見るからに華奢で体力無さそうなので、少しでも荷を軽くしてやらねば、という判断でしょう。ピッケルよりも大事な7日間分の手足用ホッカイロ(末端冷え性なので必需品)と、カメラを2台持っていた事は、もちろん内緒(笑)
ツアーの終了後、ツェルマットからは、ガイド組合の送迎サービスを利用してシャモニーに戻るのが一般的のようで、他のメンバーは山に持って行かない荷物をガイド組合事務所に預かってもらっていました。
私は、ツアー後そのままツェルマットに滞在して、観光してから帰国する計画だったので、要らない荷物はスーツケースに入れて、ツェルマットのホテルまでの郵送をAPJに依頼しました。シャモニーはフランスなので、一番近いスイスの郵便局までの往復交通費と郵便料金を含めて、なんと100ユーロ!(○ったくりでしょ)自分で送る時間は無かったので仕方ありませんでしたが。
天候不良等でルートや日程が変わる確率も高いので、やはり荷物はシャモニーで預けて、シャモニーに戻って来るようにした方が無難だと思います。
グラモンテスキー場のロープウェイの中間駅で、高度順応している間にメンバーと色々おしゃべり。ここでスウェーデン人の仕切り屋ミラおばさんがのたまった。
「日本人ってツェルマットにいっぱい来るけど、皆登りもしないでマッターホルンの写真ばっかり撮ってるわよねー」(えぇ、私、いつも写真ばっかり撮ってます)
ミラおばさんはマッターホルンに登ったのが自慢で、1日に1回は必ずマッターホルンの話が出てきます。
このミラおばさんの発言で、写真を撮りにくくなってしまったのは私だけではなかったようでした。行動中は、なるべくミラおばさんより後ろに着いて撮っていました。小屋の美味しいディナーの写真も撮りたかったのですが、カメラを出すとミラおばさんが煩いので、ツアー中の食事は1枚も撮っていません。
高度順応が終る頃には天候が悪化して来て、グラモンテのコルからは、所々岩が露出した固い斜面を慎重に滑り降りました。私はまだ富士山に登った事がないので、人生初の3200mからの滑走。重いザックに振られてバランスを崩さないか心配でしたが、意外と大丈夫だったのでひと安心。
シールを着けて歩き出して間もなく、フランス人ドクターが「シールが片方無い!」と探しに戻り、すぐに見つかったものの全く粘着できず、ガイドがテープを巻いて固定。ホテルでレンタルして、何のチェックもして来なかったらしい。(まじかっ?!)
アルジャンティエール小屋は、崖の中腹のような場所に建っていて、最後の数mは板を外してツボで登りましたが、ツルンツルンで冷や冷やでした。
小屋は満員御礼のようでしたが、定員予約制なので、布団は1人1枚、夕食も交代制ではなく、スープからデザートまで時間をかけてゆっくり。お料理は大皿で出てきてテーブルで取り分け、無くなったらお代わりをもらえます。メインディシュのお肉もお代わりOK。食後もそのままテーブルでおしゃべりしたり、ゲームしたり。
これはスイスの山小屋でも同じでした。料金的には日本の山小屋とさほど変わらないのに、すごい違いです。
donaさんおはようございます!
ミラおばさんの話に食いついてしまいました
日本の白山市にも似たようなミラーおじさんという人がいますが(笑)
昨年スイスの山小屋に一泊させてもらいましたが、同じような感じでした。来年休みがもらえるので私も行ってみたいと思います
momochannさん
ミラおばさんは強烈でしたが、
嫌になったら頭の中の翻訳スイッチを切ってしまえば、
何言ってるかわからなくて気にならなくなるので、意外と気楽でした。
日本人のミラおばさんやミラーおじさん?の方がストレス溜まりますね。
momochannさんは、多分普通のオートルートでは物足りないので、
貧乏人ルート(ロープウェイ等を使わずに全て自力で登る)か
パトロールルート(通常6日間のルートを3日間で走破)
がいいと思いますよ
モモちゃん、
ミラさんとミラーさんを掛けた気転に座布団1枚(爆)
ドナさん、
ほんまかいな!
オートルートはまあ、
標高4000mは超えないにしても、
4000m近くまで登ったでしょ!
3200mが人生最高標高だったとは・・・
頭痛地獄でなくて幸いでしたね。
結果論ですが
クマ
クマさん
そうなんです。今まで北岳が最高峰だったので、
高度障害が出るかも・・・と覚悟はしてたんですが、
ベテランガイドのペース配分が良かったお陰だと思います。
立山でも時々頭が痛くなるのは、着いてすぐガツガツ登り出してるせいかも。
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