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Yamareco

記録ID: 1128007
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山滑走
ヨーロッパ

オートルート Day2(アルジャンティエール小屋〜シャンペ)

2017年03月26日(日) [日帰り]
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dona その他6人

コースタイム

日帰り
山行
6:50
休憩
2:00
合計
8:50
7:00
50
アルジャンティエール小屋(2771m)
7:50
190
アルジャンティエール氷河(2390m)
11:00
11:30
120
パッソンのコル(3028m)
13:30
15:00
50
ル・トゥール(1480m)
15:50
シャンペ村
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー
コース状況/
危険箇所等
パッソンのコルへのルンゼ、滑落注意、雪質が悪ければロープ必要。
ル・トゥールへ下る谷、クレバス多数、雪が切れて岩が露出している箇所も多くルーファイが難しい。
キリッと冷え込んだ朝。小屋から出ると、昨日からの新雪でふかふか♪
2017年03月26日 06:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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3/26 6:32
キリッと冷え込んだ朝。小屋から出ると、昨日からの新雪でふかふか♪
朝日が向かいの峰々を照らす。
2017年03月26日 06:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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3/26 6:45
朝日が向かいの峰々を照らす。
小屋の右手にツボで少し登ってから、アルジャンティエール氷河に向かって、朝一パウダーをいただき。
2017年03月26日 07:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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3/26 7:00
小屋の右手にツボで少し登ってから、アルジャンティエール氷河に向かって、朝一パウダーをいただき。
シールを着けて氷河をゆるゆると歩いてから、アイゼンに切り替えて氷河から斜面に上がる。
2017年03月26日 07:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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3/26 7:40
シールを着けて氷河をゆるゆると歩いてから、アイゼンに切り替えて氷河から斜面に上がる。
パッソン峠に向かって登って行きます。
2017年03月26日 08:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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3/26 8:35
パッソン峠に向かって登って行きます。
振り向くと、素晴らしい景色が広がって来ました。
2017年03月26日 08:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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3/26 8:35
振り向くと、素晴らしい景色が広がって来ました。
フランス人ドクターが遅れているお陰で、立ち止まっては写真撮りまくり。
2017年03月26日 09:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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3/26 9:02
フランス人ドクターが遅れているお陰で、立ち止まっては写真撮りまくり。
稜線が呼んでる。
2017年03月26日 09:13撮影 by  DMC-GM1S, Panasonic
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3/26 9:13
稜線が呼んでる。
パッソンのコルへの取り付きが見えて来ました。
2017年03月26日 09:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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3/26 9:56
パッソンのコルへの取り付きが見えて来ました。
暑〜い
2017年03月26日 10:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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3/26 10:20
暑〜い
パッソンのコル到着。
2017年03月26日 11:23撮影 by  DMC-GM1S, Panasonic
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3/26 11:23
パッソンのコル到着。
最後のルンゼは60度!流石に途中で写真は撮れませんでした。だって、ピッケル無しですから(怖)
2017年03月26日 11:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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3/26 11:03
最後のルンゼは60度!流石に途中で写真は撮れませんでした。だって、ピッケル無しですから(怖)
上から覗き込んでも、急すぎて下が見えません。
2017年03月26日 11:23撮影 by  DMC-GM1S, Panasonic
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3/26 11:23
上から覗き込んでも、急すぎて下が見えません。
ドクター待ちで、のんびり休憩。
2017年03月26日 11:23撮影 by  DMC-GM1S, Panasonic
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3/26 11:23
ドクター待ちで、のんびり休憩。
モンブランも見えてます。
2017年03月26日 11:24撮影 by  DMC-GM1S, Panasonic
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3/26 11:24
モンブランも見えてます。
本日の核心を越えて(と思い込んで)余裕の笑み。
2017年03月26日 11:26撮影 by  DMC-GM1S, Panasonic
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3/26 11:26
本日の核心を越えて(と思い込んで)余裕の笑み。
天国みたいな
2017年03月26日 11:25撮影 by  DMC-GM1S, Panasonic
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3/26 11:25
天国みたいな
ル・トゥール氷河
2017年03月26日 11:25撮影 by  DMC-GM1S, Panasonic
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3/26 11:25
ル・トゥール氷河
こんな絶景を眺めながら
2017年03月26日 11:41撮影 by  DMC-GM1S, Panasonic
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3/26 11:41
こんな絶景を眺めながら
パウダーラン♪ラン♪ラ〜ン♪
2017年03月26日 11:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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3/26 11:43
パウダーラン♪ラン♪ラ〜ン♪
ドクターがもう限界なので、予定を変更してル・トゥールに下ります。本当の核心はここでした。狭くてガリガリの急峻な谷、クレバス、藪漕ぎ、岩からジャーンプ!で、写真なんか撮ってる余裕無し。
2017年03月26日 13:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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3/26 13:01
ドクターがもう限界なので、予定を変更してル・トゥールに下ります。本当の核心はここでした。狭くてガリガリの急峻な谷、クレバス、藪漕ぎ、岩からジャーンプ!で、写真なんか撮ってる余裕無し。
ぐったり疲れて下山。
ドクターはここでリタイアしてシャモニーに帰りました。
2017年03月26日 13:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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3/26 13:43
ぐったり疲れて下山。
ドクターはここでリタイアしてシャモニーに帰りました。
タクシーで国境を越えてスイス、シャンペ村のロッジに到着。
静かで落ち着いた雰囲気。野菜たっぷりの食事がとても美味しくて、素敵なロッジでした。
2017年03月26日 15:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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3/26 15:51
タクシーで国境を越えてスイス、シャンペ村のロッジに到着。
静かで落ち着いた雰囲気。野菜たっぷりの食事がとても美味しくて、素敵なロッジでした。

感想

 晴れ、新雪、絶好のコンディションで2日目がスタートしました。
ガイドのブリーフィングは基本英語ですが、フランス訛り?なのか発音が舌を巻いていて聞き取りにくく感じました。私以外はフランス語もわかるので、誰かがフランス語で話し出すと、そこから先はフランス語になってしまって???
でも状況を見れば、何をしなければいけないか、何に注意が必要か、は大体わかるので、特に困る事はありませんでした。

 フランス人ドクターのシールは、昨夜ガイドがどこからか調達したグルーを塗りつけて復活したようでしたが、ドクター自身の体力と技量が不足していました。
パッソンのコルへのルンゼで、とうとう大声をあげて泣き始め、フランス語なので意味はわかりませんが、もう辛くて怖くて耐えられないと泣いていたようです。
仕切り屋ミラおばさんの叱咤が飛び、更に彼を追い詰める・・・

 ガイドから「危ない所はロープで確保するから心配いらない」と言われてピッケルを置いて来たのに、ガイドはドクターに付きっ切り。
60度の急登をピッケル無しで登るなんて!ちょっとでもバランス崩したら、板とザックの重みに引きづられて滑落です。こんな時、体重が軽いと本当に不利だと思う。息が上がってクラクラしないように、一歩一歩ゆっくり登って無事クリア。でも、安心するのはまだ早かった。

 パッソンのコルからのパウダーランは、雲の上を滑っているみたいで最高でした。
日本と違って雪が降らない日の方が多いヨーロッパアルプスでは、パウダーを滑れる機会は少ないと聞いていましたが、ガイドも他のメンバーも歓声を上げて大喜び。
陽気なブラジル人のビクターはパウダー大好きで、板もファット。
「日本では毎日パウダーが滑れるって聞くけど、本当?」「うん、冬は毎朝雪かきするし、毎週末パウダー滑りに行くよ」「え〜すんげ〜っ!」(最近暖冬で、そうでもないけどね)

 予定では更に峠を越えてシャンペまで下りるはずでしたが、もうドクターは無理だと判断したガイドは、ルートを変更。
ガスの中をクレバスを避けながら滑り、狭くて急峻な谷を斜滑降でずり落ち、岩が露出する崖をトラバースして、スキー板のまま岩の上に登って飛び降りて、藪に突入して枝を掻き分け、悪雪に足を取られて、ヘトヘトになってル・トゥールに下山しました。
距離はシャンペよりずっと近かったけれど、技術・コンディション的には返って難しかったんじゃないか、という気もします。

 この日気付いたのですが、ドクター以外のメンバーは、体力とそこそこの技量はあるものの、ガイドとちょっとでも離れてしまうと、どこからどう行けば安全か、の判断を自分ではできないようでした。おそらく自力での山行経験が殆ど無いのでしょう。所詮はガイドに頼っているレベル、という事です。今回は私もそうですが。

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