オートルート Day7(ベルトール小屋〜ツェルマット)

コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:40
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ベルトール小屋の梯子、下りはゆっくり落ち着いて。 |
写真
感想
いよいよ最終日。約束した訳でもないのに、皆いつもより早く起き出して静かに戦闘準備開始。まだ暗いうちに小屋の玄関前に集合し、またアンザイレンで梯子を降りました。
トップを任されたビクターはヤル気満々で「ボクが先に行くからゆっくり着いて来て!」私がびびってるとでも思ってるんでしょー(笑)実は夜中に星を見に踊り場まで降りてるんだけど、ガイドに知れると怒られそうだから内緒です。
下まで着いてロープを外していると、ミラおばさんが「早く行って」とわめき出した。静かでピンと張り詰めた朝の空気が台無しだ。思わず「うるさいっ」と声が出てしまった。けど、どうせ誰も日本語はわからない。何を言っても誰もわからないんだ。そう思ったら何だか可笑しくなって来て、それからミラおばさんが何かわめく度に「オーライ」と言ってるような振りして「うるさい」と返事してました。あーすっきり。
コルから朝日に染まるマッターホルンを目指して、テートブランシェまでは殆ど写真も撮らずに黙々と登りました。
テートブランシェのピークからは、あんなに遠かったマッターホルンが目の前に。出発前はリタイア覚悟でしたが、無事ここまで辿り着けました。感無量です。
他のパーティーは全員で肩を組んで記念撮影してるのに、うちのパーティーは無しですか?寄せ集めの公募パーティーとは言え、7日間も一緒に頑張って来たんだから、せめて最後くらい全員で・・・と言いたかったけど、またミラおばさんが煩そうなのでやめときました。
ツムート氷河まで下りてきて、あぁもうすぐ終わりなんだ・・・と感慨に浸りながら滑っていたら、モナカに足を取られて思い切りコケました。何と、7日間で転んだのはこれ1回きり。やれば出来るものです。普段よく転ぶのは、絶対に転ばない!という強い信念が足りないだけなのかも。
ツェルマットに到着し、街中のカフェで皆で乾杯してランチ。
ガイドのミシェルが、こんなに天候に恵まれる事は稀だと言っていました。悪天候で入山を遅らせたり、途中で下山したり、ショートカットしたりで、予定通りに縦走できない事の方が圧倒的に多いそうです。私も晴れ女ですが、ミラおばさんも晴れ女だったんだと思います。初めてのマッターホルンを無風快晴で登頂したというのが、その証拠。
駅で皆と握手をして別れ、オートルートツアーは無事終了しました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する