神仙平〜明星ヶ岳〜中尾 新緑と花の大峰



- GPS
- --:--
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,371m
- 下り
- 1,414m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
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感想
大峰をよく知っているYさんに神仙平を案内していただきました。
コースは林道〜神仙平〜舟のタワ〜明星ヶ岳〜中尾〜湯ノ又です。
ネットで見ても逆コースはありましたが、この周回は見つけられませんでした。
Yさん曰く、中尾は登りに使うときつく、また崩れた林道歩きは疲れた足にはしんどいとのことでのコース取りでした。
湯ノ又に私の車を置いて、Yさんの車で林道通行止めまで行きました。
ここからは崩れた林道歩きです。
まずは地下足袋を脱いでの渡渉。
私もYさんも地下足袋です。私に地下足袋登山を教えてくれたのがこのYさんです。
林道は大きく崩れて高巻するところが何か所もありました。
滑りやすかったですが、地下足袋が威力を発揮しました。
林道歩きというよりは幅の広い登山道を歩いている感じです。
展望もよく、新緑がきれいで、おしゃべりしながら2時間足らずで林道終点に着きました。
ここからは特に決まった道はなく、適当に歩きやすいところを選んで登って行きます。
晴れているので、目標に向かえばいいわけです。
カラッハソウ谷から樹林帯に入り、なだらかな神仙平を目指しました。
神仙平は平な所はほとんどなく、緩い傾斜の斜面といった感じでした。
草原になっていて展望が良くとても気持ちのいい場所でした。
奥駈道が上に続いています。
特に休憩するというわけではなく、ゆっくり何度も立ち止まっては景色を楽しみました。
途中でテント泊したという方に会いましたが、どのあたりでテントを張ったのでしょうか。
Yさんが聞いた話によると、神仙平は昔の姥捨ての場所だったそうです。
今は草原ですが、古い大きな木の切り株がいくつもありました。昔はうっそうとした森だったようです。
このあたりは、七日迷、迷平とも言うようで、昔は木が茂って迷いやすかったのかも知れません。
神仙平からも適当に奥駈道を目指して登ります。
ミヤマカタバミがたくさん咲いていました。
舟のタワあたりに出ました。
休憩していると、ひこにゃんをつけた方が通りかかりました。
Hacchyさんでした。
奥駈道は五鈷峰あたりで大きく崩れていました。
迂回路の急な斜面をよじ登っていると、Yさんが歓声を上げました。
オオミネコザクラが咲いていました。
まさか見られるとは思っていなかったので、「ご褒美だね」と喜び合いました。
明星ヶ岳で休んでいると、先ほど追い越したHacchyさんが登ってきました。
彼のコースを聞いてびっくりしました。
湯ノ又の先から七面尾に上がり、七面山〜明星ヶ岳〜トップリ尾の周回だそうです。
大峰のバリルートに詳しいYさんと話が弾んでいました。
明星ヶ岳から湯ノ又に下る中尾のコースは昔は歩かれていたようで、古い標識が何度か出てきましたが、最近は歩かれていないようで、踏み跡はあまりなく、倒木が多く歩きにくかったです。
途中からは道もわかりやすい尾根道になり、神仙平から奥駈道がよく見えるようになりました。
シロヤシオが1本咲いた木があり、うれしくなりました。
シャクナゲも1本咲いた木がありました。
アケボノツツジも数本咲いていました。
長いけど、歩きやすい道になりました。
湯ノ又に下ると先のHacchyさんが下山していました。なんて速足なんでしょうか。
またちょっと立ち話をして別れました。
私たちは、車で登山口に行き、ここでYさんと別れました。
憧れの神仙平はとても気持ちのいい、素晴らしい景観の場所でした。
たくさんのミヤマカタバミ、思いがけないオオミネコザクラ、シロヤシオ、シャクナゲ、アケボノツツジの花も見られました。
そして新緑がとてもきれいでした。
私にはきついコースでしたが、大峰の新たな魅力に触れた一日になりました。
Yさんに感謝です。
コメント
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凄い所を歩かれますね、何年も前に人の記事を読んで面白そうで、一回行って見ようと考えたことがありますが実行せずです。
ヤマレコのHacchyさんの記事で地下足袋の女性とありましたので、もしやmayutsuboかと思っていた所です。車の所から七面山アケボノ平らへは行きましたが、あそこから奥駆道を見て感動しました。
sskamosika さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
神仙平は七面山に登った時に、その存在を知りました。
それからいつか行きたいなと思っていました。
今回Yさんが案内してくれることになって、ワクワクしていました。
その一方私の体力で平気かな?とも思いましたが、何とか歩き通せました。
神仙平からの奥駈道の眺めも素晴らしかったです。
あのあたりは魅力的ですね。
こういう雰囲気の山、歩いたことありません。
積雪期以外は整備された登山道ばかり歩いているので新鮮に思えます。
紀伊半島のど真ん中、標高はそれほど高くないですが本当に奥深いところ歩いてるんですね。
雪山歩いて脚力付いたようで山行の幅も拡がりそうですね
オオミネコザクラ、この山域を代表する花なんですか?
晴れた上にお目当ての花まで見ることができ何よりです。
tomhigさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
そうですね、標高の高い山にはない雰囲気ですね。
でも、南アの南部の低い山域ならこんなところあるかも知れません。
有名なピークを目指すのではないこんな山歩きも楽しいものです。
冬は野良仕事も暇で体力が落ちますが、今年は例年以上に雪山に行ったので脚力がついたかなと思います。ありがたいですね。
Yさんとも話したんですが、オオミネコザクラは「オオミネ」の名前が付いていますが、大峰でもそれほど一杯咲いている花ではないんです。
一部の岩場に咲く花です。
思いがけずいろいろな花に出会えてうれしかったです。
こんばんは!
私も14日に七面山に登り、周囲を眺めて胸をときめかせていました!
あの場所、神仙平と言う場所なんだとこのレコで解明しました。
ありがとうございます。
この辺りを眺めると○○平と言う地名が着いてそうな場所が幾つかありましたね!
七面山へのルートにも周囲の植林とは明らかに年数が違う大きな切り株が1つありまして、目をひきました。
むかしむかしを想像するとワクワクします。
トップリ尾、カラハッソウ、イモリンズッコ、七日迷、迷い平、メオトグエ、謎の菊ノ窟遥拝所…気になる所だらけです!
cocoperiさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
七面山のレコは見ました。
私も七面山に行った時に案内してくださったかたから、こっちに行くと神仙平だと聞きましたが、その時は関心がありませんでした。
最近になってレコをいくつか見て行きたいと思うようになった場所です。
大峰は歴史が古いから奥駈道以外にも興味をそそられる場所がたくさんありますね。
私ももっといろいろ知って、歩きたいです。
mayutsuboさん、こんばんは。
何度もお会いし、たくさんお話していただいた上、いろいろいただいてありがとうございました!
ほんとに助かりました
アケボノ平もいいところですが、神仙平もいいところのようですね
今回私は神仙平へ行くことができませんでしたので、また今度改めて行ってみようと思います。
あ!Yさんに教えていただいたコースも早速地図で見たりしています。
機会があればぜひ行ってみようと思ってます
トップリ尾の下りはwingletさん曰く、私が下った場所よりもう少し手前を下るらしいです。
それならもうちょっと楽に下りられたんかなぁ
またぜひチャレンジしてみてくださいね
Hacchyさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私たちもマイナーコースでしたが、それ以上にマイナーコースで、それもロング!!
で、私たちより先に下山!
すごいなあと思いました。
まあ足を引っ張ったのは私で、Yさんだけならもっと速く行かれるだろうな。
アケボノ平から七面山に行ったことはあります。
アケボノ平も良かったけど、天気がイマイチでした。
晴れたら気持ちいいし、眺めもいいでしょうね。
トップ尾も眺めていい感じでした。
大峰、いろいろな道を歩いてみたいですね。
七面山方面はまるで人の気配がなく静かなところですね。
以前、七面山~アケボノ平を歩いたときに神仙平を眺めていました。
「あれを登られたんだな」と思い雰囲気が分かります。
めずらしい山野草を発見し、また山友さんとの出会いありで充実した一日になりましたね。
おつかれさまでした
s_fujiwara さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私も七面山には案内してもらって行ったことはあります。
その時も誰にも会いませんでした。
あの林道がネックでしょうかね。
今回思いがけずいろいろな花に出会えて、いっそう思い出深い山になりました。
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