白滝山
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 871m
- 下り
- 857m
コースタイム
伊藤新道出合 9:32
ワサビ大滝 10:19〜10:30
山頂 11:46〜11:56
音羽池 12:02
スギヤ池 12:07
長池鉄塔 12:16〜12:21
音羽池 12:33
夫婦滝 12:58〜13:06
白髪淵 13:26
渡渉点(上】 13:52〜13:58
牛コバ 14:15〜14:26
坊村駐車場着 15:13
上り 所要時間 2:51 内休憩時間 21
下り 所要時間 3:17 内休憩時間 34
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
このコースは、初めから終わりまで、バリルートのようなコースで、初めての方は行かない方が良いと思います。 道が分かりにくく、白滝谷沿いの道は大雨により、3年前まであった二つの橋が流されてしまって、渡渉しなければならないし、水量が多いと靴を脱ぐ羽目になります。 ’15/9月には遭難者が出ています。遭難者はハイカーではありませんでしたが、あちこちの滝の写真を撮るのが好きな人でした。夫婦滝まで行こうとして、白滝谷道は水量が多くて危険だと、上から下りて来る人に聞いて、伊藤新道に変えて、わさび大滝上で、道でない尾根に入り込んでしまったようです。一か月後に発見されました。 (私は、この遭難に関して、’15/10と’15/11に日記を書いています。興味のある方は読んでみてください。) |
感想
◆ 今日の天気予報は、 晴れ、 気温 19〜29℃。
晴れと云ふけれども、朝から薄雲が広がって、まるで曇りのようだ。気象庁の晴れの定義は、雲量20〜80%、視界1km以上らしい。
しかし、雨の心配はないらしい。明日からは大雨の予想で、今週は今日しかない。
先々週、先週と、武奈ヶ岳でカッコウの鳴き声を聞いたが、声が遠く、南の白滝山の方角だったので、もっと近くで聞けるかもしれないと、期待して白滝山に行くことにする。
◆ 地主神社から赤い橋を渡らずに、橋の手前を右に、牛コバまでの林道に入る。私の足で37分、急カーブを4回曲がると、伊藤新道の入口、ワサビ谷に着く。
伊藤新道はここから白滝山までの道だ。新道と言っても、牛コバまでの林道ができた時だから、1970年過ぎにできた道だ。最初に通ったのは蓬莱山から坊村に下る途中音羽池に寄った時、新道が出来たことを知り下ってみた。
その時の様子は、もうはっきりと覚えている訳ではないが、とにかく、45度近くある急坂にジグザグに、岩を削って造った道で、岩屑だらけの、狭く、歩き難い道で、往生したのを覚えている。
今は、狭くて急な道は変わらないが、一応踏み固められて、岩屑だらけと云ふ感じはない。
◆ 道はワサビ谷の左岸に付いている。先ずはワサビ大滝を目指す。途中左岸より右岸に渡渉すると、間もなく滝が見えて来る。大滝と言っても、滝そのものが大きい訳ではない。むしろ小さな、水量の少ない滝だ。大滝と云ふのは、そのすぐ右に小さいワサビ小滝があるからだ。
道は滝の左側を高巻きして、滝の上に出るが、その道がザラ場で靴が滑る。しかも、確りした捕まる木が無い。細いロープが張ってあるが、殆ど気休めだ。
◆ 苦労してバンドの上に出ると、直ぐに小さな水のない谷があり、その向こうに道がある。谷を渡るのだが、雨の度に谷底が崩壊して深くなり、足場が無くなっている。その内に足場を何とかしないと渡れなくなるだろう。
(2年前遭難した T さんは、この谷を渡らずに、谷の直ぐ手前の、とても道があるとは思えない尾根に入り込んだのだった。)
道に上がると、道は直ぐに左に曲がる。するとワサビ天上滝が見える。この滝は大滝のう真上にあり、この水が大滝に流れ込んでいるのだ。
道はここで天上滝の手前を右(西)に曲がる。天上滝を高巻きするのだ。西に向かうと直ぐにまた小さな谷がある。これは大滝の右の小滝の沢だ。
◆ 間もなく道は東向きとなり、再び小滝の沢と大滝の沢の、二つの沢を渡ると、いよいよ道は白滝山頂に連なる尾根に取り付く。最初はヒノキの植林の中の、45度近くある急斜面をジグザグに登って行く。しんどい上りだ。
下る時も、滑らないようにスピードをコントロールしながら下るのは膝にくる、苦しい下りになる。
ヒノキの植林が終わると自然林に変わり、傾斜も緩くなると山頂も近い。
◆ 山頂は20平方m位で狭い。木々に囲まれて展望も無い。何とも侘しい山頂だ。但し、武奈ほど虫はいない。
カッコウも鳴かなかった。もう何処かに行ってしまったのか? 期待して来たのに残念だ。でも考えてみれば、2週間も3週間も同じ所に居るはずもない。
◆ 次は音羽池へ。この辺りには、森山岳にかけて池が多いが、普段は水のある池は音羽池と長池くらいで、あとは干上がってしまって、殆ど水は無い。
音羽池はその中でも、水を湛えた、深さのある池で、これからモリアオガエルの産卵が沢山見られる池だ。今日も、水位は下がっているが、未だ結構な深さがある。茶色っぽい水だが、澄んでいる。
◆ 音羽池から長池へ向かうと、途中にスギヤ池がある。スギヤと云ふだけあって、池の中に大きな杉の木が5〜6本生えている。勿論、今は水は無い。
スギヤ池の南が長池だ。この辺りの一番大きな池だが、年々水が減り、沼地が増えている。その内に沼地ばかりになるのだろう。
ここで注意しなければならないことは、地形がなだらかで、下生えが無く、何処でも歩けて、ハッキリした踏み跡が無いから、方向を見誤らないようにしないと、帰りの方向が分からなくなってしまう事だ。
◆ 再び、音羽池に引き返し、夫婦滝へ東に下る。ちゃんとした道はない。間もなく沢が現れ、大きな沢と合流する。最初は左岸に道があるが、途中から右岸に移る。
やがて白滝谷にでる。そこには夫婦滝不動尊の社がある。雨や風を除けるには手頃な小屋だ。
滝へは社の裏から川床へ下りる道がある。
◆ あとは、この白滝谷に沿って牛コバへ下るだけだが、その前に、谷を左岸から右岸へ渡渉しなければならない。ここにも以前は橋が架かっていたが、台風で流された。水量が多い時は大変だ。
道は最初右岸にあり、白髪淵からは、谷に沿った急斜面のトラバースが続く道は、腐った木の梯子が連続して、とても歩き難く、牛コバまで全く気が抜けない厳しい道だ。
◆ それに、厄介なのは数年前まで橋が架かっていて、渡渉せずに登り下りが出来たのが、台風で二つの橋が流されて、渡渉が必要になった。
今はロープが張ってあり、渡渉地点は分かるが、水量によっては靴を脱ぐことになる。
今日は、最近雨が降らないので、その点は問題なかった。これは初めから計算の上だった。
二回目の渡渉を終えると、牛コバは直ぐだ。あとは坊村まで林道を歩くだけだ。
コメント
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カッコウは残念でしたね
残念ながら鳴き声で種類が分かる鳥はカッコウやホトトギス、ウグイスなどわずかしかありません その鳥の声が聞こえるとうれしくなります
数年前、御池岳でひっきりなしに聞こえるカッコウの鳴き声に驚きましたこのあたりでも鳴いてくれるといいですね
olddreamer さん、今日は。
私も、鳥には詳しくありませんが、カッコウの鳴き声は特別ですね。
近くで聞くのは感激します。最も近くで聞いたのは、数年前、八丁平です。直ぐ頭の上で鳴くのですが、姿は見えませんでした。
これも数年前ですが、八雲ヶ原で聞いた事もあります。イブルキよりの帰り、スキー場に出る時、目の前の大きな杉の木で鳴くんですが、この時も姿は見れませんでした。
六甲でも、一回だけですが、聞いた事があります。
毎年聞きたいものですが、なかなか来てくれません。
mesnerさん、相変わらず元気に登っておられますね!毎回、読ませてもらって感心しています。それに、毎週1回にはビックリしています。。
カッコウの話しが出ましたが、比良に行かなくなってから聞いたことがありません。。なっかしいいですね。今、歩いている御室88か所ではホトトギスの声が聞こえ、なんだか郊外の深い山の中にいるように思えて喜んでいます。。mesnerさん、その元気、分けてください。。
motoraga さん、今晩は。
懐かしいですね。また一緒に行きたいですね。
カッコウは街には来ませんね。街から遠い山の中でしか鳴きません。
ホトトギスもカッコウの仲間らしいですね。
持久力はまぁまぁと思ってますが、もう肝心の馬力がありません。
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