昆布岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 832m
- 下り
- 830m
コースタイム
- 山行
- 3:12
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 3:21
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
現地に到着したのが結構遅かったせいもあり、草むらを刈りこんである10台ほど停められそうな登山者用の駐車場には7〜8台の車が停まっていました。
天気予報では、この時期の北海道としてはかなり暑い一日となりそうとのことでしたが、車載の気温計ではここでもすでに28℃あり、エアコンの効いた車から降りて登山の準備をしているだけでも汗がしたたり落ちてくるくらい暑く感じられました。
当初、飲料水は1.5リットル程度持参するつもりでしたが、熱中症対策のため少し多めに2リットルを持っていくことにしました。
舗装道路を歩いて渡って、駐車場の向かい側にある登山口へと向います。農家らしき民家の敷地脇から右手に向かうと登山口となる入林届箱と書かれたポストが設置されていました。
両側を林で囲まれた丈の低い草むらのほぼ中央を通っている登山道を歩き始めますが、傾斜はかなり緩やかで、歩きやすい単調な道のりが続きます。
3合目を過ぎると間もなく、古い作業道と交差しますが、そのまま横切って直進します。
最近取り付けられたと思われる「熊 出没注意!」と赤字で書かれたなかなかインパクトのあるラミネート製の注意札が木の枝に括りつけられていました。
どう考えても周辺には熊は生息していそうですが、熊が日中に登山道に出没しないことを願いながら、リュックに下げたクマ除け用の鈴をそれまでよりも少し大きく鳴らすように心掛けました。
ほとんど風も吹いておらず、予想どおり順調に気温は上がっているようです。
絶えず流れる汗を拭きながら、淡々と歩いて行きます。
周囲には鶯のさえずりが聞こえていましたが、なぜか蝉の鳴き声は全く聞こえませんでした。気温が高すぎるのだろうか?とちょっと不思議な感じでした。
4合目を過ぎて間もなく、ふと足元を見ると、登山道脇にはとても小さな赤いイチゴの実があちらこちらにありました。イチゴの実の形は市販のイチゴと同じなのですが、1cmにも満たない極小サイズです。以前、羊蹄山でも同じようなサイズのイチゴを見掛けたことがあるので、もしかするとこの周辺ではそれほど珍しくはない植物なのかもしれません。
さらに進んで行くと、登山道脇に白い花が小規模にプチ群生して咲いていました。ちょうど今が花の旬のようで、結構きれいでした。きれいな野の花を見ることで少しだけ暑さが和らぐような気もしたのですが、残念ながら実際には涼しくなることもなく、やっぱり汗をかきながら歩き続けました。
5合目を過ぎると道は一旦下りはじめ、同時に右手に「めがね岩」が見え始めました。ここへ来て見るたびに、果たしていつまで崩れずにいるのだろうかと、ついよけいな心配をしてしまいます。
道は数十mほど標高を下げたあと、再び上り坂へと転じます。7合目を過ぎてからロープ場がありますが、ロープを使わなくても普通に登れます。
8合目を過ぎて、9合目に近づいてきた頃、ようやく山頂部分が垣間見えました。
そして間もなく9合目に到着です。ここまでは比較的ゆるやかな傾斜でしたが、昆布岳の場合はここからが踏ん張りどころとなります。それまで緩やかだった登山道が、一転して、山頂まで延々と続く急登となります。
ゆっくりゆっくりと急登を上り詰めながら振り返ると、視界は開けていて、周辺の山々がきれいに見下ろせました。
9合目からひたすら登り続けることおよそ20分で山頂に到着です。
無人の山頂には風も吹いておらず、陽を遮るものもないため、改めて暑さが身にしみましたが、独立峰である昆布岳山頂からは周辺が360度見渡すことができ、羊蹄山を始め、ニセコの山々、そして洞爺湖や有珠山など周辺の山々を見渡すことができました。
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