斑尾山〜袴岳〜赤池 <信越トレイル>



- GPS
- --:--
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 940m
- 下り
- 878m
コースタイム
※普通の方より足が遅いのあまり参考になりませんが、「山と高原地図」のコースタイムより早く歩けました。
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
建物の南側に外から入れるトイレがあった。鍵はかかっていなかった。 赤池にも広い駐車場とトイレ付2階建ての立派な休憩舎あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
斑尾山は西麓の古海から車で林道を上がった所から登る予定で、登山口に向かったが、林道入口に土砂崩れ?のため通行止めのロープが渡してあった。野尻湖の東湖畔を走って南側に廻り、「即心院」の脇から林道を上がろうとするも、あまりの道の細さに前進を阻まれた。周囲に車を止めるスペースもないのでこのコースも断念(みんなどこに車をとめて登るのだろう?)。結局、斑尾山の南麓を廻り込んで東側の大池の傍にある「まだらおの湯」から登ることにした。 登山ポスト有無は確認していない。 コース上危険なところはないが、そべて土の道なので雨ではとてもすべいやすい。 |
写真
感想
今年は入梅が早かったせいもあって、新緑シリーズは先月の湖西・朽木の駒ケ岳
だけになってしまった。天気が少々悪くても楽しめる森の山を東海地方に見つけ
ることができていない僕は週末のはっきりしない予報にひとりで山へ入る気が起
らない状態が続いていた。
そんな中、6月11,12日の週末は新潟のあかがねさんから誘われていた信越トレイ
ルの斑尾山〜袴岳〜赤池を歩くために遠征に出掛けた。
最近密かに脚光を浴びるようになった信越トレイルは長野・新潟の県境に位置す
る標高1,000m前後の関田(せきだ)山脈のほぼ尾根上に延びる全長80kmにおよぶ
国内でも稀なロングトレイルだ。ブナを始めとする豊かな森が広がっているよう
だし、岡山からも遠路はるばるマイミクさんが大挙して押し寄せてくるので天気
が悪くても楽しい山旅になるに違いない。
<コース:まだらおの湯→斑尾山→万坂峠→袴岳→赤池>
※信越トレイル
http://www.s-trail.net/
6月11日(土)
午前1:30に名古屋ICから高速に乗る。雨の中央道はトラックも多く神経を使った。
上信越道に入る頃には雨も小ぶりに。豊田飯山ICで下りて斑尾高原を抜けると
下山口となる赤池の駐車場に着いた(06:30)。
先についていたあかがねさんとおしゃべりしているうちに、岡山組も到着。
みささん、うりさん、ちゃーさんとみんな懐かしい顔ばかりだ。たんぱっぱさん
とは初対面だ。
斑尾山は西側の古海から車で林道を途中まで上がる予定なので、マリリン号に6人
が乗って登山口に向かったが、林道入口に土砂崩れ?のため通行止めのロープが
渡してあった。野尻湖の東湖畔を走って南側に廻り、「即心院」の脇から林道を
上がろうとするも、あまりの道の細さに前進を阻まれる。周囲に車を止めるスペ
ースもないのでこのコースも断念(みんなどこに車をとめて登るのだろう)。
結局、斑尾山の南麓を廻り込んで東側の大池の傍にある「まだらおの湯」から
登ることにした。
7時50分頃、どんよりした曇り空の下を歩き出す。
アスレチック広場とマレットゴルフ場を抜けると道標に従って右に折れて、カラ
マツ?林の緩やかな傾斜をまっすぐに登る。未舗装林道を何本か横切ると車道に
出た。これを左にとって少し行くとようやく本格的な山道の入り口があった。
相変わらず続く直登路はだんだんと傾斜がきつくなるし、雨のせいでとても滑り
やすくて踏ん張りが効かず、何度が転びそうになる。
森の樹木はカラマツから落葉樹に徐々に変わり、霧で乳白色になった森はとても
きれいだ。
斜面の直登路を登り切ると山頂までは緩やかな尾根道が続く。落葉樹の森はさら
に素晴らしくその中に続く山道はとても気持ちがいい。
9時半前に樹林の中の山頂に着いた。
休憩していると雨が本降りになってきたので早々に山頂を後にして万坂峠へ向かう。
しばらく落葉樹の森を緩やかに進むとスキーゲレンデの最上部に出た。
急傾斜のゲレンデをひたすら下っているとゲレンデのど真ん中にワラビの大群落
があった。
これを見るや否やみささんはやおらワラビ狩りに精を出し始めた。その姿はなぜ
か落ち穂拾いに似ていて興味深い光景であった(笑)。
事件はその直後に起きた。
ゲレンデを横切る作業道の泥に足を取られた僕はついに体勢を立て直すことがで
きず、背中のザックから泥の中に突っ込んでしまったのだ。すぐに立ち上がるこ
ともできないほどに体勢が崩れてしまっていて前代未聞の泥んこダイブとなった
次第である。
なんとか立ち上がったもののゲレンデの中に続く黒土の道はとても滑りやすくて
神経と体力を消耗してゆく。ほかのみんなは体幹、体力ともにしっかりしている
ので僕よりはずっと楽に下ってゆく。
万坂峠で車道を横切り袴岳への山道に入る(10:40)。
既に体力を使い果たしつつあった僕は緩やかな登りなのにペースが上がらない。
僅かな登りで袴湿原に出た。ミズバショウがあったがまだ早いのだろうか花はつ
いていなかった。赤池と袴岳の分岐を左に折れて袴岳に向かう。
緩やかなアップダウンが続いたあと袴岳への最後の登りになる。背の高い豊かな
ブナの森は乳白色に染まっていてとても素晴らしい。
緩やかな坂なのにほうほうの体で登り切ると先行したみんなが待つ山頂らしくな
い山頂に着いた。北信五岳の眺めがいいらしいが今日は何も見えない。団体さん
も居てとても賑やかなので早々に山頂を後して赤池に向かう(11:55)。
相変わらず滑りやすい黒土の山道にしばしば足を取られながら下っていくとシダ
の生い茂る開けた場所に出た。見上げるといつも間にか青空に白い雲が浮かんで
いて太陽まで降り注いでいる。再び森に入ってゆるやかに下ると林道に出た
(12:35)。
林道をひとりとぼとぼと歩いていくと赤池の駐車場に着いた(13:00)。
赤池が一望できる立派な休憩舎でお昼を食べてから「まだらおの湯」へ。
ひと風呂浴びてから今夜の宿、新潟のあかがね邸へ向かう。
こぶたさんのとてもおいしい手料理で乾杯、楽しいひとときを過ごした。
家主は日本酒の飲みすぎでこのあととんでもないことに。
トイレでは阿鼻叫喚が始まっていたが、疲れには勝てず寝袋の中で眠りに落ちていった。
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