阿弥陀岳

コースタイム
山頂(2805m)12:10-12:30中岳コル-13:10行者小屋13:45-15:20赤岳山荘-もみの湯
天候 | 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸口から赤岳山荘までの林道は、無舗装で凸凹。 プリウスでは、ちょっと油断するとガラガラと腹をする状態。ギリギリ。 4人も乗っていたら、たぶん無理と思われる。やっぱり4Wがベスト。 中岳コルからは、阿弥陀岳に向かう岩の急斜面と、そこにかかったハシゴまでは 見えたが、その先の頂上の方はガスで見えなかった。 ハシゴは一箇所しかないが、その上にはガラガラした荒れた岩場が続き、両手両足 で三点確保で登る。 ルートの表示も少なくちょっと分かりにくい。 下りの方が分かりにくいので、尾根筋を歩く。 |
写真
感想
スライドショー54枚
https://picasaweb.google.com/coneiba/201173#slideshow/
天気が不安定だったり地震があったりで予定が立たず、思いつきで、単独行と
なった。
阿弥陀岳は、ここ3年くらい、北アルプスのシーズンが終わって八ヶ岳に目
が向き始めたころに行こうとして雪が降ってしまい、思いが残り暖めていた山。
これで八ヶ岳の主なピークは制覇。
ひと区切り感あり。
美濃戸口から赤岳山荘までの林道は、ヤワな街乗り車で大丈夫だろうかと心配し
た通り、ちょっと油断すると、ガラガラと腹をする状態。ギリギリ。4人も乗っ
ていたら、たぶん無理と思われる。やっぱり4Wでないと。
少しぬかるんだなだらかな山道を2時間トボトボと歩いて行者小屋に着くと、若者
たちが一杯。
ファッションも表情も明るくて楽しそう。いいことだ。
八ヶ岳は前から年齢は若めだったけど、平均年齢がさらに若くなったようだ。
少し休んで早々に阿弥陀岳に向かう。
中岳コルまではつづら折りに暗い樹林の中を行く。倒木にガスがかかっていい
感じだ。景色は何も見えないけど、こんな天気も悪くない。
中岳コルに出ると、南側の斜面を勢いよくガスが登っていた。
阿弥陀岳に向かう岩の急斜面と、そこにかかったハシゴが見えるが、その先の頂
上の方はガスで見えない。
殺伐とした風景に少々ビビりながら、斜面に取り付く。
ハシゴは一箇所しかないが、その上にはガラガラした荒れた急な岩場が続き、
両手両足で三点確保で登っていく。
ルートの表示も少なくちょっと分かりにくい。
無線機(VX-3)は、その時点では呼び出し周波数(433MHz)で受信していたが、
どうも無線コンテストをしているらしく埼玉県のハムがたくさん入ってくる。
実は下界の友人と山頂で交信しようと打ち合わせしておいた周波数も、他のハムが
ひっきりなしに入ってくるので、困ったな、と思う。
高度が上がるほど電波の受信も多くなり、うるさくなる。
スリリングな岩の斜面を30分ほど登って阿弥陀山頂に到着。
山頂には誰もいない。
行者小屋に行った若者達は赤岳に行ったらしい。
山頂からはガスで周囲の山は何も見えない。
ちょうど11時で、友人(VX-6)と交信を約束した時間だった。
他のハムの交信が途切れているときに呼び出してみる。
距離はだいぶある。
最初に呼び出して応答がなく、やっぱりだめかなあ、と思ったが、2度目でかす
かに友人のコールサインがきこえた。
しかし、応答しても、それきり受信できなくなってしまった。
アンテナを長いもの(SRH789)に変えてみたがだめ。
あきらめて昼飯を食べる。
湯をわかして、カップヌードルを食べ、今日は粉末のロイヤルミルクティーだ。
再び無線にトライする。
何度目かに呼び出したとき、途切れ途切れだが、割とはっきりと交信することが
できた。まだコンテストの他のハムが読み出し周波数の近くの周波数を使ってい
たので、少し離れた周波数に移動する。
友人は、思いがけず、美ヶ原で奥様とレンゲツツジでデート中らしい。
美ヶ原は阿弥陀岳から見通せるはずだ。距離は35Kmほどか。
あいからわらず電波の状態はよくなく、途切れがちだったが、少し場所を移動したり
して、少しずつコツをつかんで、ほとんど会話できるようになった。
RSは34くらい。
このとき山頂はガスにすっかり包まれており、430MHz帯は、ガスの影響も受けて
いたのかもしれない。
山頂には1時間ほどいたがその間に1人登ってきただけ。
下りは岩場のルートが分かりにくく、慎重に下る。
1時間ほどで行者小屋に到着。
相変わらず賑わっており、少し離れた場所でまた無線のテスト。
行者小屋の標高は2200mくらいだが、まわりはだいぶ山に囲まれており、無線の
条件としてはよくない。
しかし3回くらいCQをすると、松本の島立(直線距離で45kmくらい?)の人がとって
くれた。
感度は十分、RSは59で、まったく問題ない。
おそらく先方が固定局で出力も高く、高性能なアンテナを使い増幅もしているか
らだろう。
山頂ではなく、谷筋のような場所から交信できることを確認できたのは、心強かった。
非常時(遭難とか)は、尾根より谷にいることが多いと思うので。
谷の開いた方向なら、山肌の電波の反射もあり、けっこういけそうだ。
その後はまた写真を撮りながらチンタラと下って、美濃戸山荘のソフトクリーム
の誘惑に負けず、予定より1時間遅れで赤岳山荘駐車場着。
たまには単独行もいいんだ。
無線機があるのもこころ強い。
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