(過去レコ)白岩岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.6km
- 上り
- 1,052m
- 下り
- 1,048m
コースタイム
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 7:30
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
【山行記録投稿=2017年8月1日】
白岩岳が好展望の山とは『山頂渉猟』で知る。
好展望の山へは好天の日に行くべきで、ガスで何も見えなかったら悔しくて仕方がない。
そんな訳で、空気の澄んだ秋晴れの日を待って行く。
小黒川林道入口にはゲートがあるが、施錠はされていない。
車で奥へ入っていると小黒川左岸の林の中に廃屋の建物が見える。『山頂渉猟』にある吉ヶ平の営林署宿舎だ。今は使われている形跡は全くない。
林道脇に路上駐車して沢へ下り、丸太橋で対岸へ渡る。
少々の増水では橋が流されないよう、丸太橋は上流側が低く、下流側を高くして、流れを受け止めるように架けられている。
登路は全体的に一直線の急な斜面の尾根で、最近人が歩いた形跡は全くない。
白岩岳北側で稜線へ上がり、そこから一投足で登頂する。
丸太橋から標高差1000mあまりあるので、それほど楽でもない。
登頂してまず第一に感じたのは展望の素晴らしさだ。
北東には八ヶ岳、東には奥秩父や大菩薩、南には南アルプス北部、南西から西にかけては中央アルプス全山と御嶽、北西には北アルプス南部が圧巻だ。
樹林で見えないのは八ツの麦草峠から北側と、槍ヶ岳から北側だけ。
南アルプス北端のマイナーな山でありながら、これだけ好展望で登り易い山は他にはないのではないか。
頂上には『通大天狗』と刻字された江戸時代の石祠がある。麓の黒河内集落の住人が担ぎ上げたものらしい。大天狗が何を指すかは明らかではないが、日本には古来から山岳信仰が連綿と続いており、連嶺の総帥ともいえる甲斐駒ヶ岳かもしれない。
もしそうだとしたら、甲斐駒まで行けない時や行けない人がこの地から遥拝していたのだろうか?
あるいは、大天狗に通ずるという道標として置かれたものだろうか?
いにしえの人々はどのような思いでこの地に立っていたのだろうか?
古人に思いを馳せるとき、現代人のような趣味&道楽ではなかったような気がする。
展望を楽しんでいたら北側から単独行の青年が来る。
大阿原湿原入口からGPSを使って来たという。私も大阿原から登山道のある釜無山までは来たことがあるが、そこから先は展望の良さそうなピークはなく、来ていない。
山頂の南側直下に展望の良さそうな岩場があり、行ってみる。
北アルプスは頂上の三角点の位置よりもこの岩場の方が奥まで見える。
槍がここまではっきり見えるとは全くの予想外だ。
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