大河原峠より北八ヶ岳周回
- GPS
- 07:23
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,115m
- 下り
- 1,125m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 7:22
天候 | 快晴後晴れ ほぼ無風 気温高し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・大河原峠-双子山-双子池:双子山までなら手ぶらでも行ける。その先は所々笹が生い茂っていて登山道を覆っていたが、道そのものは明瞭。歩く人が少ないのかも知れない。 ・双子池-大岳-北横岳:大岳までは湿った樹林帯の登山道が続き、しかも足下は大きな岩がゴロゴロしていて歩き難い。大岳直下付近までずっと登りで所々ルートが分かり難いところもあった。初心者のみの行動は難しいかもしれない。大岳は登山道から大きく離れているので、天気が悪くて眺望が得られそうもない時などはパスするのが吉。北横岳までの登山道も岩がちだが、既に標高を稼いでいる分歩き易い。北横岳は北峰と南峰の2つのピークがある。 ・北横岳-三ッ岳-雨池山-雨池峠:雨池山までは大岳までと似たような岩がゴロゴロした登山道。こちらの方が大きな岩がゴロゴロしていてアルプスを歩いているよう。ロープウェイから上がってきた観光客が誤って入ってきたら多分遭難する。三ッ岳はその名のとおりにピークが3つあるが、距離は近い。雨池山の山頂は樹林帯の中で眺望なし。 ・雨池峠-坪庭-北横岳:ロープウェイで上がってきた観光客多数。静かに歩きたければロープウェイの運行が始まる前が狙い目。今日は夏休み中の土曜日で特に人が多くて気を遣った。 ・北横岳-亀甲池-天祥寺原-大河原峠:亀甲池に向けて一気に下るが標高差は400メートルないのであっと言う間。亀甲池は水が干上がっているのかと思えるほど水量が少ない。天祥寺原までは歩きスマホができそうなくらいの平坦な道。大河原峠へは100メートルほどの登りになるが、傾斜が緩いので苦にならない。 |
写真
感想
天気がイマイチ読み切れなかったが、午前中であれば雨には遭わないとふんで八ヶ岳の未踏区間を歩いてきた。これで八ヶ岳は遅ればせながら北は蓼科山から南は編笠山まで繋がったことになる。
大河原峠の駐車場はまだ薄暗い4時30分頃に到着。天気予報があまり良くない為か、クルマは少ない。既に標高2000メートルを超えており、気温は15℃程度しかなく、長袖のシャツ一枚では寒いくらい。準備して歩き始める頃にはすっかり夜が明けライトは不要に。まずは双子山への登りをこなす。登りと言っても緩いのでウォームアップにはちょうど良い。登る途中で左手の方から朝日が上がってくるのが見える。ちょうど良い時間に出発できたようだが、周囲には人の姿なし。山頂からは緩く下って双子池に至るが、途中の登山道が笹に覆われていてかき分けながらとなった。もっと多くの人が歩いていると思っていたのでちょっと意外。双子池からは地図で見ても登り一辺倒だが、この登りが案外きつかった。今日はローカットのトレッキングシューズできたのだが、ソールがいつものビブラムでないせいか、湿った岩の上でとても滑り、登りの歩きに大変神経を使うことになった。これまで登りで経験したことがないことだったので疲れる。しかもこの湿った登山道歩きは1時間も続き、その間樹林帯のため眺望もなく、ただただのろいペースで慎重に歩くしかなかった。大岳にはコースタイムより少し早い程度の時間で到着。早朝はガスで見えなかった蓼科山がくっきり見え、朝の時点では予報よりも良い天気だと思えるほどだった。ペースが上がらなくてしんどかった登りをこなし先に進む。この先は北横岳まで少し登る程度で厳しい所ではなかった。北横岳は来るまで全く知らなかったが、北峰と南峰がある双耳峰らしく、どちらも天気が良ければ景色は良い。この日は朝到着したときは登山者や観光客は全くいなかったので十分に景色を楽しめた。風もなく、標高2400メートルを越えているとは言え寒さは全く感じなかった。北横岳からは坪庭に下りるのがもっとも簡単だしそれでも良かったのだが、未踏区間をなるべく歩きたかったので三ッ岳と雨池山の方向へ進む。ここは登山地図を見ると所要2時間となっていて、標高差もほとんどないのに何故こんなに時間がかかるのか不思議だったのだが歩いてみて納得。大岳への登りと同様にここも岩がちで歩きづらいのだ。しかもここは大岩がゴロゴロしていて、その上を富んで歩くような所だった。今日は日照が十分あって岩が乾燥していたから歩き易かったが、湿っていたり濡れていたら地図の情報どおり2時間たっぷりかかっただろう。もっとかかるかもしれない。三ッ岳の3つのぴくはいずれも樹林帯の外に出ていて眺望もあったが、雨池山は樹林帯の中で何も見えなかった。このルートは、北横岳ヒュッテから雨池山に降りるまで、誰一人とも会わずすれ違わずだった。ルートは整備してあるものの、歩き難いと情報が十分観光客にも伝わっているのだろう。何も知らない観光客が入ってきたら、遭難するかも知れない。雨池峠に無事降りる。ここから先は編笠山まで歩いたことがある。北から南まで繋がったことになった。とりあえず良かったが、この先大河原峠まで戻らなくてはならないので気を抜けない。ここから縞枯山荘を経由してロープウェー駅までは、散歩している観光客が多く、登山している人よりも多いくらい。場違いな感じ。坪庭の分岐で登り先に進むとロープウェーで登ってきた多数の観光客とすれ違う。やっぱり場違いな感じ。どこまで観光客がいるのかと思ったが、結局北横岳まで人が繋がるくらいに沢山いた。北横岳の山頂もカオス状態、朝景色は十分見たので北も南も素通りで亀甲池への下りに入る。この下りも滑り易い所が満載だったが、標高差が少ないので1時間かからずに亀甲池に到着。池と言われても水がなくただの窪地のように見えたが、奥の方に少し水が貯まっているのが見えた。以前秋に来たときもこんな感じだったかもしれないが記憶が定かでない。ここまで降りてくればあとは楽勝、天祥寺原まではほぼフラットな登山道で、ハンディGPSを見ながら歩いても全然問題なかった。天祥寺原で右に折れ大河原峠を目指す。普通の登山であれば最後下って登山口や駐車場に着くのがセオリーだが、このルートだと最後が緩いが登りになる。しかも歩いた時間帯のせいだが、首筋から背にかけて西日が当たる時間帯で、歩いていて暑くて仕方なかった。終日長袖で行動したし、日焼け止めも万全にしていたが、暑さには全く敵わなかった。標高2000メートルを超えていてこれだけ暑いのだから、下界はもっと大変なことになっているのが容易に想像できた。正午過ぎに無事駐車場に到着。満杯の駐車場を想像していたが、空きが目立ち意外だった。標高2000メートル超えの駐車場だが、締め切った車内はやはり暑くて、後片付けを終えてクルマを出すにはしばらくクーラーをかけていなければならなかった。
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