山行記録: 志賀高原トレイル50km(焼額山、寺子屋峰、赤石山、横手山)

記録ID: 121600

全員に公開

トレイルラン

志賀・草津・四阿山・浅間

志賀高原トレイル50km(焼額山、寺子屋峰、赤石山、横手山)

2011年07月14日(木) [日帰り]

oyama

コースタイム

2011/7/3
高天ヶ原 6:00S
1゜21'07
第1AS 1゜21'07
57'46
第2AS(高天ヶ原) 2゜18'53
33'58
寺子屋峰 2゜52'52
28'29
赤石山 3゜21'21
1゜13'45
第3AS(横手山) 4゜35'07
1゜12'05
蓮池 5゜47'13
TE 4.2
5365 kcal
Hrav 137
dst 55.81 km
ascent 2406 m
decent 2589 m

GIVE　MY　CLIMB total
2011/7/3 \2,305 \8,233
2011/6/9 \946 \5,928
2011/5/28 \1,293 \4,982
2011/5/9 \481 \3,689
2011/4/30 \634 \3,208
2011/4/23 \634 \2,574
2011/4/13 \489 \1,940
2011/4/6 \481 \1,451
2011/4/2 \481 \970
2011/4/1 \489 \489

過去天気図（気象庁）	2011年07月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車

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感想

oyama

【レース展開】
・スタート後、4人グループで先頭集団を形成する。
・各2～3mの等間隔でピッチを刻む。まるでペース走。
・最強トレイルランナーH氏の動きを真後ろで見る。
　体幹の強さがよくわかる。
・H氏はハイドレーションを装備していない。
　ネット状のものを纏い、背中に500mlのペットボトルを差し込んでいる。
　前方に小さなボトルがあったようだが、それを合わせても1L程度か。
　少ない。
・Hのキックは強い。足は後ろに流れない。
・ニュートラルにして、水が流れるように、
　身を任せて走るというのではない。
・ニュートラルからいきなりトップギアにいれたり、ローにしている。
・トレイルの形状に合わせてスピードを自由自在にコントロールする。
・ピッチ走法なのに、一切の力みがない。
・前に進むリズムというか、ベクトルというか、ある感覚に従って
　リズムを一定にキープしている。これこそがトレイルを走るスキルだ。
・彼の走りを見ているといろんな発見がある。さすがと言わざるを得ない。
・これぞトレイルランナーの動きだ。

・H氏は、トレイルの草木をやたらと触る。
　彼が草木を触るものだから、跳ね返った草が、
　すぐ背後にいる私の顔面にあたる。
　何度も、そういう仕草をするから、後ろにいるランナーに
　嫌がらせでそうしているのかと思いイラっときた。
　よく観察すると、草に触れた直後、その手を口に当てているではないか。
　雨で濡れた草の水分を口に含んで、自分の口を湿らせているのだと合点。
　こういった何気ない仕草が、ロングトレイルでは重要なのだろう。

・H氏のようなトップランナーの後ろを走れるのは、
　滅多にあることではないからじっくりと動きを観察した。
　それが大失敗。トレイルそのものへの注意力が欠けた。
・雨で濡れた木道で滑って、勢いよく転倒。頭を打たなくてよかったが、
　木道のエッジに右わき腹をぶつけ、トレイル直下の大岩に右臀部を強打。
　あまりの衝撃に2、3秒呼吸ができない。
　スタート後30分程度だろうか、あまりにも痛すぎる滑り出し。
・すぐ立ち上がり、4番手の選手に謝り、H氏の後ろにすぐついたものの、
　大いに動揺した。数分間、痛みに耐えた。
　その痛みが徐々に消えてくれたのは幸運。

・階段状の急な下りでH氏が突然、先頭に出る。
　まるで直滑降で滑り降りるスキーヤー。
　恐ろしい。あんなの見たことない。あの下り方は、いくらなんでも無謀だ。
　あんな下り方をしたら、足への負荷は計り知れない。
　緻密なロングトレイルランナーなのか、本能に素直に従う野生児なのか。
　それとも両方なのか。不思議だ。
・ロードの登りにでると彼の姿はない。
　2番手集団の3人でとろとろとロードを登る。
・第1チェックポイントを過ぎて本格的なトレイル登りで、
　他の二人は歩き始める。
・私は同じピッチで走って登る。単独2位。
　3、4位とは200mくらい差が開く。
・気づけば、前方に1位をひた走るH氏の姿が見える。み～つけた・・・。
・登りになってから距離が変わらないので捕まえらる。少々、興奮した。
・しかし、こんなところで、力んで固くなるのはまっぴらだ。
　のんびりと行く。追いかけない。

・焼額山頂付近は濃霧。どこをどう走っているのかさっぱり分からない。
・コース矢印がどこにあるのかも分からない。視界0か1レベル。
・去年の上越国際のような小まめな矢印はない。
・大体の見当をつけて進んだが、途中でトレイルが消える。
　コースミスしたのだと分かり、来た道を逆走する。
　真っ白な霧で戻ることすらままならない。しばし立ち止まる。
・ストレッチをしながら、3、4位の選手がくるのを待つ。待てども来ない。
　強烈な不安が体を支配する。完全に迷う。
・仕方なく来た道を歩きながら戻り、霧が晴れるのを待つ。
・視界が開けた瞬間に見当をつけて走り始める。
　なんとかコース矢印を見つけた時はほっとした。霧は恐ろしい。

・スタート地点の高天ヶ原に戻ってくる。ここで25km。
　いつの間にか後方100mに3、4位がいる。
・第1エイドの粗食に驚愕する。
　やはりショッツエナジージェル4つを携行して正解だった。
・エイドスタッフの人たちとしばし談笑。
　「このコースきつ過ぎますねワハハ」
　リラックスタイム。グミみたいなパワーバーの新製品をすすめられ、
　2,3個食べる。
・高天ヶ原スキー場のゲレンデを登る。かなり急で驚く。
・一般の山ガールがいたので声をかけ、しばし談笑。
　その女の子としばらく喋り、別れ際に彼女はこう言った。
　「急な斜面でうんざりだと思いますけど、冬にまた来て下さいね。
　このゲレンデはスキーをするには最高ですよ。お待ちしていますから」と。
　はは～ん。志賀高原の施設に勤めている社員の方と察する。
　いいな。
　こんな山で仕事をして、日常を過ごすことができれば幸せだろうな。
　レースの真っただ中にいることを忘れさせてくれるひと時だった。
　相変わらず、傾斜はきついけれど。

・二つ目のピーク寺子屋峰と、三つ目のピーク赤石山へのトレイルは
　ひたすら一人旅。
　タフなコース。1位のH氏の気配は一切ない。
　3、4番手の追手の気配もない。だんだんと疲労が蓄積してきた。
・明らかに、疲れてきた。
・くまんばちが私の頭の周りを衛星のごとくグルグルしている。
　ずっとついてくる。もし刺されたら、どうなるんだろう・・・。
　こんな山奥で野垂れ死ぬのか。いやだな
　チェックポイントに、虫よけスプレーのシャワーゲートを設置して、
　参加者全員が虫よけスプレーを浴びることができればいいのにな～
　なんてアホな思考がでてくる。
・志賀高原になんてくるんじゃなかった。心底、疲れてきた。
　いや～な感覚がくる。
・やっぱり俺には50kmのロングは向かないんだ・・・。
・我流でトレイルを楽しんできたけど、
　やっぱりただの酒のみランナーなんだ・・・
・OSJなんて、ネットで眺めていればいい世界だったんだ・・・
・まだ50kmのゴールまで、ほど遠い。
・モンブランか・・・、160㎞、累積標高9000mか・・・
　信じられないな・・・
・どんな状況でも楽しむ?体を開く?心を開く?
　一帯どうすれば、そんな境地に辿り着けるというのだろう?
・苦しいだけだ。行き急がないようにしていたつもりが、
　どこかで急いでいたのだ。
・リラックスして走ってきたつもりが、このざまだ・・・
・完走なんてやっぱ無理だ・・・。どこで回収してもらえるんだろ・・・
・否定的な概念が止めどなく押し寄せる。

・たった一人だけで何時間も、見知らぬトレイルを走っていると、
　レースをしているのか、していないのか分からなくなってくる。
　つまり、集中力が完全に切れていた。
・とその時!後ろにランナーの気配!。だれ?
　クックッと、スリムに登ってくる青いウエア。ほどなくして追いつかれる。
　見るとイケメンスター選手のY氏。
・去年の上越国際で2分差で負けている。やっぱり強い。
・抜かれるときに話しかける。
　やっぱ強いね。「ぼくもイッパイ、イッパイですよ」
　去年の上越国際みたいな展開だね。「どうかな～。」
・この人には勝てないから、さっさと前行けと道をゆずる。
・ところが彼との距離が開かない。
　「イッパイ、イッパイ」の言葉に偽りはなかった。

・しめしめ。ちょっとストレステストをしてみるか。うふ
・つかず、離れずの距離を保つことにした。
・こちらの存在を向こうが感じられる距離をキープする。
・彼の様子を見ていると、明らかにこっちを気にしている。
・Y氏も、きついだけに、私との距離を早めに広げたいという思惑が
　手に取るように分かる。
・こういう状況は、明らかにこちらが有利。
・そうこうしているうちに、スキーゲレンデの急登が姿を現す。
(後になって分かるが、ここが横手山のピークだった)
・こっちも、本格的にきつくなるが、精神的に優位であることを忘れない。
・なかなかきついから、後ろ歩き戦法で登ってみる。
　ちびまるこちゃんのハマジが
　「登山て、後ろ歩きで登ると疲れないんだぜ!」と言っていたっけ。
・実践してみると、ちょっとだけ楽!景色も眺められて一石二鳥!
　でも、こんな状況で、後ろ歩きで登っている俺って一体・・・。
・早々に後ろ歩きをやめて、気合を入れなおして登る。
・Y氏は、ジグザグに登っている。
　そんなにジグザグしちゃあ逆に疲れるでしょ?
・私は、足関節と体の方向だけ右、左と10秒おきぐらいに切り替えながら、
　ほぼ直登する。
・それが良かったのかどうかは分からないが、そのゲレンデを登りきる頃には
　Y氏に追いつく。そして第2関門のエイド。
・Y氏に話しかけようと思って近づいたのに、彼にはそんな気は一切なく
　こっちをチラッとだけ見て、そそくさと下り始める。
・私は、彼に勝つ気はないので、
　「ストレステスト終了～」くらいに思っていた。
・エイドスタッフのおねえちゃんとしばし談笑。
・そこから下ると、スキーリフトの直下を縫い、ガレ場が現れる。
・あれれ、このまま進んだら下りばっかりじゃん。横手山ってどこ?
・ガレ場を中腹まで下ったけど、また山頂らしき方面を目指して登る。
・トレイルらしき方向へ進むが、人が通った気配がない。ここでも迷う。
・横手山を粟ヶ岳のような山頂だとイメージしていた私にとっては、
　第2関門が、横手山の山頂だったとは思えなかった。
・コースマップを携行するべきだった。
・それにしてもOSJさん、もうちょっとコース矢印を設置してよ。
　初参加者にとっては、コースが分からないよ!
・ガレ場を下り、歩道にでて観光客らしき人たちの応援に手を振る。
・警備員さん?道案内の人がいてほっとした。もう下るだけだ。
・あのゲレンデの急登が横手山だったんだ。
　やった!ここまで走ってくることができた。
・なだらかなゲレンデを下るときは、気分が良かった。
・Y氏の姿はない。得意の下りを活かして、とお～い所にいってしまった。
・そんなことはどうでもいい。ここまで来れば、多分、完走はできる。
・単独3番手。追手の気配はないが、
　来たとしても総合5位には入れるだろう。
・ウイニングランのつもりで走った。
・そのリラクゼーションが良かったのか、今までの疲労が一気に抜けた。
・体が完全にリセットされる。よく動く。
・もうすぐゴールの匂いを感じながらルンルンで走る。
・ロードに出たり、トレイルに入ったりを何回か繰り返した。
・ふと前方を見ると、なんとなんと!Y氏がいるではないか。
・動きを見ると、疲れている。
・抜けるぜ!という喜びは一切ない。
・苦しい思いをしてまで、彼とデッドヒートなんてしたくない。
・のんびりゴールさせて欲しいのが本音だった。
・それでも、彼との差がどんどん詰まるので、気持ちを切り替えた。
・勝つしかない。
・気配を殺して、彼の後ろに迫り、
　抜くときは1500mレースのスピードのつもりで一気に抜いた。
・抜いた後も、スピードは緩めない。
　むしろアップダウンを利用して加速する。
・彼についてこられるのが怖かったので、彼が追いかける気力を失うまで
　離すつもりだった。彼が戦意喪失になるまで、とことんスピードを上げた。
・このエリアはフラットなトレイルが多かったので、それもまた私には有利。
・びわ池までくると、安心した。たぶん勝てたかな?
・ところがどっこい、そこからが長かった。
・あっちへ振られ、こっちへ振られ、池周辺のロードがやたらと長い。
・だんだん疲れてきた。が泣き言は言っていられない。
・ここはがんばる場面。気持ちを強く持ってピッチを刻んだ。

・蓮池まで0.9kmの道標を見つけた時は、猛烈に感動した。
・ここまできた。完走できる。
・自分が今までやってきたことは間違いじゃなかったんだ。
・しっかりしたトレーニングをやってきたわけじゃない。
・山を適当に走って、帰宅してからの酒を楽しんできた。
・それでも、ここまで走ってこれたことに感動した。
・やればできるじゃんオレ。
・こんなに充実した気持ちでゴールできたのは、何年振りだろう。
・今、振り返っても、猛烈な充実感がある。

宿に帰って、表彰式まで横になるつもりが
体が興奮していて一睡もできない。

ふらふらとゴール会場に近づくと、続々とゴールしている。
みんなすごい!
50kmを走り抜いてきたんだ!
チームメイトのゴール、
そして見ず知らずの人のゴール、
最高に感動した。

志賀高原のレースで、
もし、転んで負傷していなかったら・・・
ミスコースしていなかったら・・・
一体どんな結果になったのだろうと思う気持ちも少しはある。
焼額山で濃霧に、もてあそばれる前に
1位の選手を捕まえて、ナビゲートしてもらっていたら
勝てないとしても、10分差以内ではゴールできたのではないかと。
そんな皮算用を頭のすみっこで考えた自分もいる。

でも、そんな展開になっていたら、赤石山手前で、ぶっつぶれて
完走すらできなかった可能性が濃厚。まちがいない。

転んで腰を打ったことも、霧で迷走させられたことも
完走するには必要な要素だったのだ。

そもそも、私はとうの昔に競技者を辞めた。
何のために走っている?
それは、走った後の酒がうまくなるから!
なんの躊躇いもなく、そう言える。
(それが全てではないけど)

大学卒業後数年は、そんなことは絶対に言いたくなかった。
意味不明なプライドに縛られて、
都落ちしたくせに、
オレはまだ、やれるんじゃないか
まだまだ速くなれるんじゃないかと考えて、
できるはずもないのに、
速くなるためのプログラムを無理やり消化することに必死だった。
だから走っていることが、苦しかった
陸上競技場のトラックを走るのは、今でもあまり好きではなし。

だから、トレイルでもっと速くなりたいとは思はない。

トラックレースや、駅伝のような感覚・感情を
トレイルには持ち込みたいくない。

トレイルで上を目指そうとすれば、
ある程度のところまで行けるのかもしれない。
でも、そこで一体、何が得られるのか。
いろんなものを犠牲にして、突き詰めて、結果を出したとして
心が満たされるのか。

陸上競技場でのチャンピオンシップ、駅伝での区間順位争い、
そのフィールドが、トレイルに変わっただけで、
結局、ぶちあたる壁は同じだと思う。
結局は、走ることに疲れてしまう自分が容易に想像できる。

好きで走るのだから、わざわざ疲れる必要はない。
わざわざ疲れてまで走る必要はない。
33歳になって、ようやく分かりかけている。

志賀高原の50kmのゴールを見ていたとき、
みんな笑顔でした。あれが全てです。

師匠は、こう言う。
「勝とうとすれば負ける」
トレイルランは、人との勝負じゃないんですよね。
私利私欲を満たそうとすれば、山に突っぱねられる。
クマさんも、ハチさんも、ヘビさんも、ブヨさんも。
砂利道も、ドロドロも、つるつる木道も、岩も。
霧も、雨も、日照りも、雷も。
山と一体化できたときに初めて、得られるものがある。
そこに順位やタイムが　くっついてくるだけ。

師匠は、こう言う。
トレイルは陸上競技場とは違う。
同じトレイルレースでも、コースが変化する場合もある。
天候によっても、トレイルの状況は様変わりする。
自然災害や、予期せぬ悪天候で中止になる場合もある。
だから、タイムなんて目安でしかない。

師匠は、こう言う。
山を走るときは、常に余裕を持って。
登りでオールアウトしたら、帰ってこれない。
疲れた～、や～めた、タクシー呼ぼう　なんてできない。
だから、がんばらない。

師匠は、こう言う。
山に行くことを特別なことと考えないで。
山に行くぞ!となったら道具を揃えて、服装もバッチリ決めてじゃなくて
普段着で山に行く。
山に行く・走る　　から特別なことをするんじゃなくて
ありのままの姿で山に行く、走る。そういう感覚でいるということ。

師匠に会えば会うほど、話を聞けば聞くほど、
この人は、俺とはキャパシティが全然違うと実感する。

真冬の守門で、ギリギリの状態でマインドコントロールする強さとか。
そこで、心を開くとか。

私には真似できない。恐さが絶対に先行する。
臆病なんだろうか。山の経験が少ないからなんだろうか。

志賀高原を完走できて、少しは近づけるかなと思ったけど、
その差を余計に実感した。
師匠のステージには、やっぱり上がれないと思うこの頃だ。

私は、今よりも速くなりたいとは思はない。
とにかく、今の状態を1年でも長くキープしたい。

週末だけしっかり走って、あとは適当に。
子どもといる時間を優先する。
一人の時間は、走っているか酒を飲んでいる。
息長く、トレイルランをしていたい。

志賀高原での表彰式の時、
50km男子総合4位の人に心を奪われた。
彼は私よりも7つ年上。

ワタシと10分差くらいだった。
果たして自分が彼の歳になった時、
この人のように走り続けていられるのだろうか。

目をキラキラさせて、年下の人間にもニッコリと握手をしてくれる
彼のような、ランナーでいられるのだろうか。

こういう人になりたい。
チョーカッコいい。

OSJとか、メジャーな大会って、ある意味、
人間観察劇場でもある。

私は、酒飲みでも、今の環境で
背伸びすることなく、「走る」を楽しみ続けたいと思っている。