小川山 涸沢岩峰群
天候 | 晴れ 午後から雨予報だったので、12時30分に撤収。 山頂付近は小雨がぱらつきましたが、駐車場は晴れていました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
陽の当たらない面は水が滴っていましたが、陽の当たる面は乾いていました。 |
写真
感想
午前中は登れそうな予報だったので、涸沢岩峰群へ。
前夜雨だったのでどうかと思ったが、予想に反して駐車場は乾いていた。
キャンプ場泊だったraityoさんパーティーにご挨拶し、早々に岩場へ。
●アプローチ(メモ)
駐車場から林道を10分程行くと右手に堰堤(ここが涸沢)。フェニックの大岩まで行くと行き過ぎ。堰堤の数m先から右手に入り、堰堤を回り込んで涸沢(ガレ沢)をつめる。
正面に現れた大岩は右から巻く。巻き上がったらすぐに左手の尾根を渡り沢筋(水はない)に入り、その沢をつめる。(大岩の左手が悪くて直接この沢に入れないため)。
しばらく沢をつめると左岸尾根上に小さい白い看板「涸沢岩峰群」があり、尾根に乗れる。尾根上は薄っすらだが踏み跡あり。しばらく後、再度左手側の沢筋に降り、沢をつめる。(沢側の地面には赤い杭のようなものがあるのだが)。
右手奥に岩峰群が見える場所から右手に入る(ケルンがあるが、ここも分かり辛い)。
涸沢1峰に突き当たる。1峰を右手方向に巻く。岩沿いを少し下り、ガレ場と1峰と2峰の間のルンゼを過ぎ、2峰と3峰の間がダイレクトルートの取付き。
デポ出来る広さはあるが、踏み跡から1m程上にあるので分かり辛い。
取付きまで、駐車場から小一時間。
<登ったルート>
涸沢2峰ダイレクトルート
1ピッチ目:Hさんリード
2ピッチ目:yachimayuリード
3ピッチ目:yachimayuリード
4ピッチ目:Hさんリード
Yさんはオールフォローで
1ピッチ目
見た目より悪いスラブ。スラブ上にハンガーひとつあるが他はない。唯一?ハンガー2つある支点で切る。
2ピッチ目
クラックが2本走っておりどちらからも行ける。
傾斜の緩い右のクラックは、、、フレアでカムが決まらないので途中から左クラックに逃げる。途中テラスが2箇所程あるのでどこでも切れるが、ロープの流れを考えて2段目で切る。
3ピッチ目
残置リングを通り過ぎ、最終ピッチのクラック下まで伸ばす。
4ピッチ目
真下に立つと若干被っている綺麗なクラック。出だし離陸が難しい。ほんとに5.9?
上部にカム残置ひとつあり。女性ならハンド。
クラックの右側にやさしめルンゼがあり、そちらからも上がれるとのこと。
クラックを抜けると2峰頂上。とても良い景色(だが、雨雲が着々と迫っていた)。
懸垂下降
終了点から数m、頂上のすぐ下に懸垂用残置あり。
60m2本で降りた後、数m下ると左手壁際に残置あり。
そこからは60m1本×2回(2回目と3回目の間は、数m下る)で、取付きまで戻れる。
<感想&反省>
短いながらもアプローチもあり、スラブ、クラック、小ハングと、色々楽しめる。
支点は1ピッチ目のハンガー1つと終了点、3ピッチ目にも残置リングがある程度。
2ピッチ目は簡単(に見えた)なクラックに取り付いたが、フレアに入れたカムが全く効いていなかった。。。反省。左のクラックは自身には少し広くて嫌な幅だったのだが・・・この幅を苦手で逃げていちゃいけないなぁと思い直す。
手持ちの残りカムの把握が甘く、思った場所に支点を作れず、切った場所もそこで作った支点も最悪で・・・こちらも猛省。
教訓「登りやすさではなく、確実にプロテクションが取れるルートを選択すること」。
最後の綺麗なクラックをリード出来るHさんがうらやましい。いつかは。
雨予報でしたが、1本登れて良かったです。
反省することが沢山でしたが、楽しいアルパインでした。
今回もありがとうございました!
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