礼文島8時間コース(ちょっと省略)(江戸屋〜香深井)

2011年07月13日(水) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 21.8km
• 登り: 1,003m
• 下り: 980m

コースタイム

7:20江戸屋-8:00ゴロタ山山頂8:20-9:30鉄府9:50-10:30西上泊11:40-16:15宇遠内17:00-18:15緑ヶ丘キャンプ場

天候

曇り時々雨

アクセス

利用交通機関：

バス

緑ヶ丘キャンプ場から徒歩10分弱の「香深井」バス停からスコトン行きのバスに乗り、「江戸屋」で下車。そこからゴロタ山方面へ車道を歩くと、徒歩10分程で8時間コースと合流。

コース状況／危険箇所等

キャンプ場でお会いした、前日に利尻岳を登って来たという方が「8時間コースは無理だから諦める」と話していてすっかり弱気に。
しかし「長いだけでキツくはない」という方もいて。。。
とりあえず途中まで行ってから8時間コースへ突入するかどうかを決めることにしました。
結果、行って良かった!

車で行けるところはレンタカーで行く、ということで本来の8時間コースの起点であるスコトン岬はスルーし、手前の江戸屋から岬をショートカットするルートにしました。
帰りのバスが無くなることを考慮し(島内タクシーは台数が少なく予約なしではつかまらない)緑ヶ丘キャンプ場にテントを張り、ここを終点としました。
それでも11時間程かかりましたが、かなり長い休憩をとったりお花を眺めたりでのタイムなので、健脚な方が急げば十分8時間で行って来られると思います。
バスの本数が少ないので、帰りにバスを利用される方は要注意です。
元々粘土質の道が雨でぬかるみ、かな〜り滑り易くなっていて、鉄府手前の階段では2回すっ転びました(汗
足元に泥がつきまくるので、スパッツがあると便利です。

宇遠内唯一の休憩所兼食堂では漁師のご主人がその日の朝獲って来た魚介類を激安価格で食べられます。
時間にゆとりがある方は是非!
ちなみにこの休憩所の庭先では無料でテントを張らせて頂けるそうです。
礼文の他2カ所のキャンプ場はいずれも有料なので、これは嬉しい!

写真

「江戸屋」バス停目の前の舗装路を上がって行きます。

バス停の前には簡易トイレもあります。

10分ほど行くと正規(?)8時間コースである、スコトン岬からの道と合流。ここから先は山道っぽくなります。

ゆるやかな山道を登ります。ガスって眺望は全くありませんが、道端のエゾカンゾウに癒されます。

ヨツバシオガマ、オオハナウド、エゾカンゾウが咲き乱れます。

そうこうするうちにゴロタ岬に到着。ガスって海は見えません。

ゴロタ岬にもお花がたくさん咲いています。

ミソガワソウ?

オオダイコンソウ。

エゾカンゾウはあちらこちらに咲いています。

ゴロタ岬から少しずつ下り、階段で一気に高度を下げます。前日の雨で階段はぐちゃぐちゃにぬかるんで滑り易く、恥ずかしながら2度尻餅つきました(汗

降り切ったところから見上げた写真。

鉄府の集落までは海岸沿いのダート道を歩きます。

鉄府到着。猫さんがお出迎え。

7/13 9:16

道端に蛍が!

7/13 9:41

漁港です。公衆トイレもあります。

7/13 9:46

鉄府からまた標高差200M程登ります。この辺で結構シャリバテ気味に。

7/13 10:17

下るとそこは西上泊の集落。お土産物屋さんや食堂が数軒立ち並び、観光バスも来ています。

7/13 10:25

ほたてのザンギ(フライのようなもの)。

7/13 10:25

たこの天ぷら。柔らかくておいしい!

7/13 10:33

トドの佃煮みたいなの。珍味。

7/13 10:38

うに丼2000円。まあまあのコスパ。

7/13 10:39

たこをウニのたれで焼いたものと一緒に頂きます。

7/13 11:05

4時間コースならここから浜中へ抜けて終了。8時間コースならひたすら南下。どちらへ行こうか迷いに迷いながら澄海岬へ。生憎の空模様でも海の青さが分かります。柱状摂理の岩肌も見えます。

7/13 11:29

結局1時間迷って8時間コースを行くことに。そうと決まったら腹ごしらえ。たこの天ぷら入りうどん。トイレも済ませていざ宇遠内へ!

いよいよ西上泊を出発!民家脇の細い道を入って行きます。最初結構キツい急登で先が思いやられる。。。と思ったのですが、すぐゆるやかな登りになったので一安心。

レブンコザクラ?

エゾチドリ。

エゾヨロイグサ?

おなじみヨツバシオガマ。島内至る所で咲いています。

オオダイコンソウ。

あざみ?

しばらくは営林署のオフロード車用のダート道を登って行きます。結構滑るし斜度もそれなりだし、ここをオフロード車で走るのは結構大変そう。。。歩く分には広めで登り易いです。

召国集落との分岐付近。リタイアするならここが本当のラストチャンス。お花畑に誘われるように8時間コースへ。

300M程登り切るとあとはゆるやかな上り下り。

カラフトゲンゲ?

海まで続くお花畑。

北海道ではおなじみのハマナス。

ゴゼンタチバナ。

これは何だろう?

ヒメイチゲ。。。かなあ。

しばらく行くと森林帯に。

おなじみオオダイコンソウ。

これは分からず。

チシマフウロかな?

露の滴るチシマフウロ。

ヤマブキショウマ。

この虫は??

レブンウスユキソウ。これを楽しみに8時間コースを歩いて来ました。

ちょっとした沢を渡ります。この辺りから下り基調。

レブンウスユキソウはエーデルワイスの仲間だそうです。凛とした美しさがありますね。

森林帯を抜けたらガンガン下ります。

これも柱状摂理?

結構な急坂。ロープ場も(ここだけですが)。旦那はロープを使わずにスタスタ下りて行きましたが、私は念のためがっちり使わせて頂きました。

塩害に強そうなお花(名前分からず。。。)頑張って下りますよ!

エゾカワラナデシコも励ましてくれた。。。気がする。

チシママンテマ。

これまた分からず。

小さくて可愛いオオミミナグサ。

やっと海まで降りた!

可愛いお花(名前分からず)も出迎えてくれています。

ほっとしたのもつかの間、目の前には大きな岩が。。。この岩を飛び越えながら進みます。下りで足がガクガクになっているところでの岩場、しんどかったです。

岩が小さくなって歩き易くなり、滝を過ぎれば宇遠内は目の前!

這々の体で宇遠内に到着〜。休憩所で一休み。

漁師のご主人がその日の朝獲って来た海の幸を激安価格で頂きます。こちらは生きているナマコ。サービスで酢の物にして出してくれました。アテにして呑むしかないっしょ!

シマゾイの昆布〆。高級魚も500円!昆布も目の前の海で獲れたものです。利尻の昆布は養殖ものが多いですが、礼文の昆布は天然もの。海流の関係で特に西側の昆布は分厚くなるそうです。

美味しい昆布を食べて育ったウニは美味しくなるそうで。バフンウニがなんと山盛り1皿500円!臭みが全くなくて本当に美味しい!

タコのお刺身。値段は忘れたけど、確か300円位?

ウニがあまりに美味しかったので、ウニ丼を頂きました。ウニ一皿500円に丼ご飯200円、合わせて700円でウニ丼が食べられるなんて。。。

がっつり食べてちょっとだけ呑んで、疲れも癒えて気分が良くなった所で出かけます。女将さんがお見送り。

集落の裏の山(標高差300M弱)が最後の登り。

営林署のオフロード車用のダート道。広くて登り易いです。とにかく暗くなる前に着かなきゃ、ということで周りのお花を愛でるゆとりなし。。。(汗

一山越えて車道に出ました。ここから15分位でゴールのキャンプ場。

着きました〜。いや〜長いこと歩いたな〜。

撮影機器：

GR DIGITAL 3 RICOH