芦別岳
- GPS
- 10:07
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,540m
- 下り
- 1,532m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・笹藪の登山道があまり整備されていない。雨や朝露で全身が濡れるので雨具等の準備が必要。 |
写真
感想
夏は北海道。1年振りの北海道です。
新千歳空港に降り立つと、そこは別世界。涼しい風が心地良く秋の気配が感じられる。
千歳から道央・道東自動車道を乗り継ぎ、占冠ICから富良野街道を北進する。夕方、南富良野町山部の芦別岳登山口に到着する。
昨年の大雨で北海道は甚大な被害を受け、登山口を結ぶ多くの林道が通行禁止になっている。特に東大雪や近くの夕張岳の林道も。
計画していたニペソツ山の林道が通行禁止で急遽、芦別岳に変更した。
芦別岳は夕張山地の中央に位置する最高峰である。
形はピラミダルな鋭鋒でユーフレ川を挟んで本格的なロッククライミングのできる岩場や沢遡行も楽しめる人気の山だ。
コースはユーフレ川を挟んで、尾根を進む新道コーストと沢から北尾根を進む旧道コースがあるが時間の関係で新道コース歩くことになる。
登山道は東から西に長く、緩やかに伸びている。
昨晩の雨の影響で、途中の半面山までの登山道は泥濘そして滑り易い。樹木は鬱蒼として覆いかぶさり、長い笹藪で全身がびしょ濡れで冷える。霧が雨に変わると雨具を装着し少し歩くと、身体が温まりホッとする。
半面山に到着すると、明るく風景は一変し遠方に芦別岳の山頂が望まれる。
その後アップダウンを繰り返すと雲峰山に到着する。山頂に伸びる尾根道が見える。
青空が時々顔を見せ、天候の回復が期待される。
雲峰山からユーフレ谷のコルまで一旦下る。ユーフレ谷は深く落ち込み荒々しい岩峰や岩壁に覆われている。
ユーフレ谷から細い痩せ尾根を登り続けると、山頂直下の急斜面一面に美しいお花畑が拡がり一瞬にして疲労感と心の緊張が溶けるような感じだ。
最後の岩場を登り切ると岩稜に覆われた狭い空間だが、高度感があり芦別岳が鋭鋒であることを実感する。長く伸びる北尾根そしてその先に繋がる岩峰が印象的だ。
山頂で出会った地元の登山者はとても親切でフレンドリーで好感を持てた。
登山道は新道コースも少し荒れていたが、旧道はそれ以上に荒れているようだ。
誰に聞いても旧道コースの素晴らしさを語るのだが、ここ10年ほどで様変わりしているのが残念な気がする。
甘く見てはいけないタフなコース、そして変化に富んだ素晴らしい芦別岳に感謝。
明日は日高の幌尻岳。宿泊先とよぬか山荘を目指す。
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