利尻岳(見事な山容にほれぼれ)
北海道
kiry
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,574m
- 下り
- 1,561m
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4:10北麓野営場-4:15甘露泉水4:25-4:30,3合目-5:20,5合目-5:45,6合目-6:05,7合目-7:00,8合目-7:45,9合目8:00-8:45利尻岳山頂
・下山
9:20利尻岳山頂-11:35,9合目-12:25,8合目-12:50,7合目-13:05,6合目-13:20,5合目-14:00北麓野営場
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
船
ハートランドフェリーにて鴛泊へ \2,080 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・登山ポスト情報…確認し忘れましたが、北麓野営場の管理棟にあると思います。私は宿に宿泊したので宿に提出しました。 ・トイレ情報…現在、野営場整備中のため、簡易トイレが設置されてました。 後、この山を登るルールとして携帯トイレを持参する事になっているのですが、携帯トイレ用のトイレが6.5合目、8合目先の避難小屋、9合目にあります。 団体で来られたおばさま達は結構利用してました。 ・水場情報…3合目先の「甘露泉水」が最後の水場です。 ・山道情報 ・3合目〜7合目…とても歩き易くほとんど疲れることは無かったです。 ・7合目〜8合目…7合目までとは違ってこの間は長いです。途中、第2展望台があるので休憩には丁度良いです。 ・8合目〜9合目…少しの下りがあり避難小屋を経由して難なく到着です。9合目までは、楽に感じました。 ・9合目〜山頂…9合目までとは一転してとても険しくなります。崩壊の進む火山礫の山道は傾斜もあり滑り易く踏ん張りが 効き憎いです。 ストックあると大分違います。 帰りは下れるのかと思う程。飴と鞭な山道でした。 |
写真
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感想
前置きの話しなのでパスして下さい。
前日は移動日。朝、8時前札幌発の列車に乗って5時間掛けて稚内を目指す。
飛行機でも良かったけれど、たまには列車の旅もいいかななんて。まぁ、電車好きでもあるので。
途中の車窓からは、利尻富士の雄姿を見る事ができとても感激。と同時に明日登る山を前に気合が入った。
稚内に着くも、利尻島行きのフェリーは3時間後。時間を潰すのが大変。色々考えてレンタカー借りて宗谷丘陵に行こうかと思ったけれど、レンタカーは最低6時間からとの事で、2時間程度で8000円は高いのでやめて、とにかく歩きまくりました。
フェリーターミナルでは駅前とは違って人がわんさかいるではないですか。団体さんもたくさん。
とてもきれいなターミナルは過ごし易く利尻、礼文の紹介モニターを見ながら時間を過ごす。
出発時刻を迎え乗船。2等なので大広間に荷物を置いて船上へ向かう。出発して10分経った位で利尻富士の姿が見える。
天気は良いためその姿をずーっと見ることができた。しか〜し、こんな所で格差が。
船上からの眺望だと煙突やら柵が邪魔して必ず写真のフレームの中に入ってくるんです。
1等ならそんな心配はなくいい景色が見える様です。まぁ、仕方ないです
船上では利尻を目指す方と話しをすると、なにやら団体の方だった。人数を聞くと20人近く。同じタイミングで登ったのでは単独で来た意味がないと思い、おもむろに、出発時間を聞くと5時位の出発だとか。申し訳ないけど、私は4時出発にしようと決めた。
そして、港に近づくと何やら凄い客船がいるので望遠カメラで拡大して確認してみるとなんと「飛鳥�供廚�停泊している。初めて見た。
どうやら、大き過ぎて港には停泊できないようだ。
そんな飛鳥を横目に利尻島に上陸だ。いやぁここまで長かった。
宿のお迎えで宿へ。その後は買い出しの為セイコーマートに行くも、安いおにぎりは全てなく、少々高いおにぎりを買う事になってしまった。
稚内で買っておけば良かった。
そして、夕陽が見える丘を目指しギリギリで間に合うも、やや残念。礼文に沈む夕陽は途中の雲に消えてしまった。宿に戻り翌日の支度をして就寝。
山の話し。
朝は3時起き。宿の送りは4時半と言うことで、私は3時半に出発して歩いて3合目にあたる登山口に向かった。既に、辺りは明るくなり始め街灯はないが問題なく歩けた。
そこそこ早いと思っていても車で追い抜かれることもしばしば。みんな、行動が早いなぁ〜。
整備された道を歩くと程なく「甘露泉水」の水場に到着。とても美味しい恵みの水を飲み水として頂き、ここから本格的な登山の始まり。
山道は狭く、すれ違いがしづらい。しかし、思いの外登りはきつくもなく珍しくいいペースで歩けた。
今回は先を急ぐ為、花の写真は後回しにした。それぞれの○合目には、その名前が付いており、その中でも、7合目にあたる胸突き八丁はその名の通り厳しさを増した。
そして、8合目までも長い。しかし、第2展望所と言う見晴らしの素晴らしいポイントが丁度良い休憩場所となった。みな、休んでいた。私も朝食を取った。
時折、頂を見る事は出来たが、8合目に到達するとその見事な光景に感動を覚えた。
「この山は、山容に魅力のある山だな。」なんて思った。
厳しかった登りも一旦終わり非難小屋を脇に9合目を目指した。
非難小屋なんですが、扉が壊れててあまり非難小屋の意味をなさないようだ。
そして、9合目まではそれ程疲れもなく順調に着く事ができた。
ここでも、小休止。とにかく、眺めは良い。天気も最高によい。良いことだらけ。
さて、聞いてはいたけれど「ここからが正念場」と。始めは、今までと変わらぬ山道。しかし、開けた場所からは火山礫の滑り易い道に変貌し、傾斜もぐんと増す。
踏ん張ってもズルズル下って登り上げ難い。厳しい山道だとは知っていたけれど予想以上に厳しい。山頂までは気を許す事ができない。
「これでは、確かに歩くだけでも崩壊していってしまうな。」と思った。
そして、「また、来ても良いのだろうか?どんどん崩壊させている」と言う気持ちにもなった。
そんな、大変な登りだが、あちこちに花が咲き乱れ目を楽しませてくれた。
あの「「リシリヒナゲシ」も大崩落地に数株咲いていた。後で写真だな…
厳しい登りも終焉を迎えやっとの思いで感動の山頂に到着。風は強いがとにかく雲一つない天候に恵まれ最高の気分だった。
山頂に咲く花も強風に耐えつつ短い時の中、たくさんの陽を浴びてより一層美しく輝いていた。ほんと、きれいだった。
後ろ髪を引かれつつと言いつつ、30分以上は山頂からの景色を堪能し下山を始めた。
しかし、下りは本当に大変そうなので、珍しくストックを使う事にしたが、登りで常に先導していた放浪をしている若い子に1本ストックを貸してあげた。
重宝したみたい。あるのと無いのとでは大違い。
そして、今回は、下山時に花の写真を撮ろうと思っていたのでゆっくり下る事にした。
山頂から下る事すぐに東京は町田から来られていた女性と話しをし「利尻草」を教えて貰った。(自分、勉強不足。何しに来てるのやら)
そして、お待ちかね。「利尻ヒナゲシ」を写真にと思ったら「あれっ、沓形登山口分岐。ここまで来たっけ?」
流石に見れずに帰れないと思い、登り返した。ほぼ、山頂付近まで。
「う〜しかし、見つけれず…」もう、執念だった。しかし、何とか見つける事が出来、数株それも遠くだったけれどたっくさん写真に収めた。
それから、まずまず満足したので9合目まで下り、休憩。そして、ここから一気に野営場まで休憩なしに下った。(ただ、用を足したいだけだけど)
簡易トイレですっきりしたので、再度、水場に戻り甘露泉水をがぶ飲み。うまいうまいうま過ぎるぅ〜。
凄い量を飲んでしまった。でももう、宿に帰るだけなので。
そして、湧き水を沢山キャメルバックに入れて、野営場に戻り、宿の方に連絡をして宿に無事に帰る事ができました。
天気最高!花もたくさん、何より山容がとてもきれいな本当に大満足な山でした。
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