鎌倉街道羽根倉道（上尾〜与野）

2017年09月03日(日) [日帰り]

• GPS: 07:26
• 距離: 33.3km
• 登り: 5m
• 下り: 16m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:27
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:27

距離 33.3km 登り 3m 下り 8m

6:57 羽貫駅
14:24 与野本町駅

羽貫駅出発　　6:57
与野本町駅到着　　14:24
歩行時間 7時間27分
歩行距離 33.3km
高低差 36m
歩数 42623歩

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

埼玉新都市交通羽貫駅〜JR与野本町駅

写真

9/3 6:56

埼玉新都市交通の羽貫駅を出発。

9/3 7:04

9/3 7:18

庚申塔道標。台石正面に「右原市、左上尾」、台石右面に「右小室」、台石左面に「左桶川」

9/3 7:35

密蔵院山門

9/3 7:36

密蔵院本堂

9/3 7:36

密蔵院薬師堂

9/3 7:36

本尊の薬師如来座像は江戸時代に制作されたものですが、日光菩薩立像・月光菩薩立像は平安後期に制作されたもので、上尾市内に所在する仏像の中では最も古いものだそうです。

9/3 7:44

鎌倉街道の道筋

9/3 7:54

早速出てきました。「鎌倉街道」の標柱です。ここを左折するのが幸手まで続く古道「幸手道」だと思われます。少し歩いてみます。

9/3 8:08

庚申塔道標がありました。正面下部に「くき（久喜）、さって（幸手）、志おんじ（慈恩寺）、い王つき（岩槻）」とありこの道が幸手に続く道だとわかります。では鎌倉街道に戻ります。

9/3 8:08

9/3 8:14

ここにも庚申塔道標。右側面に「東方さって（幸手）、くき（久喜）、多かの（高野）」とあり幸手の地名が刻まれています。

9/3 8:20

鎌倉街道に復帰。

9/3 8:24

二ツ宮氷川神社

9/3 8:25

もともと氷川男体社、氷川女体社の二社から成り立っていました。明治41年（1908）の神社合祀により女体社は鍬太神宮（現氷川鍬神社）に合祀され現在はありませんが「二ツ宮」の地名はこの氷川二社からきていると云われています。

9/3 8:29

鎌倉橋。芝川にかかる橋。この道が鎌倉街道であることが分かります。

9/3 8:35

鎌倉街道の道筋。

9/3 8:38

むくの木。幹周り約5m、樹高約20m、樹齢約500年とされています。

9/3 8:39

この道が鎌倉街道羽根倉道と書いてあります。

上尾市マンホール蓋

9/3 8:53

旧中山道を横断します。右折すれば上尾駅です。

9/3 8:57

高崎線を跨ぎます。

9/3 9:16

さくら保育園。かって長福寺・阿弥陀堂があり、この土地を整備した時に平安〜鎌倉時代の蔵骨器と二百基余の板碑が発見されています。

9/3 9:23

富士塚

9/3 9:31

武国神社。明治40年に当地にあった氷川神社を武国神社と改称しています。武国神社境内裏は遺跡になっており「奈良瀬戸遺跡」と呼ばれていて、古代瓦も出土していることから古代寺院があったとも考えられています。

9/3 9:52

ここに今でも鎌倉街道が残っています。いかにも古道らしい素晴らしい道です。本日の街道歩き最大の見所です。

9/3 9:53

よくぞ残してくれました。

9/3 9:54

9/3 9:56

9/3 9:57

9/3 10:02

三貫清水緑地。

9/3 10:00

「三貫清水」とは、室町時代、扇谷上杉家家宰であった太田道灌がこの辺りに狩りに来ていて、ここで休憩した際、土地の人がここの清水の水を汲んで茶をたてて出したところ、「とてもうまい」と言って、三貫文の褒美を与えられたという伝説からついたものといわれています。

9/3 10:07

古道に落ちるドングリの実。秋ですか。

9/3 10:27

川越線を横断します。

9/3 10:33

日進神社。明治40年（1907）に地区の神社を合祀したもので、もとは上加村の氷川神社でした。

9/3 10:33

神社には市指定無形民俗文化財の「日進餅つき踊り」の説明版があります。

9/3 10:40

金剛院。南北朝時代以前の創建と伝えられています。

9/3 10:47

満福寺。鎌倉時代に開創された古刹です。

9/3 11:06

櫛引観音堂

9/3 11:06

櫛引観音堂の板碑群。50基以上あります。なぜここにこんなにあるのかミステリーです。

9/3 11:10

櫛引氷川神社。創建は應永5年(1398)、大宮氷川神社から櫛引村住民の平安と五穀豊穣を祈り分霊され村の鎮守としたと伝えられています。

9/3 11:24

普門院（大成館跡）。応永33年（1426）、この地の領主金子大成は、この地に赴いた月江正文に帰依し、自から剃髪し幻公庵主と称し、居城（大成館）を寺院とし、山号を大成山、寺号を普門院としました。

9/3 11:49

赤山街道大宮道を横断します。

9/3 12:03

慈寶院。第三代天台座主慈覚大師円仁が天長6年（829）に創建しました。

9/3 12:12

この辺りは古墳がたくさんあり側ヶ谷戸古墳群と呼ばれています。これは大宮西高校内にある稲荷塚古墳。6世紀初期に築造されたと推定されます。

9/3 12:17

茶臼塚古墳。6世紀後半の埴輪片が出土しています。

9/3 12:19

稲刈りが進んでいます。

9/3 12:25

林光寺仁王門。

9/3 12:26

林光寺。鎌倉時代に本覺大師が開山、林台寺と号していました。

9/3 12:38

藤橋の六部堂。廻国行者の小平次が寛政8年（1796）に初代の藤橋を建設しました。これは彼を祀った祠です。

9/3 12:37

鴨川にかかる藤橋。

9/3 12:45

島根氷川神社（足立館跡）。弘仁2年（811）足立太郎秀盛が、自らの領地に鎮守として氷川神社を勧請したと伝えられています。

さいたま市マンホール蓋

9/3 13:22

観音寺

9/3 13:22

9/3 13:22

観音寺観音堂

9/3 13:39

大泉院。室町時代建立。この辺り大久保領家遺跡があったと言われています。

9/3 13:59

諏訪神社

9/3 14:11

庚申社。見覚えがあると思ったら大山街道府中道と同じルートを歩いていました。

9/3 14:17

円乗院。建久年間(1190〜1199)畠山重忠によって、道場村（現桜区道場）に創建され、慶長年間(1596〜1615)に現在地に移建したと伝わっています。

9/3 14:23

JR与野本町。鎌倉街道羽根倉道の歩きはここまでとします。

撮影機器：

iPhone 6s Apple

感想

onody

鎌倉街道羽根倉道を上尾から与野まで歩きました。三貫清水緑地に残る鎌倉街道は見応えありました。埼玉の街道も捨てたものではありません。