長九郎山
- GPS
- 05:09
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 1,020m
- 下り
- 993m
コースタイム
宝蔵院 11:30-11:40
八瀬峠 12:35
長九郎山 13:00-13:25
長九郎登山口 14:45
道の駅 花の三聖苑 15:25
天候 | 晴れときどき曇り。気温が上がって春の陽気となりましたが、ただし頂上では少し強めの冷たい風にさらされて、長居ができませんでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2008年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
蓮台寺駅 09:40-(西伊豆東海バス)-10:12 船田バス停 (帰り) 花の三聖苑バス停 15:49-(西伊豆東海バス)-16:19 蓮台寺駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登りの車道歩きで2人、頂上で1人の方と出会っただけです。まだシーズンには少し早いとはいえ、休日なのに会った人が3人だけという、静かな山でした。 ●船田バス停〜宝蔵院 かなり長い車道歩きです。宝蔵院手前の三叉路から先は、車道と並走するように「大師みち」という山道がありましたが、この日は荒れていました。 ●宝蔵院〜長九郎山 道標がしっかりしていて、良く整備された区間が多い道です。特に宝蔵院から出合までの間は、緩やかな優しい道が続いていたのが印象的でした。 その後は崩壊箇所や通行止め区間があったりしましたが、すでに3年以上が経過しており(この記録の登録は2011年7月です)、当時のままになっているとは思えないので、最新情報を確認して下さい。 ●長九郎山〜長九郎登山口(池代集落) ほぼ道標完備の道ですが、下るには少々考えされられる分岐も2度ほどあります。でも大きく迷うほどの場所ではなく、逆方向(登り)では問題にならない箇所でした。 また、やや急な下りの区間や、荒れ気味の区間もあって、少々足元には注意が必要です。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 ※GPS導入前なので、ルートは推測です。 |
感想
伊豆急行沿線では河津桜まつりが開催中で、河津駅では大勢の人が降りていきましたが、蓮台寺駅で降りたのは数人のみでした。
改札を出ると、駅前には予想外に全く何の建物もなく、駅舎も待合室があるだけの簡素なもの。仕方なく待合室で少し時間を潰してバスを待ちます。
やってきたバスは乗客数が10人に満たないほどで、ガラガラでした。
船田でバスを降りて、川沿いの舗装された道路を緩やかに登っていきます。川の水はきれいで、河原ではたくさんの菜の花が鮮やかな黄色い花を付けていました。
船田や門野の集落を抜けても、舗装道路の登りがずっと続いて、1時間ほどで白川への分岐点となるT字路に差し掛かりました。
そのT字路から宝蔵院までも、舗装道路の続きを歩くつもりでしたが、左手に「大師みち」なるものの入口があって、かつての参道を歩けるようなので、そこを入ってみます。
その山道は始まってすぐに男坂と女坂に分かれ、ここは短い距離を直線的に結ぶ女坂を選択します。
ところがその道、倒木がそのままだったり落ちた枝が散乱していたりと荒れ放題です。歩く人の少ない時期なので、しばらく整備されていないのかもしれませんが、甚だ歩きにい状況でした。
再び舗装道路に出ると、あたりはもう公園として整備された「21世紀の森」の中で、宝蔵院もすぐ先でした。ただし周囲に人の気配はありません。
陽当たりの良い境内でベンチに腰掛けると暖かくて心地よく、この静かで落ち着いた雰囲気の中で、少し休憩していきました。
宝蔵院の先は、「富貴野・長九郎遊歩道」に入って長九郎山を目指します。元々整備状態の良さそうな道なのですが、それがつい最近も整備された様子があって、とても歩きやすい道です。道標も随所にあって何の不安もなく歩けます。
何よりも、傾斜が実に穏やかなことは特筆すべきほどでした。山腹を縫って僅かずつ高度を上げていく緩やかな坂がどこまでも続いて、登りであることをほとんど意識させられません。
足場の悪い箇所も一切なく、名前通り本当に「遊歩道」という感覚で歩けるような道でした。ただしずっと杉林の中を通過するため、展望はほとんどなく、道の変化にも乏しかったです。
やがて大沢温泉からの道が合わさる出合と呼ばれる地点に出ます。ここは樹木が刈られて陽当たりが良く、ベンチもあって休憩に向いている場所でした。
出合から先で、いくらか山道の趣を感じられるようになったと思ったら、枯れ沢を横切る所で道が崩壊していて、いきなり要注意箇所の出現です。
崩壊地をやり過ごすと、道が二手に分かれたので、左側の健脚コースを選びました。すると丸太の急階段などもあって、結果的に今日の全コースの中でここが最も急な箇所となります。
急坂を登り終えて林道に躍り出たところが八瀬峠です。振り返ると、今歩いてきた健脚コースには「通行止め情報」が掲示されていました。
でも確かに、複数の倒木が折り重なって道を塞いで、通過が面倒な箇所はあったものの、特段の危険はなくて、通れないというほどでもありません。
それに、なぜ通行止め区間の両端にきちんと掲示を出さないのでしょうか。下にはそんな掲示は全く出ていなかったのです。このような、片方向を歩く人にだけ向けられた中途半端な掲示が、山の中では実に多い気がします。
八瀬峠の先で木段で一気に高度を上げていくと、シャクナゲの低木で埋め尽くされた中を縫う道に変わります。花のシーズンに訪れれば圧巻ではないかと思われます。
シャクナゲの中はしばらく緩やかでしたが、再び登りに変わった道を進むと、やがて展望台の建つ山頂に到着しました。
山頂は樹木に囲まれていますが、展望台に登れば360度のパノラマが楽しめました。少し雲が多かったものの、富士山は雲海の上に頂上部が顔を出していて、天城連山も手に取るようです。でも残念ながら南アルプスや伊豆諸島などは見られませんでした。
下りの池代集落への道もほぼ道標完備でした。最初は比較的急な降下で始まり、一旦林道に出て少し林道を歩いたり、また別の林道を横切ったりして、次第に沢沿いの道になります。
そして9番道標のところで林道に入ると、そこからの林道歩きは少し長くて退屈でした。
かなり下った後で、最後にはまた短い山道区間がありますが、そこだけは何故かかなり荒れていました。倒木や落ちた枝が放置され、枯れ葉が堆積して木段を隠し、浮き石も多かったです。
少し慎重に通過して、急な階段状の下りを経て林道に戻ると、ほどなく人家も見られるようになって、さらに下ると長九郎登山口となっているT字路に着きました。
長九郎登山口から大沢温泉口へは本数が少ないながらバスもありますが、待っている間に歩けてしまいそうなので、そのまま歩き続けます。
大沢温泉口のバス停に着いた時、もし蓮台寺駅方面へのバスの時間が迫っていれば、そこでバスを待つ予定でしたが、まだ25分もある上に、周囲にはバス停のほかに何もなく、時間を持て余してしまいます。
そこで、さらに歩いてすぐの所にある道の駅「花の三聖苑 伊豆松崎」まで移動することにしました。
道の駅では、土産物店を冷やかしても時間を潰せそうでしたが、外の芝生広場にベンチがあって、陽当たりも良く風のない今日のような日は外のほうが気持ち良さそうだったので、そのベンチに腰掛けてバスの時間を待ちました。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2008_01_03/mt2008_01_03.html#20080308
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