濃霧の中の陣馬山<雲中より蛙>
東京都
神奈川県
HENARI
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 507m
- 下り
- 507m
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| 天候 | 雨→曇り→晴れ→曇り→雨→雷 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
今回は記録的豪雨の晴れ間を縫うように登山をいたしました。 コース状況としては、ちょっと特殊かもしれません。 注意 ・登山道など 通常、この時期には枯葉や砂利などが堆積されておりますが、今回の大雨で全て流されておりました。 基本的には歩きやすいのですが、岩場などでは転んでしまうと手を怪我するかもしれませんので手袋が有った方が良いかと思います。 ・木と木の間にくもの巣。 これは、気にしない人は問題無い話ですが、蜘蛛の巣が多かったです。 枝を拾って、目の前でグルグル回しながら上りました(蜘蛛さんごめんなさい) ・スズメバチなど 一瞬の晴れ間に、働き者の蜂達が一生懸命蜜を集めに飛んできます、羽音が結構怖いです。 ・ザックも濡れないように。 自分の体は合羽で濡れないようになっているのですが、ザックはそのまま・・・・って 方が数名見受けられました、出来る事ならばザック様の合羽も持参した方がよいかと思います。 ザックの中身が濡れない事も良いかと思います。 ・雷が怖すぎます 余り経験が無いのですが、比較的横辺りから聞こえる雷の音と言うのは怖いです。 雷が平地よりより「近くに感じることが出来ます」って感じなくても良いので、早めの下山をお勧めします。 ◎水分補給は小まめに。 予想以上に汗をかきます、出来ることならば小まめな水分補給を(もちろん、水不足には注意してください) ちなみに、私は1リットルのスポーツドリンクに0.8リットルの水筒にお湯を入れていきました。 ◎山頂は案外涼しい 工程にも書きましたが、私は山頂せ熱いほうじ茶を飲みました。 当たり前ですが、山頂は寒いです、濡れたままのシャツではきっと風邪引きますので 出来れば着替え、女性の方などは無理なので風邪を通しにくい服などをザックに入れて置くと安心だと思います。 |
写真
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天気が良いと、こんなに葉が綺麗です!( ・ω・)
人は少ないですが、その分動植物が多かった気がする(未だに鹿には遭遇していませんが)
これでも、天気良くなって来た方なんですよ(笑
相変わらず、蜂のような毒々しいデザインですね(`Д´;)
皆さん記念撮影をされていました。
感想
濃霧の中の陣馬山 濃霧の中より蛙
今回は雨中登山でした、写真を見て頂ければ解るかもしれませんが、終始雨ではなく雨と曇りの繰り返しでした。
「山の天気は変りやすい」と言うのを肌で感じた登山となりました。
すれ違う人は皆無で、山行中見える一瞬の晴れ間を惜しむように、鳥達や虫の大合唱が聞こえてきました。
縦走の際に何度か雲の塊が通過して行きましたが、何度見掛けてもワクワクするものです。
山頂付近の登りでアサギマダラを見掛けました、綺麗な青緑に茶色の模様で優雅にゆったりと舞っていました。
見掛けたのは、その一匹だけでした、渡りに遅れたのか、はたまた早すぎる渡りだったのか
何処となく寂しそうでしたが、元気に飛んでいたので一安心です。
山頂は予想通り曇の中で視界は余り良くありませんでした、でも食事の時には雨が止んでくれて助かりました。
当たり前ですが、気温も低く晴れていれば本など持って登って、山頂で少し読書なんかしても気持ち良いかも知れませんね。
次はIpod持参して2〜3時間程度ゆっくりしようかと思ってます。
愛用のTHERMOSの山専ボトルから熱湯を注ぎ、ほうじ茶を飲んでいる間に、雨の気配が近づいて来たので休憩もそうそうに切り上げ
後ろ髪を惹かれる思い出、山頂を後にしました。
霧で良く見えませんでしたが、山頂に居た酔っ払いの登山者の方はその後どうしたんだろう・・・・・
下山時は滑りやすい丸太の階段などがあるため、慎重に時間を掛けて下山しました。
もう、アサギマダラは居ませんでした、きっと何処かで雨を避けているんでしょうか。
そうこうしている内に、生藤山方面より雷雲がみるみる近づいてきました。
私は雷が大の苦手なので、あの紫色をした雲が大嫌いです。
恐ろしい気持ちを抑えながら転ばないように慎重にかつ急いで下山をしていたのですが、
尾根伝いに歩いていると登山道の真ん中を陣取るように黒い物体が鎮座しておりました。
確かに、行きには見かけなかった場所(山道のど真ん中)に拳を縦に載せた程の大きさの物体。
誰かが何か置いたのかな?でも、私の後ろからは誰も登ってこなかったし・・・・
よーく目を凝らしてみると、一匹の蛙、しかも結構大きい。
こんな山奥で蛙を見るとは正直考えもしませんでした、ここは一応稜線であって、水場があるとは思えません。
小さい蛙だったら、水場がなくても大丈夫かもしれませんが、この大きさとなると・・・・
迷子になるにしても、こんな山奥まで登ってくる事はないと思います。
思わず、雷雲が近づいているのも忘れ、シャッターを切っておりました。
これが、中々凛々しいお顔で、随所に見られる赤い模様が、歌舞伎役者を彷彿させる感じです。
蛙界の市川海老蔵か?と興奮して、シャッターを切っておりました。
さすがに、写真を撮られているのに耐えられない様子で、ノッソリと移動を開始しました。
少し、惜しい気もしましたが、蛙だってこんな山の中で被写体にされるとは思っても見なかったでしょうね。
蛙に時間を取られていたら雷鳴が直ぐそこまで・・・と言うより、既に雷雲の中で暗くなってしまいました。 離れたところで雷鳴が
轟き始め、自分の今おかれた境遇を再び思い出しました。
自分のおかれた状況の把握と同時に、寒気が襲ってきたので、軽く一枚長袖を羽織り下山を再開しました。
残りの下山中は特に興味のある事が起きず<雷が怖くて見逃していた?>すんなりと下山完了しました。
相変わらず、空は不気味な色をしながら、だんだんと空を覆っていきます。
車庫に戻り、急いで着替えを済ませ、最後にほうじ茶を飲んでいる間に、稲光が見えました。
車に逃げ込み、帰路に着きました。
あの山頂に居た酔っ払い登山者は大丈夫だったんでしょうか・・・・?
今回は初めての雨中登山の予定が雷雨登山になってしまいましたが、良い経験が出来ました。
雨上がりの少ない時間の方が色々な動物に出会えるような気がしたので
案外、雨中登山も悪くないかな?って気になりました。
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