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Yamareco

記録ID: 1263744
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ハイキング
近畿

熊野古道プチ体験 (+熊野三山・伊勢神宮参り)

2017年09月24日(日) [日帰り]
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jasper1226 その他1人
GPS
56:00
距離
7.1km
登り
137m
下り
390m

コースタイム

熊野古道中辺路:語り部さんのお話を聞きながらのゆっくりした工程です。
9:40発心門王子→ 水?王子→ 伏拝王子(休憩30分ほど)→ 14:20熊野本宮大社
天候 前日 9月23日 晴れのち曇り
当日 9月24日 曇り
最終日 9月25日 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
■第1日目(前日)です。長野からはるばるやってきました。久しぶりに見る青い海、これだけで感動です。
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■第1日目(前日)です。長野からはるばるやってきました。久しぶりに見る青い海、これだけで感動です。
まずは、熊野速玉大社、「未来につなぐ日本の祈り」
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まずは、熊野速玉大社、「未来につなぐ日本の祈り」
熊野速玉大社(熊野速玉大神と熊野夫須美大神)に、平和とみんなの無事をお祈りしました。
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熊野速玉大社(熊野速玉大神と熊野夫須美大神)に、平和とみんなの無事をお祈りしました。
熊野速玉大社のオガタマノキ、天然記念物です。
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熊野速玉大社のオガタマノキ、天然記念物です。
熊野速玉大社前の店、昔ながらの建物がなかなかいい感じでしょ。
熊野速玉大社前の店、昔ながらの建物がなかなかいい感じでしょ。
次は、熊野那智大社に移動。先に那智の滝を見に行きます。
次は、熊野那智大社に移動。先に那智の滝を見に行きます。
那智の滝です。落差133m、幅13m、滝壺深さ10m、日本三名瀑の一つ。周りの杉の木も、負けず劣らずりっぱです。
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那智の滝です。落差133m、幅13m、滝壺深さ10m、日本三名瀑の一つ。周りの杉の木も、負けず劣らずりっぱです。
熊野那智大社に登ってゆきます、途中の竹林が見事でした。
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熊野那智大社に登ってゆきます、途中の竹林が見事でした。
3重の塔、奥に那智の滝が見えます。
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3重の塔、奥に那智の滝が見えます。
ここは熊野那智大社内にある青岸渡寺、寺とは知らず、2礼2拍手し、お寺の人に注意されてしまいました。
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ここは熊野那智大社内にある青岸渡寺、寺とは知らず、2礼2拍手し、お寺の人に注意されてしまいました。
青岸渡寺の前から。
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青岸渡寺の前から。
熊野那智大社(熊野夫須美大神)、日本の平和とみんなの無事をお祈りしました。
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熊野那智大社(熊野夫須美大神)、日本の平和とみんなの無事をお祈りしました。
見事です。
1日目の予定は終了、情緒ある石段を下って、宿に向かいます。
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1日目の予定は終了、情緒ある石段を下って、宿に向かいます。
那智勝浦温泉に宿泊。そこからの勝浦港の夜景。
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那智勝浦温泉に宿泊。そこからの勝浦港の夜景。
■第2日目、今日は熊野古道体験です。那智本宮大社のバス停まで車で移動、ここからバスで、発心門王子まで行きます。(約15分)
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■第2日目、今日は熊野古道体験です。那智本宮大社のバス停まで車で移動、ここからバスで、発心門王子まで行きます。(約15分)
発心門王子に着くと、語り部さんにガイドを申し込みました。語り部さんは、まず地図を広げ熊野古道を説明してくれました。
発心門王子に着くと、語り部さんにガイドを申し込みました。語り部さんは、まず地図を広げ熊野古道を説明してくれました。
発心門王子の社殿。
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発心門王子の社殿。
藤原定家が発心門に来た心境の歌です。「入りがたき み法の門は けふ過ぎぬ いまより六つの 道にかえすな」、意味は「仏法の門をくぐったからにはもう引き返さない」だそうです。後方の尼庵に泊まり、他と違ってとても良く、喜んだそうです。
藤原定家が発心門に来た心境の歌です。「入りがたき み法の門は けふ過ぎぬ いまより六つの 道にかえすな」、意味は「仏法の門をくぐったからにはもう引き返さない」だそうです。後方の尼庵に泊まり、他と違ってとても良く、喜んだそうです。
世界遺産の石碑。中辺路(なかへち)
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世界遺産の石碑。中辺路(なかへち)
10:00 語り部さんを入れ、7人で歩き出しました。
10:00 語り部さんを入れ、7人で歩き出しました。
こんにちは。
白いゲンノショウコ
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白いゲンノショウコ
カンアオイの葉、葵の紋の元だそうです。
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カンアオイの葉、葵の紋の元だそうです。
庚申さんの石仏。庚申信仰というものがあって、会食談義を行って徹宵する風習があるそうです。
庚申さんの石仏。庚申信仰というものがあって、会食談義を行って徹宵する風習があるそうです。
チャボホトトギス、地表に貼りついて咲いています。
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チャボホトトギス、地表に貼りついて咲いています。
ゲンノショウコ
古道からの風景。遠くに見える集落が那智本宮大社があるところだそうで、今日はあそこまで歩きます。
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古道からの風景。遠くに見える集落が那智本宮大社があるところだそうで、今日はあそこまで歩きます。
辺りには、曼珠沙華がたくさん咲いていました。
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辺りには、曼珠沙華がたくさん咲いていました。
なかなかいい感じでした。
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なかなかいい感じでした。
白い曼珠沙華も咲いていました。
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白い曼珠沙華も咲いていました。
フリマと山の神です。フクロウの術で化けています。
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フリマと山の神です。フクロウの術で化けています。
ヤタガラスが、道案内をしてくれます。真ん中の方が、語り部さんです。ヤタガラスとは、日本神話において神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされるカラスだそうです。
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ヤタガラスが、道案内をしてくれます。真ん中の方が、語り部さんです。ヤタガラスとは、日本神話において神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされるカラスだそうです。
コバキボウシ。
ツルリンドウ。
いい感じの道です。
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いい感じの道です。
水呑王子に着きました。白い曼珠沙華。
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水呑王子に着きました。白い曼珠沙華。
水呑王子の碑、一番右は腰痛のお地蔵さんです。途中には歯痛のお地蔵さんもいました。
水呑王子の碑、一番右は腰痛のお地蔵さんです。途中には歯痛のお地蔵さんもいました。
語り部さんが、「蘇生の」の意味を説明していたようですが、聞き逃しました。
語り部さんが、「蘇生の」の意味を説明していたようですが、聞き逃しました。
黒い幹の木は、クロモジの木です。
黒い幹の木は、クロモジの木です。
このクロモジの木の葉をこすると、良い香りがします。
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このクロモジの木の葉をこすると、良い香りがします。
真っ直ぐな杉の木の中を歩いて行きます。
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真っ直ぐな杉の木の中を歩いて行きます。
ママコナ
赤い実は一両です。似たものに百両、千両、万両があるそうですが、古道には百両だけないそうです。
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赤い実は一両です。似たものに百両、千両、万両があるそうですが、古道には百両だけないそうです。
左右から熊野シダ
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左右から熊野シダ
いい雰囲気、マイナスイオンで溢れています。
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いい雰囲気、マイナスイオンで溢れています。
苔もきれいです。
苔もきれいです。
木のベッド。嵐の松潤が、ここで撮影をしたとか。
木のベッド。嵐の松潤が、ここで撮影をしたとか。
ママコナ
道休禅門のお地蔵さん。その昔ここで行き倒れた旅の僧のために、地元の方によって立てられたそうです。
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道休禅門のお地蔵さん。その昔ここで行き倒れた旅の僧のために、地元の方によって立てられたそうです。
いい感じ、ひとりなら絶対に寄ったのですが。
いい感じ、ひとりなら絶対に寄ったのですが。
なんとなく、トトロに出てくるシーンとかぶります。
なんとなく、トトロに出てくるシーンとかぶります。
塀、石垣などは、苔などで覆われているところが多いです。
塀、石垣などは、苔などで覆われているところが多いです。
タマスダレ
ピンクのゲンノショウコ。
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ピンクのゲンノショウコ。
民家の井戸の跡。
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民家の井戸の跡。
高野山までつながる果無山脈の看板。
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高野山までつながる果無山脈の看板。
もうちょっとで、休憩だそうです。
もうちょっとで、休憩だそうです。
伏拝王子にある休憩所、ここで30分ほど休みました。
伏拝王子にある休憩所、ここで30分ほど休みました。
伏拝王子の展望所からの景色。真ん中に見えるところが、熊野本宮大社で、はるばる遠くから歩いて来て、初めて本宮が見えて、伏せ拝んだ場所だそうです。
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伏拝王子の展望所からの景色。真ん中に見えるところが、熊野本宮大社で、はるばる遠くから歩いて来て、初めて本宮が見えて、伏せ拝んだ場所だそうです。
展望地に登ってゆきます。
展望地に登ってゆきます。
白いツルリンドウ。
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白いツルリンドウ。
熊野川が見えます。今は上流にダムがあるので、こんな感じです。
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熊野川が見えます。今は上流にダムがあるので、こんな感じです。
「ちょっとよりみち展望台」から、本宮の鳥居が見えます。以前はあそこに12の社殿があったそうですが、伊勢湾台風の時に8社殿が流されてしまったそうです。
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「ちょっとよりみち展望台」から、本宮の鳥居が見えます。以前はあそこに12の社殿があったそうですが、伊勢湾台風の時に8社殿が流されてしまったそうです。
熊野シダが、いい感じです。
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熊野シダが、いい感じです。
本宮に近い、古道のところ。
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本宮に近い、古道のところ。
何百年も前からある石畳。
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何百年も前からある石畳。
14:30 やっと本宮大社に着きました。
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14:30 やっと本宮大社に着きました。
とうちゃこ、お参りしましょう。
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とうちゃこ、お参りしましょう。
熊野本宮大社 第一社殿、第二社殿(熊野牟須美大神と速玉之男神)、平和とみんなの無事をお祈りしました。
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熊野本宮大社 第一社殿、第二社殿(熊野牟須美大神と速玉之男神)、平和とみんなの無事をお祈りしました。
左:第三社殿(家都美御子大神)、右:第四社殿(天照大神)。現在は、全部で4社殿が残っているそうです。
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左:第三社殿(家都美御子大神)、右:第四社殿(天照大神)。現在は、全部で4社殿が残っているそうです。
石段を下ります。
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石段を下ります。
下の鳥居です。2日目の予定終了、伊勢の宿に移動します。
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下の鳥居です。2日目の予定終了、伊勢の宿に移動します。
■第3日目(最終日)です。今日は伊勢神宮めぐりです。まずは、伊勢神宮外宮の正宮(天照大神の食事を司る豊受大神)です。
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■第3日目(最終日)です。今日は伊勢神宮めぐりです。まずは、伊勢神宮外宮の正宮(天照大神の食事を司る豊受大神)です。
土宮(つちのみや)です。
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土宮(つちのみや)です。
風宮(かぜのみや)です。
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風宮(かぜのみや)です。
多賀宮(たかのみや)です。ここは俗なお願いも聞いてくれるそうです。
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多賀宮(たかのみや)です。ここは俗なお願いも聞いてくれるそうです。
外宮にある細い道の行き止まりにあった社殿。
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外宮にある細い道の行き止まりにあった社殿。
月夜見宮です。外宮から、ちょっと外れたところにあります。
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月夜見宮です。外宮から、ちょっと外れたところにあります。
外宮から内宮に移動。なんか、とてもいい感じの風景。
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外宮から内宮に移動。なんか、とてもいい感じの風景。
五十鈴川?
橋を渡ります。
奈良井宿のような感じ。
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奈良井宿のような感じ。
宇治橋を渡ります。
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宇治橋を渡ります。
神苑のあたり。とても広いです。
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神苑のあたり。とても広いです。
大正天皇御手植松(おてうえのまつ)でしょうか。とてもきれいでした。
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大正天皇御手植松(おてうえのまつ)でしょうか。とてもきれいでした。
五十鈴川御手洗場。
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五十鈴川御手洗場。
正宮(天照大神)です。
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正宮(天照大神)です。
木の太さのスケールが違いは、その時間の長さを物語っています。
木の太さのスケールが違いは、その時間の長さを物語っています。
荒祭宮です。
この辺りで、伊勢うどんをいただきました。もちもちの太い緬に、黒く濃厚なタレとネギだけかかった、シンプルなうどん。ふわっとしたおいしさでした。
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この辺りで、伊勢うどんをいただきました。もちもちの太い緬に、黒く濃厚なタレとネギだけかかった、シンプルなうどん。ふわっとしたおいしさでした。
いい感じです。
いい感じです。この辺りでしばらくボーっとしていたいところですが、長野まで遠いのですぐに出発しました。
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いい感じです。この辺りでしばらくボーっとしていたいところですが、長野まで遠いのですぐに出発しました。

感想

・一年前にもらったJTB旅行券、やっと山ノ神が重い腰を上げ、行ってみたいという熊野古道と熊野三山に行ってきました。ところで熊野三山とは、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三社をいいます(山でなくてすいません)。
・1日目は、熊野速玉大社と熊野那智大社参り。2日前は、熊野古道を歩いて熊野本宮大社参り。3日目は、伊勢神宮参りです。3日間の日程の大部分は、車による移動で、のんびり楽しんでくる余裕はありませんでしたが、なんとか熊野古道のプチ歩きが体験できました。
・熊野参詣は、京都から来た場合でも、往復約1ヶ月(およそ600km)の長い道のりで、昔は命がけの難行苦行だったようです。今回は、最も多くの参詣者が歩いたとされる中辺路(なかへち)の中で、その最後の道のりの約7kmを語り部のお話を聞きながら、熊野本宮大社まで歩いてきました。当然かもしれませんが、古道は一般的な登山道に比べると、とても広く、また段差も少なく、とても歩きやすいです。
・楽しい時間を過ごせました。山の神も、大変喜んでいました。
・もう2日ほど時間的な余裕があれば、高野山まで行けたと思いますが、またの機会にします。

■いろいろ勉強したこと、語り部さんから教えて頂いたこと
・熊野古道は、熊野三山への参詣道で、田辺から熊野本宮に向かう中辺路(約70km)、田辺から海岸線沿いに那智・新宮へ向かう大辺路(約120km)、高野山から熊野本宮へ向かう小辺路(約70km)などがあり、その一部が世界遺産として登録されているそうです。
・また熊野三山には、熊野権現の神々がいて、特に主祭神である家津美御子(けつみみこ)(スサノオ)・速玉(イザナギ)・牟須美(ふすび、むすび、または「結」とも表記)(イザナミ)のみを指して熊野三所権現、熊野三所権現以外の神々も含めて熊野十二所権現ともいうそうです。
・伊勢神宮には、太陽を神格化した天照坐皇大御神(天照大御神)を祀る皇大神宮と、衣食住の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮の二つの正宮があって、皇大神宮は内宮(ないくう)、豊受大神宮は外宮(げくう)と呼ばれているそうです。
・「熊野」という地名ですが、熊がいるわけではなく、端っこまでという意味の「くまなく」という言葉から来ていて、京の都から見ると端っこの地という意味だそうです。
・熊野古道というか熊野の地は、杉、檜、あすなろなど針葉樹の花粉で花粉症の方は大変そうに見えますが、雨が多く湿度が高いためか、花粉症の人も問題なく歩けるそうです。

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