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記録ID: 127091
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ハイキング
八幡平・岩手山・秋田駒

岩手山

2011年08月10日(水) [日帰り]
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GPS
06:05
距離
9.1km
登り
1,361m
下り
1,356m

コースタイム

馬返 7:05
不動平避難小屋 10:15
お釜 10:40
不動平避難小屋 11:15
馬返 13:10
天候 はれ 山頂付近は霧・強風
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
馬返キャンプ場Pは広大(100台以上は軽く入る)。
コース状況/
危険箇所等
馬返キャンプ場には登山ポスト、水場、トイレ完備
八合目避難小屋にも水場、トイレあり、軽食、バッジ販売もあります。
その他コース上数カ所に清水あり。

新道はよく整備されていますが、旧道は荒れており、特にガレ場は足もと、およびルートファインドに注意が必要かと思います。
馬返しキャンプ場P.広大。
2011年08月10日 07:12撮影 by  PENTAX Optio A10, PENTAX Corporation
8/10 7:12
馬返しキャンプ場P.広大。
キャンプ場からの登山道入口。ポストあり。やたら多い注意書きが不気味。特に「三合目先に巨大落石あり」って…
2011年08月10日 07:24撮影 by  PENTAX Optio A10, PENTAX Corporation
8/10 7:24
キャンプ場からの登山道入口。ポストあり。やたら多い注意書きが不気味。特に「三合目先に巨大落石あり」って…
滝沢、盛岡の街、そして姫神を望む。
2011年08月10日 08:05撮影 by  PENTAX Optio A10, PENTAX Corporation
8/10 8:05
滝沢、盛岡の街、そして姫神を望む。
これが巨大落石の正体。確かに登山道をほとんと塞いでいるが巨大すぎて微動だにせず問題なし。しかしこんなものが落ちてきたらいったい…
2011年08月10日 08:26撮影 by  PENTAX Optio A10, PENTAX Corporation
8/10 8:26
これが巨大落石の正体。確かに登山道をほとんと塞いでいるが巨大すぎて微動だにせず問題なし。しかしこんなものが落ちてきたらいったい…
八合目避難小屋。急に風、霧が激しくなる。一斉に衣服調節に励む団体ご一行様。
2011年08月10日 09:57撮影 by  PENTAX Optio A10, PENTAX Corporation
8/10 9:57
八合目避難小屋。急に風、霧が激しくなる。一斉に衣服調節に励む団体ご一行様。
お釜の分岐点。とにかく酷い霧と強風。山頂薬師岳をいったんは目指したものの強風におののき本日は退散。
2011年08月10日 10:33撮影 by  PENTAX Optio A10, PENTAX Corporation
8/10 10:33
お釜の分岐点。とにかく酷い霧と強風。山頂薬師岳をいったんは目指したものの強風におののき本日は退散。

感想

20年近く毎夏訪れている岩手。そのたびに雄大な姿で迎えてくれていた岩手山だが、まさか自分が登ることになるとは想像だにしていなかった。岩手旅行は家族帯同で、岩手山登山は日帰りはムリ、と思っていた。しかし検討してみると、もっとも一般的な馬返コースならば1日時間を貰えば何とかなりそうということがわかり、今回の計画となった。
 前日、宿のご主人から「あすは西風が強くなるのでムリをしないように」というアドバイスを貰い、肝に銘じる。7時前に広大な馬返キャンプ場に到着、準備を整えてスタート。馬返にはトイレが2箇所、キャンプのために整備された清水の水場、登山ポストがある。それにしてもやたらと多い注意書きが、この山の事故の多さを暗示しているようで、改めて気を引き締める。「熊に注意」にはしまったとおもった。装備は万全と思っていたのだが、熊鈴を忘れていた。登山者が多いことを信じてスタートする。
0.5合目から登山道は新旧に分かれる。予備知識もなかったので、登りは新道、下りは旧道の選択とし、新道に歩を進める。新道は整備、道標が行き届いておりとても歩きやすい。多少の岩場もあり急坂もあるものの、鎖、ロープの類が必要なほどではない。地図から想像出来るとおり殆ど直登であり、確かに楽ではないが、一歩一歩が標高を稼いでいる実感があり、快い手応えのあるルートだ。振り返れば滝沢の町、そして姫神山の優美な姿が美しい。
 七合目を過ぎるとハイマツ主体の低木となり、展望も開けるが、この日はこのあたりから雲の中に突入。八合目避難小屋に到着したとたん突風に見舞われる。見ると先着の方々がみな上着を着込み始めている。ここまでTシャツ1枚、汗だくで歩いてきた自分もそれに習って上着を1枚重ねて、山頂を目指す。
 ここからお釜までは荒涼たる火山砂を歩くルートとなる。5日後に富士登山を控えた自分にとっては格好のシミュレートのように思われる。予定では1時間かけてお鉢巡りののち引き返す予定だった。しかし突風、視界不良で滑落の危険がありと判断し、山頂薬師岳は断念した。ここまで来て残念であるが、前日のアドバイス通りと言うこともあり、ムリをせず引き返すことにする。
 当初の選択通り下山は旧道をとる。新道とは打って変わってきついガレ場をひたすら下る。整備された新道と比較して山道はかなり荒れており、道標も不十分。ただ眼下に目的のキャンプ場が見えるので道迷いの心配はないが、常に滑落の危険のある、要注意の山道。しかし豪快な崩れの景観はいかにも活火山である。
 足、膝の筋肉をかなりケズられつつ無事下山。山頂こそ極めることが出来なかったが、充実感のある山行だった。全体の山行のレベルは地元の男体山と同程度かと思われたが、途中の天候の変化も含めてそれ以上のスケール感を感じさせる、魅力たっぷりの山だと思う。

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