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ハイキング
磐梯・吾妻・安達太良

札幌から本州の山旅へ5 福島県吾妻連峰 一切経山 下山時原発事故のことを思い心が沈む。

2017年09月26日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.3km
登り
375m
下り
358m

コースタイム

日帰り
山行
2:07
休憩
1:00
合計
3:07
13:25
60
浄土平駐車場
14:25
15:15
45
16:00
16:10
22
鎌沼
16:32
浄土平駐車場
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
浄土平ビジターセンターの駐車場(有料)、トイレ有、登山ポストあり。
わかりやすい案内看板があった。
わかりやすい案内看板があった。
風向きの加減でガス臭を少し感じる。
風向きの加減でガス臭を少し感じる。
吾妻小富士のお釜の中が少し見えだした。
吾妻小富士のお釜の中が少し見えだした。
山頂へもう少し。ニセコアンヌプリの登山道を思い出した。
山頂へもう少し。ニセコアンヌプリの登山道を思い出した。
だっだ広い山頂に到着。余り人がいない。
だっだ広い山頂に到着。余り人がいない。
五色沼、これが見たかった。
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五色沼、これが見たかった。
吾妻小富士がこんなに小さく見える。
吾妻小富士がこんなに小さく見える。
帰路、鎌沼の方へ少し行ってみた。木道の補修用資材らしきものが置かれている。どうやらヘリで運ばれた様子。
帰路、鎌沼の方へ少し行ってみた。木道の補修用資材らしきものが置かれている。どうやらヘリで運ばれた様子。
駐車場の脇に天文台がある。少し気になる。
駐車場の脇に天文台がある。少し気になる。

感想

 朝、宮城の村田町から蔵王エコーラインで蔵王山頂までドライブし御釜を見る。楽に行けるのはいいのだが、楽過ぎるせいかかなりいい景色なのだが余り感動はない。これが自分で登っていくしかないのなら辿り着いて全く違う感覚になるのだろう。自分の体を使った分に比例して得る感動も大きくなる、ということだろう。
 その後、自分が岩手にいた2011年〜2016年に行こうとしが行っていなかった吾妻連峰の東の端、一切経山を登りに南下する。
 福島は岩手に居た時、多分6・7回来ていて個人では原発事故のせいで震災復興支援ボランティアなどしようもないので、せいぜい福島でお金を使おう。それも結局は東京にそのお金が吸い上げられない、福島の中でそのお金がまわるような使い方で程度のことはしていた。今回も一切経の登山口がある浄土平に向かう磐梯吾妻スカイラインに入る前福島市郊外で今回の旅で一番値の張る昼食をした。

 2015年以来2回目となる浄土平に着くと平日のせいか広大な駐車場にまばらにしか他の車はなかった。2015年は一切経の火山性ガスの噴出が多く浄土平からの登山が規制されていて、当時の自分の体力ではかなりきつい高湯から磐梯吾妻スカイラインを走って数キロ先がスタート地点からのロングコースの登山しようとしたが、朝高湯に着くと土砂崩れでスカイラインが閉鎖・・・、止む無く大回りして逆方向から浄土平へ行き、ミニミニ富士山の吾妻小富士のハイキングで終わったというお粗末。
 今回の旅行前色々山の情報を調べていると浄土平から一切経への登山規制がなくなったことを知り、これはと思いやって来たわけだ。

 ハイキングなので鳥海滝めぐりハイキングと同じくザックの中身をほとんど出してからスタート、時間が時間なのですれ違う下山者は多く先行者・後続者はほとんど見えず。時折漂ってくる火山性ガスのにおいをかぎながら程なく山頂に到着、見たかった五色沼をゆっくり見たり遥か下に見える吾妻小富士のかわいい御釜や少し雲のかかっている安達太良、磐梯を見てからゆっくりと下山した。
 下山しながら思ったのはやはり原発事故からの復興。除染などいくらしても完全除去はないだろうし、除却や廃炉で集めた超危険物の最終処分の目途など全く不明。これほどの大きな被害とツケを社会全体に押し付ける原発を止めようとしない・止められないと(無理に)思い込んでいる既成権力と無自覚な多くの一般の人達。それを良しとはしないが何も出来ない・何もしない自分。景色はよいのだが、自分の心は重くなる。

 駐車場に戻って昨日虎毛山で汲んできた水で野点コーヒーをしていると、吾妻小富士を登り下りしている方々の声が降ってくる。若い男女のグループの楽し気な声がひときわ大きく聞こえてくる。とても楽しそうだ。原発事故のことで沈んでいる自分の気持ちも彼らの声を聴いているうちに少し軽くなったようだ。彼らにとって、そして今日見かけた他の登山者の方達にとって今日という日が楽しい思い出としてずっと心に残ればいいなあと思いながら淹れおわったコーヒーを味わった。
 
※旅行中 登山3山、ハイキング2山 累計登り標高3,680m

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