行者小屋テント泊/雨で登頂断念〜チームシェルパさんでお昼寝


- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 740m
- 下り
- 725m
コースタイム
09:10行者小屋〜10:15やまのこ村
天候 | 1日目:くもり一時はれ/夜から雨 2日目:あめ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口から林道を入る、悪路ですが気をつければ普通車で充分入って行けます。 (日産のキューブでお腹こすらずに登れました。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
北沢、南沢共に危険箇所はなし。 行者小屋で下山する皆さんが、どっちから下るのが安全ですかと尋ねていましたが、どちらを行ってもほとんど変わりはありません。 強いて言えば、北沢は木道があるので登りに向いている、かも? |
写真
感想
突然の平日2連休。雨予報でしたが八ヶ岳へ。
夏の初めに近所の小学校前で捕獲したカブトムシのカブタン。
テーブルの上で放し飼いにしていたのだが、やはり虫は虫らしく、山にいるのがいいだろう。
そう思い、助手席に乗せて連れて行く事に。
美濃戸口からやまのこ村へ。
かなりの悪路ですが、気をつけて進めば車で入って来れます。
駐車場の奥、雑木林でカブタンをそっと放つ。
北沢、堰提広場までは歩きやすい林道。
たまにショートカットしながら、ズンズン歩く。
沢の音を聞きながら、木道まじりの登山道歩いて行くと、赤岳鉱泉。
小屋を通り過ぎ、ヘリポートを越えると少し急登、中山乗越。
展望台は後回しにして、行者小屋に到着。
受付をすると、明日の朝ヘリが荷揚げに来るから、8時には撤収してほしいと。
テント張ったまま出発して、午後回収して下山する予定が、白紙。致し方ない。
幕営して、お昼を食べ終えたら、いきなり晴天。少し付近を散歩する事に。
中山展望台、少し歩いただけだというのに素晴らしい景観。
気を良くして写真撮影、明日歩く予定のルートを眺め、テンションアップ。
小屋に戻り、冷やしたトマトとそびえる峰々をつまみに2本目のビール。
飲み終わった頃、ガス襲来。一気に曇天、風も冷たくなる。
テラスの軒下に避難して、ウイスキーお湯割り。
下山して来た方々が集まってきて、楽しい山談義タイム。
新潟と栃木から来た二人組、関西弁のソロ男性、関西から遠征してきたお二人。
晩ごはん挟んで、結局ポケット瓶飲み干す。
夜の阿弥陀に登って、諏訪湖の花火でも眺めようという目論みは、未遂に終わる。
夜中に雨音が聴こえたのだが、朝には上がっていた。
何はともあれテント撤収せねばとフライシート畳んだところに、再び雨。
全くタイミングが悪いねと、バタバタ大急ぎで撤収完了。
軒下に避難するも、雨はひどくなるばかり。
軒下も、出発準備の人やら登って来た人で混み合ってきたので、小屋内に避難。
こうなるともう、登る気は全く失せ、生ビールを注文。ダメな大人です。
皆さん次々と下山して行き、しかたがないので意を決して、小雨のタイミング見計らって出立。
足元に気をつけながら、ノンストップで南沢。65分で下山完了。
雑木林にカブタンは見当たらず、元気で暮らしてね。
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とは言えまだお昼前、何はともあれお風呂。
小淵沢まで行き、道の駅に隣接したスパティオ小淵沢「延命の湯」へ。
駐車場は混んでいたのだが、お風呂はガラガラ。大人600円、満足。
峠道をダラダラ、長坂インターを越え、旅作家シェルパ斉藤さんのベース「チームシェルパ」へ。
靴を脱いで趣のある店内にお邪魔する。山道具、駄菓子、数々の書籍。
カレーを注文すると「こっちもオススメよ」と、女性スタッフがメニューを指差す。
「麺を食べ終わったところに、替え玉代わりにご飯入れるの」
どうやら奥様の京子さん、奥で美味しそうに夏めんをすすっているのは、息子さん?
言われるがままに注文し、出てきたカレーを一口すすり、驚愕。
絶妙なスパイス味。野菜の味が濃い。そしてそれが、絶妙なバランスを醸し出している。
麺は水沢うどんのような、中太で滑らかな口当たり。これがまた、野菜カレーにベストマッチ。
「ご飯、どれぐらい食べられる?」
このスープなら、いくらでも食べられる。その旨告げると、シェラカップ山盛りの五穀米ご飯が登場。
これは多いでしょ、という量のご飯が、瞬く間に胃袋の中へ。幸せの極み。
アイスコーヒーを頼んだところで、広島から来たファミリー来訪。
「よかったら、川でコーヒー飲まない?」
よくわからないまま、グラスのコーヒーをタンブラーに移し、店の外へ。
道を挟んで反対側から、川に下りられるようになっている、ファミリーはすでに川遊び中。
その少し上流に、デッキチェアを置き、川の流れの中コーヒータイム。
「ハンモックも張っちゃおうか、手伝ってくれる?」
川を挟んだ樹と樹に、ロープが結わえてあり、そこにハンモックを設置。
せせらぎを聴きながら、身を横たえると、緑の樹々と空以外何も見えない、最高のベット。
ゆらゆらと身を任せていると、橋の向こうから動物達が登場。
レトリバーのトッポとサンポ、猫のポノも京子さんに抱かれて登場。
しばし動物達との楽しいボール遊び、最後にはトッポさんヘロヘロ。
動物達も帰って行き、ファミリーも引き上げると、そこには沢の音だけしかなく。
再び横になって身体を揺らしているうちに、ウトウト。
気がつけば2時間ほど熟睡、最高のお昼寝タイムまで頂き、お店をあとに。
山の楽しみは、山頂以外にもたくさんある。
素晴らしい休日を振り返りながら中央道を走り抜け、帰宅。
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