三宅島2017初冬
天候 | 晴れときどき曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
船
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写真
感想
土日に有休をつけて、総勢7名で二泊三日の三宅島ツアーに行ってきました。
初日は強風が吹いていたため、クラックは自重して、ボルダーとジム。
ボルダーは普段ジムでもほとんどやっていないこともあり、何便も出して4級を一本登るのが精一杯。
離陸からフルパワーを出さなければならないことに、かなり戸惑った。
体育館に作られた三宅島のクライミングジムには、長くて傾斜の強い立派なリード壁があります。
自分が登ったのはガバガバの易しいルートでしたが、これほど長くて傾斜の強い壁を登ったことはなかったので、いい記念になりました。
二日目も強風でしたが、せっかく三宅島に来ているので、クラックを登りたくて富賀浜へ。
と言っても、あまりにも寒くて集中力を保てなかったため、アップで「磯ひよどり」、クールダウンで「ジャムの学校」を再登したほかには、「アイランダー」を1回トライしただけ。
「アイランダー」は以前来たときに一度手をつけたルートで、そのときはメンタルで負けたのでした。
そして、今回もまた似たような結果に(^^;。
トラバースが終わるところまでに、必要以上にプロテクションを取ったため消耗。その先のハング越えのムーブを起こす力が残っていなかった。
一度テンションしてしまうと気力が萎えてしまい、足下のカムでハング越えのムーブを終える直前にやめたりして、その後は何回テンションしたか覚えていない。
カムはばっちり決まっていても、少しでも墜ちるかもしれないと思うと、思い切ってムーブを起こせなかった。
その理由は、岩の表面が潮でコーティングされていて滑りやすいため。
手や足が滑るのだから、ドカ墜ちしたらカムも滑って抜けてしまうのでは?という恐怖感を拭い切れなかった。
実際にどうなるかは分からないけれど、実力ぎりぎりのルートは力を出し切って登れないなー、シークリフの場合。
2便目はだいぶかわるはずと思い、レスト中に気持ちを高めていたが、強風に加えて完全に日が陰ってしまった。
体が冷え切って集中力を保てなくなり、閉店終了ガラガラ。
機会があれば、またトライしよう。
そして午前中しか登れない最終日に、ようやく三宅島らしいポカポカ陽気になりました。たぶん都心もそうだったのでしょうけれど。
午前中だけなので、アプローチの近いPO壁へ。
塩が満ちて波も高かったため、三宅島イントロダクションより左は登れない状態。
まず滝の右エリアで「飛沫の中」を登り、次に「East End」の左のトポにないフィンガークラックをトライするも、プロテクションを決められず途中敗退。
その後、クラックボルダーの「アオリイカ」からトラバースして「霧の中」に合流するバリエーションラインを試みるも、トラバースが想像していたより大変で、行きつ戻りつしているうちに、疲れて結局テンション。
その後何とかトラバースして、終了点まで登った。
行きつ戻りつ界のレジェンドであるお二人に、普段からオンサイトトライで行きつ戻りつすることを強く勧められたので、今後はやってみようと思う。
トポにないラインでは散々な目にあったけれど、いかに岩を見る目がないかということがよく分かったので、いい経験になった。
それに何より、楽しかった(笑)。
三宅島で強風にさらされたからか、帰ってから風邪をひいてしまい、寝込んでおりました(^^;。
そんなわけで、自分のクライミングを記録するだけで精一杯。
ネタを期待しているごく少数の読者の皆さん、つまらない記録でゴメンナサイ。
ところで全然関係ない話ですが、帰りの船で話題になったifscのルールについて改めて調べてみたところ、次のようなことが分かりました。
・リードクライミングは終了点にクリップした時点で完登。それ以外の条件はありません。
従って最終ホールドを保持する必要はなく、一つ前のホールドから終了点にクリップしても完登になるようです。
但しワールドカップでは、終了点とその一つ前の支点がかなり離れているので、現実的には不可能。
・ホールド自体のボルトを通す穴は、手でも足でも使用してよい。
一方壁やハリボテといった、ホールドを取り付けられる側のボルト穴は、足で使用するのはよいが、手で使用するのは反則。
↓ここで詳しく解説されています。
https://freeclimb.jp/compe/comp_dl.htm
※自分用備忘メモ
マスターカム00番/0番(5kN)要購入。ナッツの使い方にも慣れる必要あり。
クライミングにおける深刻な墜落時の衝撃荷重は5kNだが、支点にはプーリー効果で8kNの衝撃荷重がかかるので、ドカ墜ちはできない。
せっかく三宅島に行ったのにネコの写真だけとは...
塾長のブログの方がアップ速かったのでそっちで雰囲気は伺えましたが。
結局木曜の雨で1日ずらしたのですね。
しかし強風でクライミングができたのは最終日だけなんて、ついてないっすね〜
おまけに風邪までひいて
風で風邪、うまいっ!山田くん、羽毛布団2枚あげてっ!
ifscの完登のルールは意外でした。
でもこれだとベーキャンによくあるような終了直前の核心課題だとその前でクリップできちゃうこともあるので(緑の11aとか)どうなんでしょう?
なんかしっくりこないですね〜
写真をアップするのが一番面倒なのですよー。
いただいた写真もたくさんあるのですが、何せ風邪ひいたもんで、面倒になっちゃいまして(^^;。
kanosukeさんは本当に記録を読んでいるのか怪しいですね!
クライミングは毎日やりましたし、クラックに限っても、最終日だけでなく2日目も登りましたよ!キリッ
ベースキャンプのルールはどうなんですかね〜?今度聞いてみましょうか。
特に決まっていないようなら、ifscルールでいいんじゃないでしょうか。
コンペじゃないのだから好きにすればいいという考え方もあると思いますが、スポーツをやる以上、やはりルールをはっきりさせたいですよねー。
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