三峰山表参道・妙法ヶ岳・霧藻ヶ峰


- GPS
- 05:50
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,417m
- 下り
- 1,449m
コースタイム
清浄の滝 09:35-09:40
三峯神社 10:40
妙法ヶ岳 11:25-11:35
霧藻ヶ峰 12:25-12:55
大陽寺 13:45-13:50
大血川渓流観光釣場 14:05
大陽寺入口バス停 14:55
天候 | ほぼ快晴。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
三峰口駅 08:50-(西武観光バス)-09:04 大輪バス停 (帰り) 大陽寺入口バス停 15:04-(西武観光バス)-15:14 三峰口駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
良く整備された歩きやすい道がほとんどで、要注意箇所は妙法ヶ岳直下のほんの短い岩場くらいでした。 ただし霧藻ヶ峰から大陽寺へは、急斜面にジグザグを刻んだ単調な下りが長く続いたので、この区間を登りに取ると精神的に辛いかもしれません。 なお下山コースの途中にある大陽寺の表記については、「山と高原地図」を筆頭に「太陽寺」としている資料があまりに多く見られるのですが、現地で「大陽寺」が正しいと確認できたので、その表記を採用しています。 ただし、肝心の大陽寺自身のウェブページでも両方の表記が混在しているので、案外どちらでも良いのかもしれません。ちなみに二万五千分の一地形図では「大陽寺」となっています。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 ※GPS導入前なので、ルートは推測です。 |
感想
秩父鉄道の終点・三峰口駅で、ほんの数名しか乗客のいなかった秩父湖行きのバスに乗り継ぎます。
大輪バス停で降りたのは自分だけでした。やはりロープウェイが運休しているので(その後は運行再開されないまま廃止されてしまいました)、こんな所で降りる人は稀なのでしょう。
それでもロープウェイの駅を過ぎてから始まるかつての表参道は、意外にも良く歩かれている様子で、整備も行き届いている歩きやすい道でした。
急な箇所や大きな段差もなく、程良く緑の茂った中を気持ち良く登って行きます。
この日は三峯神社の一角に出るまで、ほかのハイカーを全く見かけなかったのですが、雰囲気の良かった道だけに、それがとても勿体なく感じました。
登山道は途中で清浄の滝のすぐ脇を通ります。落差は10mほどで大きな滝ではないですが、滝壺のすぐそばまで寄ることができるほか、東屋もあって絶好の休憩ポイントでした。
滝を過ぎて薬師堂跡まで来ると、そこにも東屋が建っています。ちょうど表参道の中間点に当たるようなので、ここも打ってつけの休憩場所と言えそうです。
その後はやや傾斜が増していき、一旦林道に合流してその林道と分かれると、ひと登りで三峯神社の一角にある奥宮遙拝殿に出ました。
その先は三峯神社の境内となって、ほぼ平坦な道に変わります。車で来られるとあって、境内には観光客の姿が数多く見られました。
三峯神社から少しの間は雲取山への縦走路を進みます。最初は舗装道路で、一の鳥居をくぐって山道に入っても、しばらくは傾斜の緩い道が続きました。
二の鳥居を左折して縦走路から離れると、やや勾配が増してきます。そして三の鳥居で縦走路に戻る道を分けて、妙法ヶ岳までを往復します。
妙法ヶ岳へは小さなアップダウンのある尾根筋を進みます。頂上の手前で急なコンクリートの階段が出現して、その先のほんの短い岩場にはクサリがぶら下がっています。
ただしそこにはクサリのほかに手すりが付いていて、手すりに掴まっているだけで登り下りできたので、結局クサリは使用しませんでした。
たどりついた頂上には三峯神社奥宮があって、この後で登る霧藻ヶ峰の方向が良く見えているようです。
妙法ヶ岳から来た道を戻って、三の鳥居の分岐点を左に折れて再び縦走路へと向かいます。縦走路に出るまでは、短い距離の間にいくつものアップダウンがあって少し煩わしく感じました。
でも縦走路に入れば、しばらくは緩やかで軽快な尾根道が続く気持ちの良い区間です。その分、最後に一気に傾斜が増して、霧藻ヶ峰の手前が今日一番の急坂だったようです。
その急坂をあらかた登り終えようかという頃に地蔵峠があって、そこからは今日の下山コースとなる大陽寺への道が分かれていました。
地蔵峠を過ぎると、わずかな登りで霧藻ヶ峰の頂上に到着です。
が、おかしなことにそこには三角点があるだけで、山頂標識の類が一切見当たりません。ここから3分の所に秩父宮レリーフと売店があることを記した、手書きの小さな看板があるだけでした。
しかし周囲の地形から判断してここが頂上なのは明白なので、適当な切り株に腰掛けて休んでいきます。
展望は樹木が刈られた西側が中心で、奥秩父の山並みが折り重なるようにどこまでも続いて、見渡す限り山また山といった景観が広がっていました。
あとは地蔵峠に戻ってから、大陽寺へ下るだけの予定でしたが、少しだけ縦走路の先に進んでみました。
一旦下って登り返すと、まず岩盤に埋め込まれた秩父宮レリーフの下を通って、その先には霧藻ヶ峰休憩所がありました。
霧藻ヶ峰休憩所があるのは、霧藻ヶ峰ピークの南隣にある、地形図では無名の1530m圏峰のはずです。
ところが休憩所の脇に「霧藻ヶ峰頂上 1523m」という標識が立てかけられていてビックリです。元々は霧藻ヶ峰ピークに正しく設置されていた物だと思われます。
何かしらの原因で倒れてしまった標識を、現在たまたま預かっているだけ、という可能性もありますが、恐らくは休憩所売店の営業上の思惑から、わざわざ移動させられたに違いありません。
早く正しい場所に戻して欲しいと思いつつ、この休憩所を後にして引き返しました。
地蔵峠から大陽寺への道に入ると、歩く人の少ないコースではないかという予想に反して、良く歩かれている様子です。
しかも歩きやすい上に、途中の何箇所かには休憩用のベンチや、コース説明の標識などもあり、期待していた以上に好印象のコースでした。
ただし道は急斜面に付いていて、ジグザグに折り返しながらグングン下ります。変化のない折り返しが際限なく繰り返されるのが、気分的に少々しんどく感じられました。
最初に車道を越える地点にはきれいな休憩舎があって、その同じ車道を串刺しにしてさらに2回横切ると、大陽寺はもうすぐ下まで近づいています。
大陽寺の先で、山道は寺への参道に変わり、所々にある石仏を見ながら下っていくと、ほどなく観光釣場に出て、そこからは長い車道歩きとなります。
川沿いの道ですが、大血川の渓流は車道のかなり下にあって、歩きながら渓谷の眺めを楽しむことは全くできません。ほかにもほとんど何も見るものもないまま、バス停まで淡々と歩き続けることになりました。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2007_04_06/mt2007_04_06.html#20070527
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