那須と尾瀬を結ぶ中央分水嶺 田代峠〜1706m峰 〜枯木山南の肩
- GPS
- 13:53
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 851m
- 下り
- 860m
コースタイム
- 山行
- 12:17
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 13:57
天候 | 霧のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
峠から薄暗い霧の中を出発する.分水嶺は福島側に踏み跡やけもの道が部分的にあるので利用しながら進む.途中の1520m鞍部は笹やぶがひどく通過するのに苦労する.後半は稜線上の笹やぶを歩いた方が楽な場所もあるが栃木側が切れ落ちているので注意しながら進む.枯木山南の肩までは上り下りが多いやぶの稜線が続くので時間がかかる.帰りも標高差はあまり変わらないので同じくらい時間がかかる.帰りに1565m鞍部手前の1680m付近から明瞭な踏み跡が南に向かう尾根についており間違って下ってしまった.ここの分水嶺の方向は道がはっきりせず迷いやすい. |
写真
感想
田代山林道の峠は田代峠とか田代山峠と便宜上記載されている記録もあるが正確にはわからない.この記録では田代峠と記載することにする.田代峠から枯木山の無雪期の記録はネットでいくつかあるが,枯木山の肩までを含め日帰りの記録は見つけられなかった.山中テント泊の山行でも激しいやぶのため登頂できなかった記録もある.そのため残雪期の方が歩くのは楽だと思うが日帰りで雪上の長い林道歩きを強いられるのは嫌なので今回の無雪期の山行を試みた.
この時期は林道が開通し田代峠まで車で入れること,夏至が近いので日が長いことから日帰りで挑戦するのにもっとも適していると思う.稜線に雪は残っていないが雪解けの名残りで倒れかかっている笹もあり夏よりもやぶは優しい感じがする.晩秋はやぶ漕ぎに適しているが日没が早いので行動する時間が短く,もしもの時は夜が寒いので不安がある.田代山登山口までの林道が開通した直後が狙い目と思う.
往復コースなので行けるところまでと思い薄暗い風のある霧の中を出発した.分水嶺には部分的に踏み跡があるが歩きにくく露で雨具が濡れる.踏み跡やけもの道は福島側に多く一部稜線上にある.稜線上だと栃木側が切れ落ちている部分が多く通過するのに気を使う.途中の1520m鞍部は笹やぶがひどく通過するのに苦労するが全体的に思ったほどやぶ漕ぎはひどくない.もっとも津軽から中央アルプスまでの中央分水嶺のやぶを歩いて最後に残った場所なのでそれほど気にならないのかもしれない.ただ上り下りが多いので時間がかかり約7時間かけて枯木山南の肩に着いた.帰りも標高差はあまり変わらないので約7時間かかり往復14時間で日没までにようやく戻ってきた.このコースは枯木山南の肩までが日帰りの限界で枯木山までの往復は難しいと思う.
分水嶺の後半は栃木側が切れ落ちており展望が良い場所が多い.稜線は明瞭な部分が多いが基本的にやぶなのでGPSもあった方が良い.今回も誰とも会わなかった.
この記録は2018年に公開.
ここから東に続く中央分水嶺山行:
那須と尾瀬を結ぶ中央分水嶺 1549m峰〜1692m峰〜枯木山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1341185.html
ここから西に続く中央分水嶺山行:
那須と尾瀬を結ぶ中央分水嶺 田代山〜1810m峰〜1750m峰〜田代峠
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1341502.html〜1810m峰〜1750m峰〜田代峠
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