蝶ヶ岳・常念岳(蝶ヶ岳ヒュッテ泊)→ほりでーゆ〜


コースタイム
7:50三股駐車場
8:10三股登山口
8:40力水8:45
10:05まめうち平10:15
13:20最終ベンチ
13:50大滝山分岐
14:05蝶ヶ岳ヒュッテ
2日目
6:05蝶ヶ岳ヒュッテ
6:10蝶ヶ岳山頂6:20
7:20蝶槍7:30
11:35常念岳山頂12:45
13:50前常念岳14:00
18:25三股登山口18:30
18:50三股
天候 | 17日 雨 18日 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場は雨のため7時過ぎでも半分くらい空きあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありません。 常念山頂下と前常念周辺は岩稜が続くので注意が必要です。 前常念岳から下って行って、樹林帯に入る直前に道を誤りやすい場所があります。 踏み跡をたどって直進するとその先で道が無くなります。 正しくは左に折れるのですが、標識に気付かないです。 蝶ヶ岳ヒュッテ 1泊2食9000円 ほりでーゆ〜四季の郷 入浴料500円(蝶ヶ岳ヒュッテで100円割引あり)21時まで |
写真
感想
1日目
台風接近中、天候に不安を抱えながら常念へ。
夜中2時に同行者をピックアップし出発。
中央道大月を越えたあたりから雨。先が思いやられる。
6時前に三股駐車場に到着。やはり雨のせいか車の数も少ない。
1時間程仮眠、朝食をとり仕度。最初からレインウェアを着て8時前に出発。
ゲートを越え、登山口で入山届を提出。つり橋を渡り、常念、蝶ヶ岳の分岐
をこえるとどんどん高度を上げていく。雨は降り続き、登山道は川のように、
階段は滝のようになってきた。
力水が最後の水場。といってもまだ水を補給するには早いので、コップで頂く。
何度か小休止をしながら2時間ほどでまめうち平に到着。
ここまで眺望は全くなし。
10分程の休憩後再び雨の中を登る。ひたすら登る。
最終ベンチを越えるあたりで低木が目立つようになり、稜線へ出そうな気配があるが、
そこからがなかなか長い。さらに30分ほど登り、分岐を越えるとやっと稜線。
ここから蝶ヶ岳ヒュッテまではすぐだがガスのせいで全く眺望が得られない。
2時過ぎに蝶ヶ岳ヒュッテに到着し、受付をすまし、レインウェアを干す。その後
休憩室でおでんにビールで乾杯。結局この日は外出せず、ずっと飲んで食べて飲んでと休憩室で過ごした。
寝床は幸運にも2畳に1名くらいのスペース。夕食時に宿の人に確認すると、
この日はすでに65人程が受付済ましており、後から30人ほどの団体がくるので計100人ほどになるとのこと。
3連休の割には空いている印象。この天気では当然か。
結局9時まで飲んだりテレビ見たりしながら過ごし就寝。
2日目
朝4時半に起床。着替えて外に出てみるが、昨日とあまり変わらずガスの中。
落胆し宿に戻り朝食をとる。食後再度外にでてみると、徐々にガスが晴れ、
槍、穂高の山々がだんだんと姿を現し始める。そのスケールの大きさに感動。
しばらく夢中で写真を撮る。6時過ぎにヒュッテを出て、蝶ヶ岳山頂へ。
昨日とうって変わり西に槍穂、東に八ヶ岳、南に富士山、北に常念の絶景。
その後一度ヒュッテに戻り、今度は常念に向けて出発。
東に雲海、西に槍穂高という贅沢な稜線を進む。
1時間程で蝶槍に到着。ここからの眺めも素晴らしい・
ここから数回の下っては登りを繰り返し、常念岳の麓へ。
常念岳は近づくにつれ、その大きさを増していく。岩稜を一歩ずつ山頂を目指す。
山頂は見えているにもかかわらず、その距離はなかなか縮まらない。
早く山頂の景色がみたい。焦燥感からペースも乱れ、息が切れる。
でも足は止まらない。早く、早く、力を振り絞りついに山頂へ。
山頂はまさに360度の大展望。
この時間までこの景色を残しておいてくれた神様に感謝。
昨日は想像もできなかった絶景がそこにあった。
昼食をとり、大休止。あまりにも去りがたい場所であったため、
久々のタイムオーバー。それが後々響くことは分かっていたのだが。
前常念に向け下山をはじめると次第にガスが上がってきて、一面ガスの中に。
眺望はなくなったものの、暑さを抑えてくれるため大助かり。
この日は本当に天候に恵まれた一日だった。
前常念前後の岩場は高度差もありストックをしまい、手を使いながら下山。
疲れているものの、集中力を切らさないようにしないと思わぬ怪我につながり
かねない。樹林帯に入る直前で一度登山道を外れる。戻り正しい道を確認。
樹林帯に入るとあとは淡々と下山。途中日没を過ぎてしまったが、
ヘッドランプをして何とか下山。
下山後はほりでーゆ〜四季の郷で汗を流す。
その後、海鮮ダイニング月の魚で信州サーモン、馬刺し、ざるそば等を食し、
帰路に。今週も15キロ程の渋滞に巻き込まれながら3時頃帰宅。
行動時間23時間とタフな1日になったが忘れられない山行となった。
以下余談
山の情報を得るために蝶ヶ岳ヒュッテの掲示板を見ていた時、
39年前に新婚旅行で蝶ヶ岳ヒュッテに泊まられ、一昨年再び蝶ヶ岳に登られた
御夫婦の書き込みに思わずホロリとしてしまいました。
短い文章の中に変わらぬ愛情、思いやりがにじんでいて、それにこたえている
山小屋のスタッフの方の温かさも伝わってきました。
掲示板なのでいずれ消えてしまうのでしょうが、839〜845のやまひとさんの投稿です。
蝶ヶ岳、確かにまた行きたくなる山です。
前常念経由三俣下山お疲れ様。
僕もこのルート大好きです。
縦走をして、登山口が下山口なんて最高ですね。
穂高を観ながらの縦走、
温泉につかりながら眺める常念、
国営アルプス公園一口付近から眺める常念、
晴天ならばどれも素晴らしいものばかりです。
緩やかな稜線、最低こるからの常念への岩場登り、
前常念への平坦なアプローチなど、
様々なバリエーションのある地形は
初心者にとって絶好の経験になりますよねね。
眼下に上高地、目線には穂高稜線、
眼下に上高地なんて、信じられない贅沢です。
大滝山経由中村新道で本徳峠へ下った時なんて、
巨大な日本カモシカに合ったぐらいで、静かで
本当に最高な下山でした。
安曇野小倉から、鍋冠山、大滝山経由で
蝶ヶ岳に入るのも面白いですよ。
超マイナーですが、道はしっかりしています。
蝶ヶ岳から長塀山、大滝山、本徳峠、霞ヶ岳
こちらがもっと注目される日は来るのでしょうか?
是非、盛り上げたいルートですが。
来週、登山初心者3名と蝶ヶ岳でテント泊します。
もちろん、三俣ー三俣の常念山脈縦走です。
10月は、湯俣へ野湯ハイキングツアーです。
烏帽子、野口五郎は未経験ですので、来年夏に向けた
七倉周辺の下見も兼ねてきます。
コメントありがとうございます。
蝶ヶ岳、常念岳ともに最高でした。
そしてその二山を結ぶ稜線も最高ですね。
本当に贅沢な景色を堪能しました。
違う季節にまた来てみたいと思いました。
その時は別ルートも挑戦したいと思います
。まだまだ楽しめそうですね。参考にさせて頂きます。
蝶ヶ岳のテント場も素晴らしいですね。
台風一過で良い天気になっているのではないでしょうか?
良い山行を
雨と晴天。
こんなに劇的に天気が変わるなって・・。
予報は晴れでも信じられないくらいの朝の悪天候。
同じでしたね。
今日は常念に行かれているんだ・・・と思ってました。
2日目があったので、1日目は許してあげましょう。
何時かは行って見たい常念と蝶です。
悪天候の後だと、晴天のありがたみが増しますね。
2日目も雨だったら、たぶん小屋でだらだらした後、
下山していたと思います。
前週の特訓?のせいか、下りの体力増した気がします
常念岳も蝶ヶ岳もホントにお勧めです。
tatomoさんは奥穂も槍も行かれてるので、
たぶん感慨深い景色なのではないかと思います。
私もあちら側に行きたいと思いました。
コメントありがとうございました。
三股からの周回お疲れ様でした!
そういえば行くって言ってましたよね
テン泊だと思ってたら小屋だったんですねえ
蝶ヶ岳ヒュッテのランチプレート見てえらく懐かしく思いましたよ(去年なのに
でも2日目は良かったですね
常念あたりなんか最高じゃないですか!!
おススメした甲斐がありましたよ
時間が合えば近々一度ご一緒したいですね
コメント、ありがとうございます。
お勧めルート、行ってきました。
1日目はあいにくの天気でしたが、
2日目は晴天で、massyさんが話しておれた
素晴らしい景色を満喫してまいりました。
教えていただきありがとうございます。
逆回りだときつかったかもしれません。
ヒュッテの食事はmassyさんが、行かれた時の
ほうが豪華な気がします…。
10月は前半はあまり休みがとれず、不確定ですが。
後半はどこか登りたいと思ってます
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する