権現山・扇山・百蔵山(富岡BS〜猿橋駅)
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,619m
- 下り
- 1,689m
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
「北都留三山」と呼ばれる、桂川左岸に鎮座する権現山、扇山、百蔵山。いずれもピークを踏んだことのある山だが、三山をまとめて歩いたのは今回が初めて。
朝はできる限り早く歩き始めたい性質なので、小菅の湯行きの始発バスに追いつかれるまで猿橋駅から歩いて大島バス停から乗車し、ちょうど夜が明ける時間に富岡バス停で下車。駒宮の集落の中を通り抜け、市が設置した麻生山への道を示す標識に従い、天神峠に至る。
天神峠から駒止嶺までは、笹薮がうるさく、夏場に通るのは厳しそうな道。天神峠を経由せずに、駒宮から直に長尾根に出る道の方が歩かれているのかもしれない。駒宮からの道を合わせると、松の樹が見られる、歩きやすい尾根道になる。
うず高く積まれたケルンをいくつか横に見ながら、樹間ごしの富士の姿も確かめつつ登っていく。北を見れば、麻生山から三ツ森北峰にかけての凶悪な山稜が見える。壊れた道標のある場所が、尾名手峠経由の道との分岐で、ここは直進し、地形図上の道でもある尾根への直登ルートを取る。テープに従って急坂を登り切ると、権現山からの尾根道にぶつかる。
尾根道をゆるゆると歩いていけば、浅川峠への分岐を経て、権現山の山頂。西面を除いて樹が払われていて展望が良い。パノラマは北都留三山の中で最も優れているが、山頂が狭く、休憩に適したスペースがないのが惜しまれる。今日は出発が早かったので山頂には誰もおらず、ゆっくりと展望を楽しめた。
浅川バス停から山頂を目指す人たちとすれ違いながら、浅川峠まで、450メートルの標高差を急激に下っていく。北都留三山は、三山とは言っても、それぞれ急な登り下りを経なければならないので、一度に回ろうとすると、結構な体力を使うことになる。
浅川峠から扇山までは、幅の広い尾根を通るので、踏み跡が分かりにくい箇所がいくつかあるが、尾根を外さなければ問題はない。山頂直下の急坂を登り切れば、広く開けた明るい扇山の山頂に到着。丸太のベンチが至る所に置かれ、休憩場所には事欠かない。富士の眺めも引き続き良好だった。
扇山から百蔵山に向けての下りは、かつて、凍結した雪に悪戦苦闘した記憶のある場所。乾いていても滑りやすい急降下が長く続く。いったん下り切れば、あとはしばらく歩きやすい道になる。百蔵山直下は再び急登となるが、三山で最も標高の低い山なので、登りは長くは続かず、山頂へとたどり着く。
百蔵山の山頂も南が大きく開け、富士山や桂川右岸の山々が眺められる。猿橋駅からエレベーターが通じているという、住宅が建ち切らなかったパストラルびゅう桂台の造成地が異彩を放つ。予定では戸並入口バス停へと下るつもりだったが、電車の時刻も見て、百蔵浄水場へまっすぐ下ることにする。分岐に立つ「駅まで1時間」の標識は、山と高原地図の所要時間よりも40分も短く、かなり急いで下った場合のタイム。ここもロープがあるような急坂をひたすら下る。浄水場からは、車道を桂川まで下り、甲州街道を渡れば、朝に下り立った猿橋駅へと戻ってきた。駅からは、扇山、百蔵山の姿がくっきりと見えた。
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