記録ID: 1368230
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊
上州武尊山
2016年03月19日(土) 〜
2016年03月21日(月)


- GPS
- 56:00
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 842m
- 下り
- 826m
コースタイム
3月19日 入山日 晴れのち曇り
水上駅8:14→宝川入り口8:59→9:30宝台樹スキー場→スキー場リフト上10:10-10:30→手小屋沢避難小屋13:40→1940mP15:05→就寝18:45
水上駅から宝川入り口まではバスで、そこからはタクシーでのアプローチとなった。雪が少ない影響かスキーヤーもまばらで、この時期のスキー場としては少し寂しい印象を受けた。
スキー場で一通り装備を身につけたあと、警備隊の方に挨拶をする。下山の際も同様に詰め所に寄って下山を知らせてほしいとのこと。
リフトの最上部でわかんを装着し、歩行開始。スキーヤーと思しきトレースがうっすらと残っているが、先行の登山者はいないようだ。雪量は多いところでもくるぶし辺りで、下部はすでに藪が多く露出しており、歩きにくい。避難小屋までは所々に赤布が張ってあったが、下山時に不安を覚えそうな箇所に積極的に赤布をうっていく。避難小屋から先は手小屋沢を横断したあと、1940mPに向かって一直線に上がっていくルートをとった。標高差にして300m弱登り切った箇所が1940mPで、平らな幕営適地となっていた。午後以降曇りがちとなり、翌日は悪天が予想されたため、念のため井熊と先のルートを確認後、幕営とした。
3月20日 停滞日 ガス
起床4:00→TS発6:05→1984mP6:25-6:40→1970m地点(AC)テント設営6:50-7:30→停滞→就寝18:45
日の出後の出発としたが、ガスのため視界が悪い。ひとまずAC想定場所の1984mPまで隊を進め、アタックが天候の様子を見て判断することとする。1時間弱の歩行後、樹林限界と思われる1970m地点に達する。樹林がスパッと切れたその先はホワイトアウト状態となっており、行動条件に照らし合わせて停滞を決定する。
3月21日 アタック日、下山日 ガス一時晴れ
起床6:00→停滞→TS発12:20→上州武尊山13:10-13:15→1970m14:00-14:20→手小屋沢避難小屋15:30→宝台樹スキー場17:20
6時起床とするも、前日に引き続きガスによる視界不良のため、停滞とする。横山が腹の不調を訴えており、内傷からビオフェルミンなどを摂取するが、あまり効果が出ず。何度もトイレとテント内を往復しており、辛そうであった。そんな横山のために他メンバーで豪華なトイレを作るなどして時間をつぶしているうちに、正午から晴れ間が出始めたため、行動条件内の時間であることを確認後、テントを出てアタックすることとする。斜面の下部はくるぶし程度の積雪、上部はクラストしていた。頂上に着く頃には再びホワイトアウトし、頂上からの景色を楽しむことはできなかった。風も強かったため、すぐに下山へと移る。上部のクラスト部分を下級生の確保のためFix1ピッチで通過し、その後は赤旗、赤布を回収しつつゆったりとした下山となった。
<総括>
今年度最後の合宿であり、学生のみでの雪山は大きなトラブルもなく、成功となった。上級生は初冬から澤田ガイドに教えていただいたことを生かし、行動判断にミスを生じさせることなく合宿を終えることができたことが素直に嬉しい。また、下級生も自分がもつ知識と経験に基づいて積極的に行動し、隊の行動に貢献してくれた。全体を通して天気はよいとは言えず、景色という意味で楽しむことはできなかったが、天気や時間を読んで行動を起こす冬山の原則を全員で経験することができ、今後の山行に大きく通じる合宿となった。
水上駅8:14→宝川入り口8:59→9:30宝台樹スキー場→スキー場リフト上10:10-10:30→手小屋沢避難小屋13:40→1940mP15:05→就寝18:45
水上駅から宝川入り口まではバスで、そこからはタクシーでのアプローチとなった。雪が少ない影響かスキーヤーもまばらで、この時期のスキー場としては少し寂しい印象を受けた。
スキー場で一通り装備を身につけたあと、警備隊の方に挨拶をする。下山の際も同様に詰め所に寄って下山を知らせてほしいとのこと。
リフトの最上部でわかんを装着し、歩行開始。スキーヤーと思しきトレースがうっすらと残っているが、先行の登山者はいないようだ。雪量は多いところでもくるぶし辺りで、下部はすでに藪が多く露出しており、歩きにくい。避難小屋までは所々に赤布が張ってあったが、下山時に不安を覚えそうな箇所に積極的に赤布をうっていく。避難小屋から先は手小屋沢を横断したあと、1940mPに向かって一直線に上がっていくルートをとった。標高差にして300m弱登り切った箇所が1940mPで、平らな幕営適地となっていた。午後以降曇りがちとなり、翌日は悪天が予想されたため、念のため井熊と先のルートを確認後、幕営とした。
3月20日 停滞日 ガス
起床4:00→TS発6:05→1984mP6:25-6:40→1970m地点(AC)テント設営6:50-7:30→停滞→就寝18:45
日の出後の出発としたが、ガスのため視界が悪い。ひとまずAC想定場所の1984mPまで隊を進め、アタックが天候の様子を見て判断することとする。1時間弱の歩行後、樹林限界と思われる1970m地点に達する。樹林がスパッと切れたその先はホワイトアウト状態となっており、行動条件に照らし合わせて停滞を決定する。
3月21日 アタック日、下山日 ガス一時晴れ
起床6:00→停滞→TS発12:20→上州武尊山13:10-13:15→1970m14:00-14:20→手小屋沢避難小屋15:30→宝台樹スキー場17:20
6時起床とするも、前日に引き続きガスによる視界不良のため、停滞とする。横山が腹の不調を訴えており、内傷からビオフェルミンなどを摂取するが、あまり効果が出ず。何度もトイレとテント内を往復しており、辛そうであった。そんな横山のために他メンバーで豪華なトイレを作るなどして時間をつぶしているうちに、正午から晴れ間が出始めたため、行動条件内の時間であることを確認後、テントを出てアタックすることとする。斜面の下部はくるぶし程度の積雪、上部はクラストしていた。頂上に着く頃には再びホワイトアウトし、頂上からの景色を楽しむことはできなかった。風も強かったため、すぐに下山へと移る。上部のクラスト部分を下級生の確保のためFix1ピッチで通過し、その後は赤旗、赤布を回収しつつゆったりとした下山となった。
<総括>
今年度最後の合宿であり、学生のみでの雪山は大きなトラブルもなく、成功となった。上級生は初冬から澤田ガイドに教えていただいたことを生かし、行動判断にミスを生じさせることなく合宿を終えることができたことが素直に嬉しい。また、下級生も自分がもつ知識と経験に基づいて積極的に行動し、隊の行動に貢献してくれた。全体を通して天気はよいとは言えず、景色という意味で楽しむことはできなかったが、天気や時間を読んで行動を起こす冬山の原則を全員で経験することができ、今後の山行に大きく通じる合宿となった。
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
---|---|
アクセス |
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:134人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する