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記録ID: 1374833
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山滑走
道東・知床

知西別岳(ウトロから)

2018年02月02日(金) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
14.6km
登り
1,286m
下り
1,284m

コースタイム

ウトロスキー場(6:30) − 575m標高点(10:30) − 知西別岳(13:30〜13:50) − 575m標高点(15:05) − ウトロスキー場(17:40)
天候
過去天気図(気象庁) 2018年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ウトロスキー場から入山。駐車場あり。
コース状況/
危険箇所等
・ホロベツ川支流一の沢川左岸の尾根は、尾根筋が狭いうえに樹林が行く手を阻み、スキーでの通過はかなり困難。特にこだわりが無ければ、ワカンやスノーシュー使用が適す。

・標高700m以上は森林限界で、無木立ちの大雪原(アイスバーン)になっている。視界不良時は要注意。スキーアイゼンが有効。
知西別岳へ向けて、ウトロスキー場を出発。
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知西別岳へ向けて、ウトロスキー場を出発。
スキー場を離れて山へ入ると、早速倒木帯に出会う。
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スキー場を離れて山へ入ると、早速倒木帯に出会う。
ホロベツ川支流一の沢川左岸を通過中に、羅臼岳から硫黄山まで、知床連山が見えてきた。
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ホロベツ川支流一の沢川左岸を通過中に、羅臼岳から硫黄山まで、知床連山が見えてきた。
そして目指す知西別岳も。
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そして目指す知西別岳も。
左手には遠音別岳が姿を現す。
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左手には遠音別岳が姿を現す。
前回の敗退地点、575m標高点ピークに着いた。知西別岳は、最奥に僅か山頂部が見えるだけ。右に大きく見える山は770m標高点ピーク。28mm相当の広角で撮影。この写真ではこれから登る大雪原の広大さが表現できない。
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前回の敗退地点、575m標高点ピークに着いた。知西別岳は、最奥に僅か山頂部が見えるだけ。右に大きく見える山は770m標高点ピーク。28mm相当の広角で撮影。この写真ではこれから登る大雪原の広大さが表現できない。
左に知床連山、右に遠音別岳を眺めながら、知西別岳の北西に広がる大雪原を登る。左右の画角180度近いパノラマ写真。
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左に知床連山、右に遠音別岳を眺めながら、知西別岳の北西に広がる大雪原を登る。左右の画角180度近いパノラマ写真。
背後を振り返れば、ウトロの町に迫るオホーツク海の流氷が。
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背後を振り返れば、ウトロの町に迫るオホーツク海の流氷が。
やっと知西別岳山頂部が目の前に。
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やっと知西別岳山頂部が目の前に。
知西別岳山頂に着いたら、雲に巻かれてしまった。時々薄れる瞬間に、なんとか知床連山とオホーツク海を撮る。
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知西別岳山頂に着いたら、雲に巻かれてしまった。時々薄れる瞬間に、なんとか知床連山とオホーツク海を撮る。
下りだしたら再び晴れてきた。眼下には海岸に迫るオホーツク海の流氷、右手には知床連山。左右の視界120度以上のパノラマ写真。
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下りだしたら再び晴れてきた。眼下には海岸に迫るオホーツク海の流氷、右手には知床連山。左右の視界120度以上のパノラマ写真。
大雪原を滑降途中で後ろを振り返る。この一枚の写真の右端に太陽、左端に自分の影。つまり180度以上の視野が収まっているのだが……。広さが想像できるだろうか?
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大雪原を滑降途中で後ろを振り返る。この一枚の写真の右端に太陽、左端に自分の影。つまり180度以上の視野が収まっているのだが……。広さが想像できるだろうか?
下山は夜になってしまった。スキー場上部から見下ろすウトロの夜景が綺麗だ。最後に思いがけなく印象深い光景を目にした。
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下山は夜になってしまった。スキー場上部から見下ろすウトロの夜景が綺麗だ。最後に思いがけなく印象深い光景を目にした。

感想

知西別岳は、以前2008年02月09日に登頂を試みている。この時、ホロベツ川支流一の沢川左岸尾根の通過がスキーに向かないことは情報を得ていたが、実際に行ってみると想像以上に困難で、結局時間切れで敗退している。ただ登頂を目指すならスノーシューなど使えばいいのだが、是非とも山頂に至る大雪原をスキーで滑りたいという思いがある。以来、地図上でスキーに適したルートの検討と現地調査を幾度かしてきたが、やはりこのルートしか無さそうだ。意を決して、再度このルートをスキーで登ってみることにした。今回は覚悟ができている。

スキー場トップから、その先の倒木帯は慎重にルートを読む。前回苦労したホロベツ川支流一の沢川左岸尾根に乗る手前の密林帯は、尾根の北側を迂回すれば避けられた。ホロベツ川支流一の沢川左岸尾根の状況は以前と同じだが、今回は心の準備ができているので気分に余裕がある。森林限界を越え大雪原に出れば、後はひたすら山頂を目指して登るのみ。展望はすごく良いので、楽しみながら登りたいところだが、時間がなくて残念だ。登っても登ってもその先に雪の斜面が果てしなく続く、単調さは否めず長く感じた。

そして山頂に着いたら、タイミング悪く雲に巻かれてしまった。下山が日没後になるのは必至なので、長くは待てず下山開始。すると10分もしないうちに再び晴れた。もう少しだけ待てば……。まあいいか。残雪期に知床峠からも再度訪れたいし。標高差750m、距離3,500m、念願の知西別岳大雪原を今滑降している。それだけで気分は最高!

ただ、一気に滑って下山できないのがこのルートの難点。再度、やっかいなホロベツ川支流一の沢川左岸尾根を通過し、スキー場の上部に戻ったときには、既に暗くなっていた。見下ろすウトロの町並みの夜景が綺麗だった。

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コメント

お疲れさまです。
こんなルートあったんですね。
目から鱗でした!
スキーアイゼンにも興味が湧いてきました。
2018/2/6 18:18
Re: お疲れさまです。
sikasun さん、はじめまして。
コース状況に書いてありますが、ホロベツ川支流一の沢川左岸尾根をスキーで通過するなら覚悟がいります……。
2018/2/7 0:37
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