赤面山と三本槍岳
- GPS
- 06:01
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,076m
- 下り
- 1,072m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 6:01
天候 | 晴れ この時期としては気温高い 赤面山山頂付近のみ微風、その他はほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・駐車スペース-赤面山山頂 スキーをするには積雪十分。旧スキー場のゲレンデ跡地は、植樹が行われており、徐々にゲレンデらしさがなくなっているが、それでもまだ快適に滑れる。雪質は、旧ゲレンデ上部は昼前の時点ではまだパウダーだったが、下の方は気温上昇のためかなり水気が多く滑りにくい雪質になっていた。赤面山山頂付近は岩石が風のためか、露出していてスキーでの歩行・滑走には不向き。 ・赤面山-清水平-三本槍岳 赤面山からの下りの斜面は岩が露出していてスキーを使っての歩行や滑走に不向き。三本槍岳方面へ向かうなら、外して歩く方が無難。清水平へは斜面をトラバース気味に登降したが、雪質によっては滑落の恐れあり。清水平から先はスキー場から上がってくる登山者スキーヤーが多く、雪道もトレースがあり圧雪されていて歩き易い。この区間は、スキーを使って滑ってもすぐに登りの区間が現れるので、シールを剥いだりするのが面倒に感じるかも知れない。自分は下り区間も含め、シールで歩き通した。 |
写真
感想
旧スキー場発の赤面山は何度か積雪期に訪問しているが、距離が短くて折角那須まで遠出するにはイマイチな気がしていた。今回更に先の三本槍岳までスキーで足を伸ばす計画を実行したが、余程積雪が多くない限りは、二度目はないと思う。
6時30分過ぎに路肩に停めたクルマを出発。2月も節分を過ぎると朝明るくなる時間が早くなる。自分より早い人もいるだろうと思ったが、この日は自分が最初だった。例によってゲレンデ脇をシールで登る。雪質はここのところずっと低温が続いているので良いが、今日は高温予報なので帰りの時間までもつだろうか。旧ゲレンデは植林が行われており、スキーで滑るには徐々に窮屈になっているが、それでも樹木がまだ育ちきっていないので、帰りはツリーランができそうだ。特に休憩を取らず先に進み、ゲレンデ上部の無木立斜面に出る。ここは植林の対象になっていないようだ。トレースは始めからスノーシュー数名分があるが、スキーのそれは見えない。ここ数日スキーで登って降りてきた人はいないようだ。ゲレンデが終わり樹林帯歩きになる。旧ゲレンデも樹林帯も風が全く死んでいて、しかも天気は青空なので暑くてたまらない。気温が上がる予報が当たっている。途中でフリースを脱ぐが、それでも暑いのでペースで調整するしかない。やや濃い藪を抜けるともうすぐに赤面山の山頂に到着。ほとんど休憩もとらなかったので、出発から2時間かからなかった。いつもならここで大休止して滑る準備だが、今日はここから先に進む。この先は一旦下って登るのだが、雪がほとんどなく岩や藪がほうぼうで露出している。全くもってスキー向けの斜面ではない。赤面山山頂付近も多分に岩がちだったが、それよりもひどい。山頂から少し下り始めるが、斜面も急だし雪もないので、諦めてつぼ足で歩くことに。上手く場所を選べば沈まずに歩けた。しばらくつぼ足歩行した後無事にシール歩行に戻る。三本槍岳へ至るには急斜面をこなさなければならないが、トレースもなくどこを登ったものか少し悩む。取りあえず斜面右手の方に進むが、これは大失敗だった。途中で藪が濃くなり二進も三進もいかなくなり這々の体で撤退。気を取り直して無木立の斜面を登ることに。樹木のない斜面はあまり登りたくないが、他にないので仕方ない。ダメなら戻る気で進むが、雪質が柔らかくシールが良く効いて登りやすい。激藪で30分くらいロスしたが、自分としては良いペースで登り切る。が、先もまた藪。雪は相応に降るのだろうが、恐らく風が強いので着雪しないのだろう。なるべく雪を拾いながら進む。斜面と藪をこなすとふいに登山者の姿が見えるようになる。スキー場から登ってきたのだろうか。清水平に至るとトレースがばっちりついていて、つぼ足でも十分歩けそうだった。平坦とは言え少しアップダウンもある清水平を越え、三本槍岳直下の斜面をこなし無事山頂に到着。積雪期の訪問は二度目。天気は途中雲が多くなったりして気を揉んだが、山頂に着いた時雲はあったものの周囲を良く見渡せた。風も弱く、休憩していても寒さをそれほど感じない。それでも帰りも長いので10分ほどで休みを切り上げて歩き始める。三本槍岳直下の斜面はスキー向けだし、雪質も良かったのでシールを剥いでも良かったのだが、多分2-3ターンでその後登りの斜面が現れシールの貼り直しが要る。シールを剥いだり貼ったりが面倒なのでシールのまま斜面を降ることに。しかもヒールフリーのままなので、失敗したら顔から雪面に突っ込みそうだったが、無事こなす。清水平の縁まで歩き、藪の斜面を赤面山方面へ下る。登りで歩いてきて無木立斜面は実に魅力的で雪も良かったのだが、やはり先に登りが待っていると思うとシールを取る気がせず、そのまま下ることに。が、これは失敗だった。そこそこの斜度があったので、シールを付けたままではさすがに下りにくく、何度か前転しかけた。やはり面倒がらずにシールを剥いで滑っておけば良かった。その後、シールのまま登り赤面山の直下は岩が出ているのでスキーを背負って登る。今シーズン初のシートラーゲン。時折踏み抜きつつも山頂に到達。誰もいない。風もあるし寒いので、さっさと滑る準備をして出発。気温が高くなってはいたが、標高があるので雪は腐っていなかった。樹林帯に入る前にいくつか斜面をこなし、藪を過ぎてゲレンデ上部に至る。朝見た時はノートラックだったが、正午過ぎの時間では既に幾筋ものトレースとシュプールが刻まれていた。それでもまだ雪質は良いので滑っていても楽しい。上部ゲレンデを過ぎ、後植樹エリアをツリーランっぽくくだってこの日の行動は終了。出発から6時間近くかかって戻ってこれた。途中で激藪によるルート変更がなければもう30分くらい早く、下部の水っぽい雪ももう少しマシだったかもしれないが、上部の雪が、まずまずだったので良しとしよう。
積雪期に三本槍岳へ行くのは、赤面山からは途中雪がなくてかなり厳しい。すっきり登って降りてこられるスキー場利用の中の大倉尾根往復が良いと思う。
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