決死の前進!雪の大菩薩嶺
コースタイム
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 6:58
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 大菩薩峠登山口ー塩山駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雷岩から大菩薩峠までの稜線上は、ものすごい強風でした。 |
その他周辺情報 | 大菩薩の湯 |
写真
感想
いや〜、ものすごい強風でした。雷岩付近ではいつも強い風が吹きますが、この日の風は尋常ではありませんでした。南側から吹き上げてくる強風で、身体が左に傾いて傾いてまともに歩けないのですから。私は、平衡感覚を失ってしまったのかと思いました。
雷岩からの稜線上では、美しい樹氷をたくさん見ることができました。私は、荒れ狂う強風と戦いながら、一生懸命に樹氷の写真を撮りました。身体はグラつくし、手が冷たくてまともに動かないし、けっこうたいへんな思いをしました。低温のせいか、いつもより早くiPhoneのバッテリーが切れてしまい、予備の充電器をつなげて撮影を続けました。
あまりの強風と寒さで頭のネジが外れてしまい、私は気が狂ったように、「ハハハー、ハハハー!」と大声で笑いまくりました。周りに誰もいなくて良かったです。
その後、よせばいいのに登山道を外れて、妙見ノ頭めがけて突き進みました。大菩薩嶺に登った時は、だいたい妙見ノ頭のピークを踏むので、「ここで妙見ノ頭に登らない手は無いよな。」などというバカな考えを起こしてしまいました。半分イカレていたのかもしれません。
雪が無ければ、踏み跡を辿って簡単に妙見ノ頭に登ることができます。しかし、この時はトレースの無い雪の斜面を適当に歩きました。途中から雪が深いところで膝上くらいになり、吹き荒れる強風の影響もあって、まともに進めなくなってしまいました。
私は「ヤバイな〜、やめときゃよかった。」と後悔しましたが、頂上はすぐそこに見えていたので、何度か倒れそうになりながら必死に登り続けました。雪山に慣れていない私にとって、まさに「決死の前進!」でした。
そもそも破損した右足のチェーンスパイクのことを考えたら、トレースの無い妙見ノ頭に登るなど正気の沙汰ではなかったのです。万が一吹雪にでもなったらアウトでしたね。後で少し反省しました。(チェーンスパイクの破損については、日記に書かせていただきました。)
苦しみながらも、何とか妙見ノ頭に登り着くことができました。そして、奥多摩方面の眺望を楽しんだ後、賽ノ河原に下りて来て、そこにあった避難小屋に逃げ込みました。
その時の避難小屋内の暖かかったこと!私は、ゆっくりと腰をおろし、熱いスープとココアを飲んで、ホッと一息つきました。ビールを持っていましたが、飲むことはおろかザックの中から取り出す余裕すらありませんでした。
それから先は順調そのもので、いつものペースで歩き続け、無事に裂石の登山口に下山することができました。
今回も、たいへん良い山歩きができました。妙見ノ頭を欲張ったのは、ちょっとやり過ぎでしたね。状況をよく考えて行動すべきでした。
これからもたくさんの山に登って、山歩きの力をつけていきたいと思っています。それではまた🤗
fgacktyさん、こんばんは。
大菩薩嶺の稜線上は凄い風だったのですね。
fgacktyさんが必死に風と格闘している頃、自分はというと、龍王峡をのんびりと散策していたのでした(笑)。
日光は平和そのものでしたよ〜。
それにしても、青い空が素晴らしい!
強風が一役買っていたのかな?
また大菩薩嶺を歩きたくなりました。
MonsieurKudoさん、
おはようございます。
とにかく風が強過ぎて、山歩きを楽しむ余裕など無かったですね。でも最高に楽しい山歩きでした。矛盾かな?
南側の眺望が悪かったのは実に不満ですが、奥多摩方面はよく見えたのが救いです。
美しい青空や綺麗な樹氷を楽しめましたし、何といっても妙見ノ頭への登りは最高に楽しかったです。
コメントありがとうございます。それではまた🤗
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