今世紀最大の小田代湖探訪(小田代ヶ原・戦場ヶ原)

2011年10月02日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 4.9km
• 登り: 17m
• 下り: 30m

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

　今世紀(まだ,10年しか経っていませんが・・・)最大規模の小田代ヶ原の冠水。
　小田代ヶ原は,過去何回か冠水しており,その都度,見に出かけてます。しかし,今年の冠水は私の見た中では最大級でした。
　水鳥が何羽も訪れる,しっかりとした湖となっていました。

　小規模ですが,以前出現の小田代湖(2004年10月13日)は,下記アドレス7・8枚目の写真です。興味があれば,比較してみてください。
　http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-53891.html

写真

広大な湖の全景
※「湖とは、湖沼のうち比較的大きなものであり、一般には水深5-10mより深いものを指す。・・・」等の定義があるようですが,「小田代湖」は以前より幻の湖と呼ばれているので,湖とさせていただきました。

「小田代ヶ原」とある「小田代湖」の案内板?
※イエイエ「小田代ヶ原」で正解です。

小田代湖と男体山(中央。緑の尾根の奥になります。)

左へ伸びる湖畔の遊歩道

貴婦人(小田代ヶ原の代表的な白樺。左上部)と水鳥(手前右)

貴婦人と太郎山

水に囲まれる木道

水没の為でしょう,嵩上げされた木道です。

水上を渉る木道

水中に育つ陸上の植物。中央上部の白っぽい部分は,水面から顔を出している部分。水はとても透明です。

男体山(右奥の頂)・大真名子山(同左)・小真名子山(左端)を映す小田代湖

男体山・貴婦人と小田代湖

貴婦人と水鳥たち(手前の白く光る部分に4羽)

高山(右のピーク)に抱かれる小田代湖

白樺が彩りを添える。

ミヤコザサの一部が,大雨時に水路となった(白っぽい部分)と思われます。何か所も同様の跡(次の写真も同じ。)がありました。

木道の上を流れ,小田代ヶ原(左側)へと流れ込んだ土砂の跡

小田代ヶ原を囲む白樺林

始まった紅葉

森のオブジェ「巨大な木鎚」は健在でした。
※2011年07月16日のハイキングレコで勝手に命名したものです。

戦場ヶ原の草紅葉と男体山

始まった草紅葉

ホザキシモツケの紅葉と拠水林

赤沼茶屋の駐車場脇にある「奥日光の治山」説明板

カヤツリグサ科ホタルイ属
アブラガヤ(油萱)

キク科アキノキリンソウ属
アキノキリンソウ(秋の麒麟草)

キク科アザミ属
ノハラアザミ(野原薊)

キク科シオン属
シロヨメナ(白嫁菜)

スイカズラ科ガマズミ属
カンボク(肝木)

ニシキギ科ニシキギ属
ツリバナ(吊花)

バラ科シモツケ属
ホザキシモツケ(穂咲下野)
※殆ど枯れていました。
　戦場ヶ原今年最後の一輪?カモ

フウロソウ科フウロソウ属
ゲンノショウコ(現の証拠)
別名:ミコシグサ(さく果が5裂し、裂片が種子を巻き上げた状態が、祭りのみこしの屋根に似ることに由来)
※現在,神輿状態です!

ユリ科アマドコロ属
オオナルコユリ(大鳴子百合)

リンドウ科リンドウ属
リンドウ(竜胆)

帰りに立ち寄りました。定番「竜頭ノ滝」

龍頭之茶屋にある「竜頭之滝」由来書き

当然頂いてきました龍頭之茶屋の「施無畏団子」

コメント

blueberry-k

幻の小田代湖
おはようございます


今年の 小田代湖は4年前の倍くらいのスケールなんですね！
台風はゴメンですが，置き土産？になるのでしょうか

こうなってしまうと小田代ヶ原の草紅葉はあきらめなければいけませんが、そのかわりカラマツや貴婦人の黄葉を鏡像で鑑賞できる・・・
うまくゆくと10月に霧氷の鏡像も？
なんとも楽しみなこの秋になりそうですね♪

yamabito

Re:幻の小田代湖
　kayo-pi さん　今晩は

　今年の 小田代湖は圧巻 でした。
　フィルム時代にも何度か出現し，だいたい，その都度 に出かけていましたが，今回のものは別格ですね。
　正確には判りませんが，４年前のものはそれ程の規模ではなく，今回は，その５倍や１０倍なんかではないことは確かと思います。
　滅多に見れない（異常気象が騒がれる昨今は，まだまだ出現？）と思いますので，今のうちに是非ご覧ください。でも，初めての人には，元々湖と思うかもしれませんネ。
　草原の激変に驚けるのは，通い人だけ ｶﾓ