仙丈ケ岳(カール下の仙丈小屋泊り)
- GPS
- 728:50
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,144m
- 下り
- 1,124m
コースタイム
2日目 5:00仙丈小屋-5:25仙丈ケ岳山頂5:40-6:00仙丈小屋
7:35仙丈小屋-8:15馬の背ヒュッテ-10:00大平山荘-10:40長衛荘(北沢峠)
天候 | 初日;晴れ、二日目;曇り後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
(帰り)11:15北沢峠からバスで11:40広河原(750円)→広河原から乗合タクシーで12:30山渓園(1,100円)→13:28山渓園前バス停から山梨交通バスで14:30甲府駅(960円)→15:55甲府駅からスーパーあずさで17:25新宿(指定席4,020円) ※帰りは日曜だったが、11:15広河原発のバスが運行されていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・2日目の薮沢のルートでは一部道幅が細いところや砂利で滑りやすいところがあるが注意して行けば問題はなく、初日含めルート全体として危険な個所はない。 ・薮沢大滝は、展望ポイントへの道が荒廃のため立入禁止となっており、見ることはできなかった。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
天気予報に反して、南アルプスの女王仙丈ケ岳は、私たちを晴れ晴れと迎えてくれた。
北沢峠から、カール下の仙丈小屋に一泊し戻ってくる、のんびり山行。
ゆっくりのんびり気楽なペースで歩けるのは嬉しい。
初日の登り、3連休の間の週末、事前の天気予報もあまりよくなかったせいか、私たちのほかに人もあまりいない。山を独り占めしているような気になれる。
朝方はガスっていたが、登っていくにつれ晴れていき、すっきりとした様相に。
空はすっかり秋の空。陽が当たるところでは、木も少しずつ色づき始めたかな、というくらい。
女1人でも2人でもなく「女3人」のメンバーだったからか、思いのほか、いろんな人に話しかけられる。
写真を本気で追っている方、前日小屋に泊ったというご夫婦、などなど。前日の仙丈小屋は人も少なく松茸ご飯が出たとのこと!(うーん残念)
話も少しとめどなく、本当にのんびりと寛いだ登りになる。
森林限界を抜けてくると、振り返ってみた時の甲斐駒ケ岳の姿に感動する!
さらにもう少し登ってまた振り返り、ますますひらけてくるその展望に、今日来れてよかったと思わずにいられなかった(まだ肝心のカールも見ていないのに)。
7月に登った北岳も出迎えてくれ、あの時あそこから見えた仙丈ケ岳に今日は来ているのがちょっと不思議というか感慨深い。
ついにカールが見えてくる。
週の初めの天気予報が嘘のような天気で、カールと青空のコントラストがとても鮮やか。秋らしい雲も綺麗。
そこから山頂までは空に近い散歩道という感じでただ楽しかった。
しかし、山頂の風の強いことにはビックリ!(3,000mおそるべし。小仙丈ケ岳ではお昼寝気分だったのに、仙丈ケ岳山頂にはその雰囲気はまるでない)
早々と小屋におりてきてしまった。
仙丈小屋はさほど混んでおらず、清潔で快適。小屋のご主人も気さくで楽しい方だった。今年の紅葉は、先の台風でダメになってしまったとのこと。
登りで出会った写真の方とも小屋で再開する。
夕暮れ時の夕食の時(もちろん松茸ご飯ではない)、甲斐駒がほんの一瞬、桃色に染まった姿を見せてくれた。本当にほんの一瞬で、不思議なくらい。
食事の後、初めての雷鳥も目撃。胸から足元が白くなっているのは冬が近いから?
小屋の消灯は早くなんと19:30。夜は星が綺麗に見えた。明日は寒いというが、放射冷却で?晴れることを期待して寝る。
翌朝起床は4:30。起きて、山頂でのご来光に向かう。
夜の間も風が強かったが、朝もまだ強い。期待した「晴れ」はなく、曇った空。
強い風の中、山頂までなんとか行くが、湧き上がる雲に残念ながらご来光は見えず・・・。
あまりの風の強さ・寒さに早々に撤退、小屋に戻る。
しばし休んでから、いよいよ下山。一泊とはいえ、本当にあっという間に感じる。
下りは、行きとは別の薮沢コースを下る。
薮沢コースは、特徴のある甲斐駒に見守られながら、ずっと下りてくる感じ。
馬の背も、薮沢も、たった一晩なのに、少し色づいて見える。
いつも下りてくるときに思うのは、下りるときは本当にあっという間だなあということ。
いよいよ空も木も秋なんだなあと、次の山はいつ行けるかなどと思いながら、北沢峠に着いてしまった。
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