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記録ID: 1389574
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

阿弥陀岳 中央稜 ラッセル敗退

2018年02月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
snakam その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:15
距離
9.9km
登り
993m
下り
990m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:14
休憩
0:01
合計
6:15
6:50
27
スタート地点
7:17
7:17
33
7:50
7:50
258
12:08
12:09
35
12:44
12:44
21
13:05
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
舟山十字路に駐車。6時半ごろ到着、3台が駐車しており余裕。
コース状況/
危険箇所等
 舟山十字路から林道を東に進み、林道終点から左岸に渡り、二俣に出たところが中央稜末端。右俣方向に200メートルほど進み、「四区」と矢印が赤ペンキで木に書いてあるところから、尾根に取り付く。
 尾根上に上がるまで、至る所に「四区」や赤い点がペンキ書きされている。尾根上は狭い一本道なので、下部岩壁に突き当たるまで、ひたすら上に進む。トレースがなくても迷うことはない。
 下部岩壁を右に巻き、上部岩壁を左に巻くとのことだが、下部岩壁を巻くところでラッセル敗退したので、実証できず。
さあ、出発だ。
2018年02月24日 07:25撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/24 7:25
さあ、出発だ。
中央稜への取り付きは「四区」と矢印の赤ペンキで明瞭。
2018年02月24日 07:52撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/24 7:52
中央稜への取り付きは「四区」と矢印の赤ペンキで明瞭。
明瞭なトレースと、ペンキマークで迷うことなく登っていける。
2018年02月24日 07:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/24 7:57
明瞭なトレースと、ペンキマークで迷うことなく登っていける。
このところ雪が降っていないので、地面が露出しているところも。ただし、ガチガチに凍結。
2018年02月24日 08:22撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/24 8:22
このところ雪が降っていないので、地面が露出しているところも。ただし、ガチガチに凍結。
シャクナゲの尾根を進む。
2018年02月24日 08:37撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/24 8:37
シャクナゲの尾根を進む。
「四区」はここで終わりらしい。
2018年02月24日 08:39撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/24 8:39
「四区」はここで終わりらしい。
トレースありがとうございます。これがなかったら、どれだけ苦労していただろう。
2018年02月24日 08:55撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/24 8:55
トレースありがとうございます。これがなかったら、どれだけ苦労していただろう。
樹林がまばらになり、遠くの景色が見え始める。
2018年02月24日 09:14撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/24 9:14
樹林がまばらになり、遠くの景色が見え始める。
2018年02月24日 09:14撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/24 9:14
もうすぐ、下部岩壁というところで、来たルートを振り向く。
2018年02月24日 09:14撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/24 9:14
もうすぐ、下部岩壁というところで、来たルートを振り向く。
ところが、下部岩壁の下で、トレースは忽然と姿を消した。どうしちゃったんだろう。下部岩壁は、基部を巻くとのことなので、とにかく必死に進むが、カサカサの雪で固まらず、前に進んでいるのか、沈下しているだけなのか分からない状態。
2018年02月24日 10:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/24 10:01
ところが、下部岩壁の下で、トレースは忽然と姿を消した。どうしちゃったんだろう。下部岩壁は、基部を巻くとのことなので、とにかく必死に進むが、カサカサの雪で固まらず、前に進んでいるのか、沈下しているだけなのか分からない状態。
1時間ほどラッセルしても巻ききれず、少し先に、稜線への登り口らしいルンゼも見えていたが、ルンゼではトラバースでなく直上のラッセルになるのでもっと大変そうに思えた。雪と一緒に流される危険も感じていたので、断念し、敗退を決める。
2018年02月24日 10:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/24 10:54
1時間ほどラッセルしても巻ききれず、少し先に、稜線への登り口らしいルンゼも見えていたが、ルンゼではトラバースでなく直上のラッセルになるのでもっと大変そうに思えた。雪と一緒に流される危険も感じていたので、断念し、敗退を決める。
敗退はしたが、雪と戯れ、楽しい登山。
2018年02月24日 11:13撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/24 11:13
敗退はしたが、雪と戯れ、楽しい登山。
尾根の下の広場。ここで正月を過ごした人がいたらしい。
2018年02月24日 12:11撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/24 12:11
尾根の下の広場。ここで正月を過ごした人がいたらしい。

感想

 ネットで記録を検索しても2月の阿弥陀中央稜の記録は、敗退例を除いてなかったので、雪の状況が気にはなったが、八ヶ岳は最近降雪がないので、なんとかなるのでは、と思い出発。
 さいわい中央稜取り付きから明瞭なトレースがあり、ラッセルなしで下部岩壁に9時半すぎに到着。11時を敗退めどとしていたので、時間的には余裕だが、トレースが忽然と途絶えており、カサカサで全く固まらない深雪との闘いになる。
 下部岩壁は基部を巻くとのことなので、まず岩壁に近づこうとするが、進んでいるのか、体がずぶずぶ沈降しているだけなのか分からない状態。なんとか、岩壁に近づいて巻き始めるが、まったくペースが上がらない。急斜面をラッセルでトラバースしていくのだが、雪と一緒に流されてしまう危険も感じる。1時間以上たっても巻き終わらない。そこを登れば岩壁上に出られるルンゼらしきものが見えるところまでたどり着いたが、ルンゼまでのラッセルの時間も計算できず、ルンゼ自体、さらに深いラッセルを強いられるように見えた。
 上を見上げると、岩壁の斜度は緩んでおり、草付きも見えていて、直上できないわけでもなさそう。ダブルアックスにして、少し登ってみるが、なかなか悪い。ロープを持っていないので、行き詰まって降りられなくなるとやばいので、最終的に敗退を決めた。
 我々がたどったトレースを付けてくれた人はどうしたのだろう。やはり、敗退したのだろうか。忽然とトレースが消えた謎だけが残った。
 3月中旬頃、再挑戦したい。

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