永山丘陵から青梅草咲く栗平へ

2018年03月03日(土) [日帰り]

• GPS: 04:34
• 距離: 14.6km
• 登り: 791m
• 下り: 772m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:55
• 休憩: 0:33
• 合計: 4:28

距離 14.6km 登り 801m 下り 776m

9:04 JR青梅駅
9:32 9:34 大乗寺(仏舎利塔)
9:53 10:05 矢倉台
10:36 10:37 三方山(石神入山)
10:41 ノスザワ峠(ノスゾウ峠)
11:30 マスガタ山
11:34 物見山
11:41 名郷峠
11:47 11:58 辛垣山
12:30 12:37 雷電山
13:21 二俣尾駅
13:32 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

行き:JR青梅線「青梅駅」
帰り:JR青梅線「石神前駅」

コース状況／危険箇所等

永山丘陵はハイキングコースとして整備されているため歩きやすい道が続きます。
トレイルランニングのランナーも多いです。
雷電山からの下山は登山詳細図「奥多摩東編」に掲載されている
「雷電山西尾根ルート」を使用しました。
山頂直下は虎ロープが張ってある急な斜面が続きます。
古いお墓の分岐を北へ向かうと古い集落の中の道になり高水三山登山口へ向かう平溝橋に出ます。

写真

3/3 9:05

青梅駅から出発します。

3/3 9:11

梅岩寺

3/3 9:11

しだれ桜が有名ですがさすがにまだ咲いていません。

3/3 9:11

しだれ梅が咲いていました。

3/3 9:12

本堂脇から永山丘陵へ向かいます。

3/3 9:13

タチツボスミレが咲いていました。

3/3 9:17

尾根の上に向かう道には西国三十三箇所札所の石碑が立っています。

3/3 9:20

登りきると秋葉神社があります。

3/3 9:21

火防の神様です。

3/3 9:27

永山丘陵に出ました。

3/3 9:28

ここから川苔山が見えます。

3/3 9:28

一番奥が川苔山

3/3 9:29

ここからは富士山

3/3 9:29

頭がかすかに見えます。

3/3 9:30

広い道が続くのでトレランのランナーも多いです。

3/3 9:43

青梅市街が見渡せる場所もあります。

3/3 9:51

コウヤボウキの飛種

3/3 10:04

矢倉台休憩所

3/3 10:05

この先ある辛垣城址の見張り台だったそうです。

3/3 10:04

ここからも見晴らしがいいです。

3/3 10:04

奥多摩の山々も見えます。

3/3 10:05

富士山がチラッと

3/3 10:05

大岳山

3/3 10:09

永山丘陵ハイキングコースには青梅線の各駅に下りられる分岐がたくさんあります。

3/3 10:23

登山道整備用の資材が置かれていました。

3/3 10:32

ハイキングコース後半から埼玉側が見えるようになりました。

3/3 10:37

左側の踏み跡を登っていきます。

3/3 10:38

三方山山頂

3/3 10:38

展望はありません。

3/3 10:41

三方山を越えた先の分岐

3/3 10:41

ハイキングコースを外れこちらへ向かいます。

3/3 10:46

鉄塔巡視路につながっています。

3/3 10:46

栗平林道に出ます。

3/3 10:51

しばらく進むと左手の斜面に黄色い花が見えてきます。

3/3 10:52

栗平集落の青梅草群生地です。

3/3 10:52

まだ福寿草と呼ばれる以前の江戸時代には青梅産の品種が多く出回ったため青梅草と呼ばれるようななりました。

3/3 10:53

仲良く並んでいます。

3/3 10:53

日の光で輝いています。

3/3 10:53

集落内の細い道沿いに沢山咲いています。

3/3 10:54

福寿草より背丈が高いようです。

3/3 10:56

つぼみが緑色なのが特徴だそうです。

3/3 10:55

ここにもたくさん。

3/3 10:57

日当たりのいい場所は黄色く輝いています。

3/3 10:57

紅梅も咲いています。

3/3 10:58

オオイヌノフグリ

3/3 10:59

賢治の農楽校

3/3 10:59

栗平集落全景

3/3 11:00

竹林を進みます。

3/3 11:16

一部の人には嫌な光景

3/3 11:20

ノスザワ峠で永山丘陵に復帰します。

3/3 11:27

見晴らしのいい場所に出ました。

3/3 11:27

埼玉方面

3/3 11:28

奥多摩方面

3/3 11:33

一旦下ると

3/3 11:41

名郷峠

3/3 11:42

辛垣(からかい)城址へ向かいます。

3/3 11:46

少しだけ急な登りです。

3/3 11:49

遺構があります。

3/3 11:51

辛垣城址

3/3 12:00

石灰岩の山なので白い石が多いです。

3/3 12:03

堀切の跡

3/3 12:04

大きな岩もあります。

3/3 12:17

この辺りは整備中のようです。

3/3 12:30

ここも堀切跡

3/3 12:36

雷電山山頂

3/3 12:35

北側では今も石灰岩を採掘しています。

3/3 12:38

山頂直下から左のバリエーションルートに行きます。

3/3 12:39

ところどころに

3/3 12:39

手書きの道標があります。

3/3 12:40

上部は虎ロープ張られています。

3/3 12:45

崩落したトラバース

3/3 12:50

途中からなだらかな道になります。

3/3 12:53

人が住んでいた感じがしてきました。

3/3 12:53

腐りかけの橋を渡ります。

3/3 12:55

立派な石垣があります。

3/3 12:57

再び渡りづらい橋

3/3 12:59

民家の横に出ました。

3/3 13:00

高水三山へ向かう平溝橋に出ました。

3/3 13:09

電車まで時間があるので遠回りします。

3/3 13:15

線路脇の紅梅

3/3 13:16

多摩川が見えます。

3/3 13:32

結局2駅分歩き石神前駅まで来ました。

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

感想

Chilica

今日は青梅の永山丘陵から福寿草の原種と言われる青梅草が咲く栗平集落へ行ってきました。

以前に福寿草について調べていると江戸時代はまだ福寿草とは呼ばれず青梅草と呼ばれていたそうです。
これは当時の江戸の町には青梅産の福寿草の原種が売られていて原産地から青梅草と呼ばれました。
江戸時代は青梅の山にたくさん咲いていたそうですが、今では一部にしか残っていないそうで青梅市成木にある栗平集落にも住民に保護された群生地があるそうなので、永山丘陵から見に行きました。
青梅駅から奥多摩方向に少し進んだところにある梅岩寺から永山丘陵に向かいました。
永山丘陵はハイキングコースになっていて青梅駅から軍畑駅まで続いていますが各駅ごとに下山できる道があり地元の人たちやハイカー、トレランのランナーなど多くの人たちが歩いています。
途中には戦国時代の物見櫓があった矢倉台や三方山などのピークがあり青梅市内や奥多摩の山が見えます。
今回は三方山の少し先にある手書きの道標から栗平方面へ向かいます。
栗平は永山丘陵から高水山付近で行われる高水トレイルランの15kmコースになっているので他にも何箇所か栗平に下りられる場所に案内が出ています。
登山道から一旦林道に出てしばらく行くと左手に民家が見えてくると栗平集落です。
集落の中には細い道が続いていて道沿いに多くの青梅草が咲いています。
地元の人に入っても大丈夫か尋ねるとここは公道だから自由にどうぞと言われたので入って行くと、別の人が昔はもっと上の方に咲いていたけど今はこの辺にしか咲かなくなってしまったんだよと言っていました。
青梅草は福寿草より背が高く緑がかっているのが特徴だそうで集落の入り口付近の日当たりの良い斜面に多く咲いていました。
集落をしばらく行くと賢治の農楽校という建物が見えてきます。
ここは昔ながらの農村で野菜や食べ物を作っていくワークショップを開いているそうです。
集落を一周したあと再び永山丘陵に戻りました。
永山丘陵の奥多摩側には戦国時代の山城があった辛垣(からかい)山と雷電山があります。
辛垣山へは急な登りが少しありますがすぐに山頂に着きます。
山頂部には山城の遺構がありますがこの辺りは石灰岩が取れる山なので北側は採掘によって急峻な崖になっていて遺構の一部も削られてしまったそうです。
辛垣山の先には雷電山がありここからは北側に今もある石灰岩の採掘場が見えます。
通常のハイキングコースはここから榎峠へ下り舗装路で軍畑駅まで行きますが、今日はバリエーションルートの西尾根で下りました。
ここは雷電山への最短ルートだそうですが、上部はかなり急で下るのは大変でした。
しばらく行くと昔の集落跡に出てなだらかな道になりました。
途中には二箇所朽ちた木橋を渡る場所もあり注意が必要です。
最後は高水三山の登山口のある平溝橋のそばにある民家の脇に出てきました。
ここからは軍畑駅へ向かいましたが途中で時刻表を確認すると出発したばかりだったので、次の二俣尾駅まで歩くことにしましたが最終的にはさらに次に石神前駅まで歩いてしまいました。
今日は気になっていた青梅草が見られてよかったです。

コメント

yamaonse

青梅草！
chilicaさん、こんばんわ。青梅丘陵にも春到来、福寿草かと思いきや、当地では青梅草、っていうんですね。初めて知りました。群馬では松井田郊外の木馬瀬という場所に咲くのが、花が一回り小さくて、黄色が濃い種類です。自生種は咲く場所で個体差があるから、違いを観察するのは楽しいですね。杉木立が真っ赤なのは怖そうです（笑）が、のんびりと花探して尾根歩くのもよさそうです。

Chilica

初めての青梅草
yamaonseさんおはようございます。
福寿草の群生地を探していたらたまたま地元に青梅草があるということを知りました。
今では青梅市内でも自生地はほとんどないようです。
福寿草にも個体差がいろいろあるようで秩父にはもっと赤みの強い「秩父紅」という種類もあるようです。
私は今のところは本格的な花粉症ではないと信じていますが、この時期杉の樹林帯を歩くと少しむずむずします。