オレンジ色の花粉の森の冒険―南高尾山稜・草戸山〜泰光寺山
- GPS
- 06:50
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 491m
- 下り
- 445m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
円林寺前バス停09:07 ¥186 |
写真
感想
3月1日の朝日本海を低気圧が通過し南風が吹き、いよいよスギ花粉の飛散が本格的に始まった。
通常このスギ花粉の飛散の時期は山には行かないのだが、去年はスギ花粉の飛散量が少なかったので何度か山に行ってみてそこそこ歩けたので、今年も少しは山に行ってみようと今日は南高尾山稜での参加しているサークルの地図読みの企画に参加。
相原駅からバスに乗り、町田街道の円林寺前で降りる。
昔この辺りの大賀ハスで有名な寺院に来たことがあるなと思い後から調べてみたらこのお寺だった。
近いからハスの花の時期にまた来てみるのもいいなと思った。
そしてそこから境川を渡り神奈川県に入り県道48号線へ抜け「小松トレイル入口」へ。
そこから小松城跡のある尾根道をたどり、城山湖へと至る。
今回は地図読みがメインの企画なので、久しぶりに地形図とコンパスを使って歩いたが、地形図で地形を読み取りながら歩く楽しさを思い出した。
この小松城跡あたりはカタクリでも有名なのだが、やはりスギ花粉の時期と重なるので見に来たことがない。
今日も暖かくなるとの予報だったので花粉症の症状がひどいかなと思っていたのだが、城山湖に到着するくらいまでは思ったよりも大丈夫だった。
街中で花粉を浴びるより症状は軽いのかなと思っていたのだが、町田市最高峰の草戸山でお昼を食べていたら気温が上がってきたのか、やはりかなり症状が出てきた。
そして南高尾山稜のひとつのピークである泰光寺山へ至り、そこから今回のメインイベントである「登山地図に載っていない」尾根道で国道20号まで下りていく。
ただこの道は「登山地図には載っていない」が「地形図には載っている」ので、昔は登山道として使われていたのかもしれない。
が、その尾根に入っていくところには「行き止まり」の表示が。
つまり昔は登山道だったが、今は廃れてしまったので間違って入らないようにとのことなのだろう。
地形図を見ながら歩いたことのない人たちを先頭に地形や方位を読み取りながらゆっくり歩いて行くのだが、目の前の高さにオレンジ色に花粉を付けたスギの梢があるので早く通り過ぎてしまいたい。
スギ花粉の時期は特にスギ花粉のメッカである奥多摩・高尾の山は歩かないようにしていたので、間近に見るとこんなにもオレンジ色なのかというほどオレンジ色の山になっている。
尾根道を進むと作業道になっているのか思ったより藪にもなっておらず歩きやすい。
が、最後尾根からそれて下りていくところで道がなくなっている。
地形図に載っている道はおそらく土砂崩れで崩落してしまったようだ。
なんとか下りきれそうな沢沿いに向かって下りて行ったが、藪やイバラはあるし斜面は緩くて崩落しやすいし、なかなかのアドベンチャーなルートだったが、なんだかこういう斜面で遊んでいた子供時代を思い出して楽しかった。
地形図を見ながら下りて行ったので今どこにいるのかも分かるので安心だ。
ところどころにピンクリボンがあったのだが、結局を沢を下りきってみると、どうやら沢を高捲きするように作業道は付け替えされているようだった。
オレンジ色に色付くスギ花粉の森をなんとか歩き切ることができたが、全身粉まみれになった。
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