記録ID: 139463
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ハイキング
富士・御坂
杓子山
1993年09月15日(水) [日帰り]
Junjapa
その他3人
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 902m
- 下り
- 904m
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
小田原=鳥居地峠 ■復路 鳥居地峠=小田原 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■行動記録 いつも信州からの帰路、河口湖をすぎたあたりから左側に目立つ山をみていた。 これが石割山から派生した尾根上に隆起する鹿留山(ししどめやま)〜杓子山(しゃくしやま)である。今回は石割山〜鹿留山〜杓子山〜高座山(たかざすやま)〜鳥居地峠の尾根すじを全部踏破してつなげてやろうと思い出発した。 しかし例によって朝寝坊に加え子供たちがモタついている間に大幅に出発は遅れ、歩き始めは10:40。さらにコースタイムが大幅に遅れて案の定、杓子山のみとなった”思い切り脱線山行”となった。 どこにクルマを置こうか悩んだが、目的の山に一番近いところがいいと鳥居地峠とした。アルペンガイド「東京付近の山(1986年版)」ではまだ車道が峠を越えておらず、現地ではすでに車道が峠を越えていることが分かったりで、新しい情報をとることは大事だなあとの思いを強くする。すでに峠にはワーゲンが一台止まっている。 稜線づたいに林道が延びている。林道は尾根を左側山腹から右側に乗り越し、やがて入会地の入口のゲートとなりそこにカヤトの大草原が広がっている。ゲートの裏を尾根上に直上するとやっとフツーの尾根道。アザミなどの花が多い。秋らしい涼しい風が吹く。望遠鏡でのぞくと遠足の小学生らしい一群が一生懸命に登っているのが見える。かなり手こずっているようで進みが遅い。やがて高座山の登りに入ると急斜面の泥道でとても滑りやすい。おまけに雨裂ができて荒れている。 何とか子供の手を確保して進むと高座山頂上に着いた。50人くらいの小学生が高座山の頂上を占拠してお弁当を食べている。そこに小さな子供が現れたものだから「すげー!」と大喝采を浴びることとなった。自分の子供たちはナンでそんなに拍手をされたのかまるでわかっていなかった。この頂上まで30分のコースタイムのところ70分もかかってしまった。こりゃ、ダミだ。ここで終わり?かとも思ったが、最低、杓子山までは行こうと思った。だんだん曇ってきた。小学生たちは杉並から来た自由学園という学校らしい。頂上は円墳のような丘になっており、表面の磨かれたヤケに端正な四等三角点が埋められていた。「国地院」の彫刻も読める。小学生たちが5人ずつ写真を撮るのでなかなかわれわれまで順番が回ってこない。 やっと写真を撮ったあと出発。 高座山からは急に樹林中のこれまでとは違った細い道となる。それでも刈り払いはキチンとされており迷う心配は全くない。樹林中のところどころに露岩の上り下りを交えながら少しずつ標高を上げていく。石割山頂上付近からずっと延びてきている高圧電線がこのあたりを越えていく。更に登り、上を見上げるとパラグライダーを楽しんでいるやつがいる。そしてひとくだりして、林道が峠をかすめている大権道峠だ。 これで”おおだす峠”と読む。ここは忍野友の会フライトエリアとなっており、待機中のハングライダーが数機、色鮮やかだ。 ちょうど杓子山から下山してきた玲峰クラブのオバちゃんたちも見守っている。やがて頃合いを見て斜面をとんとんと小走りにかけてふわっと飛んで行った。ここからはまた良い道となる。広い道をゆるやかにジグザグを切れば30分ほどで、ひょっこり杓子山の頂上に飛び出した。 二十曲峠から石割山、そしてホテルマウント富士の立つ大平山への稜線、その向こうには山中湖が光る。三国山稜の向こうには明神ヶ岳〜金時山も望める。巨大な富士山は上部が雲に隠れているが、その裾野が引く原野の広大さがその巨体を用意に彷彿とさせる。足和田山や三つ峠も望める。 ラーメンづくりにかかる。子供たちも登るときはブツブツ文句を言っているが、食べるときだけはおとなしい。次男の哲大も確か黒姫山のときは背負って歩いたが、今回は少しだけ肩車をしてやっただけでしっかり歩いた。岳人はかなり歩く速さが増した。次は荷物でも背負わせようか。三等三角点の脇には小祠があり御祖代山杓子宮という文字がお米をたべるときの杓子型の看板にうっすらと読める。また昭和54年にたてた杓子山愛好会・大明見青年団の看板もある。太陽が出てきて暑い。 ラーメンのあとはすることもないので下山することにする。大権道峠からは不動湯を目指して空音沢治山工事用林道を下る。ちなみにこの道は峠をかすめて空音沢の最上部まで伸びておりそれを利用して痛々しいほどに杓子の沢に堰堤群を埋め込んでいる。遠方から見ても異様だ。 一時間ほど下ると不動湯。典型的な湯治場だ。お世辞にもキレイとはいえないが風呂にはそこで湯治している人が目立つ。お湯そのものはかなり効能があるようで遠く東京から汲みに来る人も多いらしい。ひとり600円、こども400円。 ここで妻子を待たせてひとり鳥居地峠まで車を回収に行く。標高差150mを登って。約40分で峠に着いた。このころには晴れわたり富士山をそのすべてを現したがすでに秋の顔だった。 |
感想
・家族の山…まわりでみるといいなぁなんて思ったけれど、実際には歩くスピードが遅いし、怪我させてもまずいし、なかなかたーいへんと思いました。
・お風呂はよかったけどね。
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