キリマンジャロ(ロンガイルート)
- GPS
- 128:00
- 距離
- 67.9km
- 上り
- 4,099m
- 下り
- 4,244m
コースタイム
- 山行
- 3:08
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:08
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 6:45
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 4:20
- 合計
- 8:50
- 山行
- 4:12
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 4:24
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 20:00
- 合計
- 26:50
- 山行
- 9:34
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 10:20
天候 | 全日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
2/3 ドーハ QR1353便 9:00発>>>キリマンジャロ空港15:25着 ホテルの送迎車でホテル着18:00 2/4ホテル8:30ツアー会社の車でマラング・ゲート(10:00)へ行き入山受付 手続きに約1時間かかる 11:00マラングゲートを出発し入山口のロンガイ・ゲートへ(14:00着) 2/12 キリマンジャロ空港 QR1354便 17:35発>>>ドーハ0:05着 ドーハ QR806便 3:05発>>>成田19:00着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
2/4 NALEMORU GATE(1,900m)〜SIMBA CAMP(2,671m) スタートはジャガイモ等の畑が両側に広がる整備された道を行く。その後も樹林帯に入るが道は整備されて歩きやすい道。シンバキャンプは雪を頂いたキリマンジャロが見える草地のテン場。全体的になだらかな道。 2/5 SIMBA CAMP〜SECOND CAVE(3,450m)〜KIKELELWA CAMP(3,600m) シンバキャンプからは低木の広がる見晴しの良い景色が眼前に。キリマンジャロを正面に向って進む気持ちの良い整備された道。セカンドケーブはコースの分岐点。昼食にちょうど良い場所である。ここから直登コースを避けて左にエスケープしていく。この先はわずかなアップダウンを繰り返すが、ほぼ水平移動。 2/6 KIKELELWA CAMP〜MAWENZI TARN HUT(4,315m) キケレワキャンプからはキリマンジャロ第2峰のマウェンジ峰へ向けて標高を稼ぐ登りとなる。マウェンジ峰直下までくると池が広がるキャンプ場に到着。一休み後、高度順応のためマウェンジ峰の稜線まで200m程登る。稜線に出ると待ちに待ったキリマンジャロの全容が見られる。 2/7 MAWENZI TARN HUT〜KIBO HUT(4,720m) マウェンジ峰を後にして左へと登山道を巻いて行くと広大なサドルと呼ばれる砂礫地のはるか先にキリマンジャロの全貌が見える。途中に噴火で飛ばされたであろう巨石が群がる箇所があり、ほとんどのパーティーが一休みする場所となっている。ここからはキボハットの緑色の屋根の小屋が見えるようになる。左からのルートと合流するとキボハットに到着である。仮眠をとりこの日の夜中23:30に出発する。 2/8 KIBO HUT〜GILMAN’S POINT(5,685m)〜STELLA POINT(5,756m)〜UHURU PEAK(5,895m)〜KIBO HUT〜HORONBO HUT(3,720m) ここからは急登となり、ヘッドライトの明かりの中、空気が薄いので歩みが進まない。富士登山のようだ。足場もザレているのでさらに歩きにくい。途中の休憩の度に暖かい物を飲むのが必須だ。手軽に飲めるゼリー飲料もあると良い。日の出前に山頂火口のヘリであるギルマンズポイントに到着する。ここまで来ればキリマンジャロ登頂が認められる。しかし高山病がひどい人はここで下山である。ここから最高峰ウフルピークへは火口のヘリを時計回りにさらに200m登ることになる。途中のステラポイントで日の出を待つ。マウェンジ峰からあがるご来光は最高であった。ここはマチャメルートが合流する場所で、マチャメルートの登頂ポイントである。最高峰のウフルピークは流石に写真の順番待ちが発生していた。周りは随分と後退した氷河が見られ、朝日に輝いている。最近の温暖化と火山活動による地熱であと数年で無くなるであろう氷河を見ることができて感無量である。ガイドに促され20分程で下山を開始。ギルマンズポイントからの下りはほぼ富士山の砂走りの下山と同じである。駆け降りるように降りキボハットで小休憩。そこから一気にホロンボハットまで標高を落す。 2/9 HORONBO HUT〜MANDARA HUT(2,720m)〜MARANGU GATE(1,550m) ここからのルートはもうキリマンジャロが見えなくなる分、動植物がいろいろ発見できて目に楽しいコースである。マンダラハット周辺ではここの固有種の植物があったり、水道も完備され設備の整った快適なキャンプ地だ。小屋の一つで最後のホットランチを取るため昼休憩をとる。ここから先は樹林帯の整備された道となり完全なハイキングコースとなる。沢沿いを進み、三角屋根のゲートが見えるとゴールのマラングゲートだ。最初に受付をした事務所で下山の受付をすれば、今回の山行も終わりである。 |
その他周辺情報 | マラング・ゲートで入山料等を支払う受付および下山受付が必要(要パスポート) ゲートの向かいにはお土産等売っています。飲料、帽子、地図など ちなみにジュース類1$、ビール2$ ドル支払可 各キャンプ地でも到着時に名簿記入の受付が必要 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下(厚手・薄手のもの)
グローブ(厚手・薄手のもの)
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
サングラス
タオル
ストック
カメラ
テントマット
シェラフ
パスポート
インナーシェラフ
ウェットティッシュ
|
---|
感想
近年の温暖化等で近いうちに無くなってしまうと言う氷河を見ることが目的であり、10年以上前から行きたいと思っていた長年の夢が今回実現することができた。
また一般的なコースであるマラングルートはピストン山行のため、どうせなら縦走テン泊山行であるロンガイルートを選択して間違いなかった。他の仲間からもロンガイルートで良かったと言ってくれたので満足である。
6日間のテン泊山行とはいっても、自分で担ぐのは必要最低限だけで、テントはもちろん残りは現地ポーターが担ぎ上げてくれるので、あとは全行程60〜70kmを歩き通せるだけの体力が必要である。ザックも30〜40ℓで十分だ。
驚いたのはガイドを含めたチームの人数であった。我々6人に対してリーダーガイド1人、サブガイド2人、コック1人、ポーター16人で、我々を含めた計26人という大所帯であった。
行動中は高山病対策のためペースもスローで水分を十分摂るように言われる。また6日間の長い行程を一緒に歩くガイドの資質によって満足度が変わると思われた。というのもガイドが交代で先頭をリードするのだが、最初は年配のベテランガイドでスタートしたところ、いろいろ話すことで沢山のことを教えてくれてためになる一方、一番若いガイドがリードした時は、無口なためコミュニケーションを取らず、黙々と歩き、あまりガイドをしてくれない場合が多々あった。また麓から山頂では真夏から真冬までの温度変化が激しいので薄着も厚着も必要で、その環境にあった服装をするのがベストであろうと思われる。山頂アタックでは冬用に着込んでの行動となるので、暖かいものが飲めるよう、テルモスが必要だ。またポケットからすぐ出せるゼリー飲料も重宝した。
毎回の食事についてはナイフ、フォーク、スプーンの西洋式であり、スープから始まり、順々に持ってくるスタイルである。味覚については薄味が基本なので塩、醤油を持参すると良いことがわかり味噌汁も持って行って正解だった。
以外なのが花等の植物でアフリカならではのものはもちろんだが、日本で見かける花も多かったことだ。
氷河についてもずいぶんと後退しているのが明らかで、今回のコース上からは近くに寄ることができないのが残念だった。間違いなく近い将来でなくなりそうな状況がよく分かった。それでも実際に見ることができて感無量であった。
下山後はせっかくだからとサファリツアーを体験できた。当初双眼鏡をレンタルするつもりだったが、肉眼でも十分であった。主要な動物が一通り見られれば良かったが、何故か一番見られそうなシマウマが見られなかった。どこまでも続くサバンナなどアフリカ大陸を感じることができた貴重な旅行となった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する