深夜のランナーズハイ肝試し〜小林峠-平福トンネル-小別沢〜 [16.24km・標高差500m]


- GPS
- 01:59
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 438m
- 下り
- 426m
コースタイム
自宅22:50-盤渓峠23:03-盤渓小学校前23:09-ばんけい苑前23:13-盤渓小学校前23:16-幌見峠分岐23:23-妙福寺分岐23:26-23:35小林峠-幌見峠分岐23:46-23:52盤渓小学校前-光の森学園前23:58-
【10月21日】
00:08盤渓橋-00:16平福トンネル-00:28福井えん堤-00:41小別沢トンネル-00:49自宅
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
※小別沢トンネルの道は、中央区側は北炭の慰霊堂を過ぎ、こぶし自治会の団地を抜けると、トンネルまで1本しか街灯なし。西区側は多い。 ※小林峠の道は元コバワールド・スキー場入口を過ぎると街灯なし ※このコースを夜走るときは、ヘッドランプ必携。蛍光塗料付きのものも着ていた方がいいか |
写真
感想
今日はmarikkaさんらに三浦ウォールに連れて行っていただき、人工壁?クライミングウォール・デビュー。しかし、すぐに腕がパンパンになって握力なくなり、全然登れず惨敗。三十数年前に日和田山のゲレンデに連れて行ってもらったときと同じ感じ。進歩無し。考えてみれば、あまりクライミングシューズの特性というか利点を生かした登りをしていなかったように感じるが、まあ、それ以前の問題か。
その腹いせではないが、手も足も疲れて帰って、飯を食い、ビールまで飲んでから、何だか走りたくなった。久しぶりに、少しは金になるかもしれない原稿を書かねばならないのに。走るのはクセになるようだ。なんてエラそうなこと(エラそうではないか?)言って、すぐにやめてしまったらお笑いぐさだが。走りたいというより、このぐらい足腰が疲れているときの方が、楽に登れそうな気がする。何の根拠もないのだが、しかし、これが的中した。
父を寝かせてテレビを観てから、11時前に家を出る。最初の予定コースは、小別沢トンネルを越え、福井へ抜けて、盤渓小学校の前で曲がり盤渓峠を越えて戻ってくるというもの。距離はそれなりにあるが、標高差はそれほどでもない。
小別沢トンネルに向かって登る足も比較的快調だったのだが、すぐに街灯がなくなって真っ暗。足下も見えない。ヘッドランプをしてくればよかったが、今さら戻るのも億劫。そこで、こぶし自治会の最上段(4段目)を南へトラバースして、盤渓峠へ向かう道に出る。先日熊が出たあたりだが、こちらは街灯が続いている。この傾斜もそれほど苦にならずに峠へ。ここから引き返そうかとも思っていたが、欲が出て盤渓小学校の方へ。
盤渓のT字交差点まで来ると、さて、どうするか、しばし迷う。1.来た道を引き返して盤渓峠を越える。2.福井から小別沢トンネルという予定の逆コースを行く。トンネルの西区側は街灯が多く、トンネルまで続いていた気がするから何とかなるだろう。3.幌見峠を越えて円山西町から山越えするという、いつぞやの逆コース。後半に2回の登りが待っている。最初は2へ向かって走り始めたが単調。そうだ、小林峠を目指そうと、ばんけい苑のところからUターン。
盤渓小学校前を過ぎ、テニスコートあたりまで来ると、次の街灯が遠くなったので、引き返そうかと弱気になるが、先へ行くと、また街灯が続いているので、思い直す。幌見峠への分岐を過ぎる。この右(西側)の神社の向かいあたりには昔、店があった気がするが、どんな店だったろう? 盤渓会館?を過ぎ、妙福寺への分岐を過ぎ、しかし、コバワールドスキー場跡地の入口まで来ると、街灯はそこまで。先には暗闇が広がっている。
しかし、ここまで来たら、小林峠まで行くしかない。幸い星空で先ほどから前の方にオリオン座が見えるし、クルマも結構通っているし、目も慣れてきたて周りや路面もうっすら見えるので、何とか行ける。半袖の上に薄いゴアのカッパで寒くなってきたのと、最近の熊騒動を思い出したこともあり、登りやすい傾斜なので、ぐんぐんスピードが上がり(本人はそのつもり)、半ばランナーズハイ状態になる。
峠には灯りがあり、北ノ沢側には月も昇っている。「こばやし峠」の碑の写真を撮っていると、男女の嬌声が聞こえる。振り返ると下の駐車場にクルマが1台。こんな時刻にこんなところに来るのは、そんな人間ぐらいだろうな、俺は何をやっているんだ。
後ろと前から来るクルマに注意しながらも、まずは無灯火区間を飛ばす。幌見峠分岐まで来たときに峠方向へ行こうかとふと思うが、暴走族までは全然いかないスクーターの子供3人がそのあたりにたむろしていたので、通り過ぎる。ランナーズハイ状態が続いているので、小学校前の盤渓T字路で右折することは一切考えず、そのまま直進。
先ほどの折り返し点を過ぎても街灯は、それなりの間隔で続いている。途中で歩道がなくなるが、ここまで緩い下りだったので引き返せば登りにもなるので、そのまま行く。光の森学園?を過ぎたあたりから、街灯がまばらになる。冬に上を通過した昭和採石のところから左股川沿いの道があるようだが、この闇夜では今日はパス。
盤渓橋を渡りながら右にカーブを描くように走っていくと、周囲が明るくなってくる。福井えん堤バス停や百松沢山、砥石山の登り口への分岐を過ぎたところに、左へ明るく広い道がある。ここ福井から平和へ、五天山の麓を抜ける道だ。そのうち走ってみようと思っていたコースなので、平福トンネルまで、と少し走ってみる。ここも適度に緩い登りで、(今日の私には)走りやすい。
平和へ抜けてしまうと、さらに大事になるので(考えてみれば、住宅地をちょっと回って戻ってくればよかったのだが)、来た道を戻り、西野二股方向へ。右の空に上がった月の下に、冬に採石場の上を通ったときに登った中央区・西区の区界尾根が見える。小別沢への分岐は、あの尾根の向こう側だ。分岐のところには昔は何とか商店というのがあったのだが、今はなく、近くに何かのレンタル会社がある。
小別沢へ、というか小別沢沿いの道は案の定、街灯が煌々。見えない福井えん堤の前で左股川を渡り、以前見学に来た老人福祉施設の前を通って登っていく。前方には奥三角山や大倉山西尾根がうっすらと月明かりの中に見えるので、(iphoneで)月と一緒に写真を撮ってみるが、やはり写らない。そうやって撮影の度に立ち止まるものの、登りが続いて、さすがに少し足に来るが、何とかトンネルまで走りきる。やはりトンネルまでは街灯が続いていた。こんなに明るいからゴミを不法投棄する輩が現れるのではないか?などと考える。
問題はトンネルの向こう側の明るさ。しかし、東の空に登っている月のあかりで何とか行ける。ただ、こちらは夜間はあまりクルマ通りがないので、路上に何か大きなもの。例えば寝ている熊とか、動物や人の死体とか、不法投棄ゴミに躓いたらイヤなので、多少慎重に。途中、左に喫茶店があるところに“最終灯火”があったが、その後はまたしばらくない。次に街灯が現れるのは、こぶし自治会の団地のすぐ上。行きに引き返した地点だ。前方に月と神社山を見ながら、街灯の列の下を家まで下った。
家に着いたときは1時近く。約2時間。2日間にわたる走りとなった。こんなに長く走ったのはたぶん初めてだが、20kmぐらいいったかなと思ったら16kmだったので、ちょっとガッカリ。今日の好調の理由は何なのだろう?あるいは私には夜の走りが向いているのかも?
しかし、今度夜に街灯のない(あるいは少ない)ところを走るときはヘッドランプをつけなくては。この日は、とんだ肝試しランとなってしまった。
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