草津温泉付近の森林保全ボランティア
コースタイム
10:00 草津温泉付近の作業エリアに到着
-12:00 作業エリアにて、間伐の説明、間伐作業
-13:00 昼食、休憩
-16:00 間伐作業
-18:00 草津温泉街散策
・22(土):雨
-10:30 ネームプレートの設置、散策
天候 | 21(金):晴時々曇り 22(土):雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
森林保全活動ボランティアに参加してきました。
森林保全活動ボランティアは、手付かずの森林に入り、枝打ち、間伐作業などを行い太陽の光を入れることによって森をよみがえさせる活動です。
間伐は、庭木の剪定と違い、足場の悪いところで樹齢数十年の木まで切ります。
切った木は玉切りといって、長さ2m程に細かく切って一箇所にまとめて作業が終わります。
この作業を休憩しなが4、5時間おこなうと、休憩時に飲む飲料水のペットボトルを持つ手は振るえ、腰が真直ぐに伸ばせなくなってしまいます。
木の種類によって間伐時間が変わります。唐松は比較的短くおこなえますが、ミズナラは硬く大変時間がかかります。
木の種類は分かりませんでしたが、柔軟性のある木は、のこぎりを引くと一緒に動き、なかなか切れず木に遊ばれていました。
また、手付かずの森での作業なので、狙ったところに木を倒さないと隣の木の枝に引っかかり倒れません。
この状態では大変危険なので、必ず倒さなければなりません。
蹴ったり、ねじったりといろいろ試してもだめな時は、指導者のもと、グループで作業を行い倒します。
自然と一体感が生まれ、作業が終わったころには仲間意識が芽生えていました。
山行とは違う疲労でしたが充実した2日間を過ごすことができました。
●目的
・日頃お世話になっているお山への恩返し。
・今夏、何度か訪れた北アルプスの整備された登山道に感銘。
中房温泉で見た登山道整備のボランティア募集の案内を見て、ボランティアの方々によって、心地よい山行が行えることを認識。
機会があれば山に関連するボランティアに参加したいと思っていたところに募集の案内が…。
・名湯草津の湯に入浴できる。
の3点で参加しました。
●間伐作業
20数名のボランティアが4つのグループに別れます。各グループには、指導者が1名つきます。
間伐エリアまで歩き、のこぎりなどの使用方法、間伐の必要性、間伐作業の手順などの説明を聞きます。
間伐する木は、指導者が予めマークした木です。切った木は、2m程の長さに玉切りし一箇所にまとめます。
まとめた木は、自然の力で数年かけて自然に返すそうです。
●指導者のお話-1
今年は、国連が定めた『国際森林年』。
日本では「森を歩く」をテーマに、森林と関わるきっかけを作り、森林の重要性を考えようということです。
お話を聞くまで、全然気が付きませんでした。
⇒ 森(山)には2回/月程度行ってますが、『国際森林年』-森林の重要性を意識して行ったことは無かったです。
●指導者のお話-2
草津エリアの動物。
草津には、熊、カモシカ、猪、狐、ウサギなどの動物を見かけることができるそうです。
不思議なことに鹿はいないということです。
また、猪の子供の『うり坊』は時期が合えば良く見かけることができるそうです。
今年は、急に寒くなってきたので、熊が夢中で食事をしているということです。
その分、熊との遭遇が多くなる傾向にあるようです。
気をつけましょう。
また、どんぐりが不作すると熊が人里に現れるとテレビなどで報道されていますが、一番悪いのは、登山者が食べ残しをその場に捨ててしまう行為だそうです。
人の食べ物の味を知ってしまった熊は、人里まで降りて食べ物をあさるようになるそうです。
●指導者のお話-3
熊避け
熊避けのためにラジオをつけている人がいますが、このラジオの音に興味を持った子熊が近寄り、その子熊を追ってきた親熊と遭遇するケースがあるということです。
音を出す手段を考えなければと思いました。
指導者は、2連の鈴と大きめの1連の鈴を装備してました。
また、熊避けスプレーは必需品だそうです。
●間伐作業を行なってみて
疲れました。
一日目の午後になるとのこぎりを引く手が動きません。
腰を使って切っていると、名湯草津の湯に入っても違和感が消えませんでした。
●残念なこと
2日目が雨だったので
・間伐作業ができなかったこと。
・朝、早めに起きてご来光ができなかったこと
⇒ 1日目の間伐作業で腰に違和感が…。で良かったかも。
・予定していた草軽鉄道廃線の散策ができなかったこと
haya634さん、初めまして(^.^)
おはようございます♪
きっと、充実感で満足だったことでしょう
ボランティア、中々出来そうで出来ないものです
それを実行できるのですから、素晴らしいものですね
いつかはと思ってますが、いつになるか・・・
山への恩返し、実行できるように頑張って見ます
komorebiさん、コメントありがとうございます。
体は大変でしたが、参加して良かったです。
指導者が森林を管理するプロでしたので日本の林業、森林のありかたなど聞くことができました。
なかでも、
昔(たぶん化石燃料を使う前)は、人間が一生で排出する二酸化炭素は、あぜ道に生えている草木が十分吸収できる量だったそうです。
それが車、エアコン、携帯電話などの文明の力を使用するようになってからは、30m×30mの森林が吸収する量まで増えているのが現状らしいです。
その森林も手入れをする人がいないため、木々が密集しすぎて「モヤシ」のような危機的状態にあるそうです。
このような話を聞くと近場の買い物は歩くとか、自家用車の代わりに公共交通機関を使うとか考えさせてくれた2日でした。
来年は参加者が10年、20年先の森林の在り方を考えながら間伐するボランティアに参加したいと思っています。
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