荒島岳 山毛欅林と白山眺望

2018年06月03日(日) [日帰り]

• GPS: 05:02
• 距離: 9.4km
• 登り: 1,250m
• 下り: 1,225m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:56
• 休憩: 0:30
• 合計: 5:26

6:50 勝原スキー場
7:47 7:47 トトロの木
8:13 8:13 深谷ノ頭
8:46 8:46 しゃくなげ平
9:06 9:06 もちが壁
9:27 9:27 前荒島
9:42 10:11 荒島岳
10:27 10:27 前荒島
10:39 10:39 もちが壁
10:52 10:53 しゃくなげ平
11:13 11:13 深谷ノ頭
11:32 11:32 トトロの木
12:16 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

問題なし

写真

勝原（かどはら）スキー場跡より。前回は、5〜6年前の秋。小荒島など山麓の紅葉を眺め、山頂付近に達すると一面の濃い霧に取り巻かれた。今日は白山も見えるだろう。卯木と経ヶ岳方面。

しばらく歩きブナ林。前回は霧の中での登山で、すすっと登り、疲れた感覚がない。もちが壁より山頂までも軽かった。しかし、私も年を経た。

山毛欅の幹がどんどん太く、りっぱになる。のたくった上方の幹はどうだ！

積雪で下方より曲がる山毛欅。

トトロの木。なんだか幹が一回り小さくなったように感じる。

トトロの木の瘤。

張り巡らされた根っこは山毛欅の幹を流れる水の源。

おれがこの森の王だ、とでもいいたそう。

山毛欅林の間に飲み込まれそうになる。

鳥の声しか聞こえない。

階段地獄。上は見上げず目線は下だ。黙々と登る。

ユキザサの清純さ

白山だ。

もちが壁にさしかかる。

よっこらしょ。

経ヶ岳。赤兎山。白山。

打波川の谷通しで。赤兎山・白山・三ノ峰・願教寺山。

さてあと少し。

パノラマで山頂方面北。

ミツバチグリの鮮やかな黄色

最後までアップアップ。

よく見えるぞ！北東パノラマ。

イワカガミさん元気。

石徹白から銚子ヶ峰〜一ノ峰〜二ノ峰〜三ノ峰〜別山〜白山への美濃禅定道に思いを馳せる。

この角度もなかなか良い。

荒島岳山頂にて

北西方面パノラマ。
飯降山〜大野市

元治というから幕末の頃、黒船やら安政の大獄やらの頃か。

何度見ても白山方面いいね。石徹白（いとしろ）は福井と岐阜の県境だが、「あのねのね」のタレント清水国明の出身だったはず。BSのバイク旅行で彼が石徹白を訪れる番組のことはまだ覚えている。

山頂より北〜東〜南のパノラマ

山頂にもミツバチグリが群生

さて下山か。

コバイケイソウが咲いてます。

さてもう一度、打波川の谷間を撮影。谷途中にある鳩ヶ湯の温泉に入ったことがあるが冷泉の楚々とした湯だった。一番奥の上打波の刈込池からは紅葉の頃は三ノ峰が間近に見えた。

白のイワカガミ

菫

ユキザサ

小荒島岳と大野市

四人兄弟かな

また撮ってしまいます。

まあ、これで山毛欅も堪能。

これから薊さんの季節。

下っても下っても終わりません。

スキー場跡にはムラサキ（アカ）ツメクサが多い。日本産と思い込んでいる方がいるが、明治以降に牧場用の輸入牧草として移入した帰化植物。ツメクサの名は江戸期にオランダからガラス製品の荷物の梱包材として乾燥させたツメクサが使われていたことに由来する。

下っても下っても、足の先が詰まってきて、はいこれでおしまい。今回はホテルフレアール和泉の横の平成の湯に入りました。つるつるです。

感想

cielo-azul

数年前までは「つらい」「厳しい」上り下りなんて考えもしなかったのに、またまた年齢を思い知らされる山行となった。本当は、深田久弥が愛した中出からの登山道を登り、帰りは勝原ルートにしたかったが、JRの本数が1日に数本しかないために断念した。荒島岳が百名山に選ばれていることに対して深田久弥の故郷に近いからとか、母の実家があり中学に通った多感な福井時代の想い出の山だからとする人もいるが、この山に登るとやはりこの山は素晴らしい山であると実感し、その選択に納得する。