30m大滝の崖っぷちに咲く 花一輪

2018年06月09日(土) 〜 2018年06月10日(日)

コースタイム

1日目

• 山行: 4:27
• 休憩: 2:24
• 合計: 6:51

12:09 スタート地点
14:06 14:14 大滝上
14:47 14:58 大滝下
15:35 15:51 大滝上
16:47 16:50 J2号 デポ地。
17:11 17:16 駐車場
17:16 18:57 鍵の捜索
19:00 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

コース状況／危険箇所等

下段　約13m　左岸直流部　難　右岸部　易　(上部の斜瀑部分5mを含む）
中段　9m　直登上部　難　水流ギリギリ右岸直登　(上部の斜瀑部分2mを含む）そこが水圧も高くホールドも得られないので　要核心部。
上段　直瀑9m　直登　難(この滝左岸の崖に　花が一輪だけ　毎年咲きます）こんな崖っぷちに咲くのは、珍しいので毎年見に行きます。

※　この滝は、一段目直瀑部分を避けて右岸や中央の斜瀑部分をフリーで登れますが、2段目直瀑は上部で詰まる可能性があります。3段目は水流が少ない場合は、水際を直登できますが、上部で難航します。高度感はかなり感じますし、バランスが求められます。
降雨後は、ロープやスリング　ハーネス・カラビナ・メットなど　沢スタイルでないと危険です。（前日にかなりの雨が降りましたので、普段とは違い、迫力ある滝に変身していました。）

この滝は、ガイドブックやネット情報では、落差15〜20mが通説ですが、どうもそれ以上あると思われ、高度計で計ってみることにしました。結果は、一番下の下段の滝から最上段の滝口までは、落差33m有りました。
クライミングロープは、約45m使用しました。（途中ランニングビレイ1箇所）
直登する人はほぼ誰も居ませんので、下から見える中段の滝までの高さだと思われているのではないでしょうか・・・。上段の滝は、高巻道からもハイキング道からも確認不可能です。

身近な低山の割には、周りは20m〜30mの岩の壁に囲まれ、特に上段の滝部分は、大きな山の沢に来た気分になれます(^^)/。

写真

6/9 11:19

ポーチも＋したら　何kgかなぁ？かなりズシッと来ています。

6/9 11:19

あ・・・日帰りチョイなのに15kgですかっ💦　本格的クライミングロープ60mとサブClimbingロープ30m＋ホムセンロープ20mにガチャ類が詰ってます((+_+))

6/9 12:07

本日は、林道をJ2号で稼ぎます。

6/9 12:14

って、押してるし！意味ないじゃん((+_+))　実は、16インチのJ2号は、急坂だとウィリー走行になって登れないのですぅ・・・ありまっ。

6/9 12:34

げっ・・・疲れました。これじゃ、歩いた方が近いし楽ちんでした・・・ふぅ・・・。実験失敗の巻き。でも帰りはラクチンかぁ。

6/9 12:43

J2号は、泥道や凹凸道も走ります。なんせ自称マウンテンバイクですからぁ（笑）

6/9 12:47

ブッシュもなんのその('ω')ノ　ってか　ネット通販激安品ですので、バラバラになりそうで・・・あわわ。

6/9 12:49

限界。君はココでお留守番です。

6/9 12:58

ヘビイチゴ？　まるでスイーツですね(^^)/

6/9 13:07

昨日の降雨で　普段はちょろりの澤が　ダイナミックな沢に変シーンしていました。コレは期待できそうです。

6/9 13:09

お約束　レッツリンボー。腰がっ　膝がっ。そしてお尻がっ・・・ずぶ濡れ（笑）

6/9 13:15

確か昨日梅雨入り宣言発表だったのに、今日は真夏ですよー。

6/9 13:18

普段は、ほぼ水たまりのココが、深い瀞になっていて驚きました。大股開きで　通過しますっ。

6/9 13:19

おおっ、崖の向こうに目指す大滝下段がチラリと見えました。いつもは右側だけの水流が、滝全面に流れているようです。　

6/9 13:21

ちょいと　試登してみます。ありゃ、コレ・・・めちゃんこ滑ります💦

6/9 13:26

甘栗の気持ち　ランチタイムです。ワインが入っているのかなぁ？下戸な私は酔いそう（笑）

6/9 13:43

外れて飛ばされないように　念入りです(^^)/　ボロボロですがっ。

6/9 13:56

THEッ　沢スタイルに変シーン(^^)/

6/9 14:05

際どい高巻で　岩のトップに来ました。ランチしていた広場から標高差45m。

6/9 14:06

最上部の滝口です。高度差はありますし、水量がいつもの3倍で、シャワクラで降りれるかなぁ？

6/9 14:14

取り合えず　懸垂下降。

6/9 14:25

エイト環でセルフビレイ。ちょっと　シャワクラ下降ができるか調査します。

6/9 14:26

う。無理っ💦

6/9 14:32

このようなルートで降りてきました。やや左折している中段滝に、ロープが流れるように岩角を使ってランニングビレイを取ります。

6/9 14:33

中段滝の上部はシャワクラで降りないと仕方がありません。びしょ濡れですぅ。

6/9 14:35

中段滝を降りました。ココから下段滝を下降します。

6/9 14:38

が、ロープが売り切れてしまいましたっ💦

6/9 14:40

もう一束　出しましょう。

6/9 14:40

カッコつけて「ロープぅ！」　と叫んでも　絡まっちゃいました💦

6/9 14:47

下段の滝壺は標高309m この滝はガイド本で落差15mと書いてありますが、そんなことはありません。調べます。

6/9 14:57

アッセンダー準備完了。今日はフリーでシャワクラは私の力量では　叩き落されます( ゜Д゜)

6/9 15:01

下段滝は、水量が少なければ右岸をフリーで簡単に登れますが・・・本日は全面滑走可？（笑）

6/9 15:13

二段目の滝は、最上部はシャワーClimbingは、避けて通れません。フリーなら最上部の一歩がとても危ないと思います。

6/9 15:14

凄い水圧ですっ。降雨後は　面白いですね(^^)/

6/9 15:17

このスリングは、akirasさん　ikimasseさんから誕生日祝いとして氷ノ山で頂いたモノ。使い倒すことが　感謝の気持ちです。

6/9 15:19

ほい、いい仕事してくれました(^^)/

6/9 15:24

滝の左岸の岩場に毎年一輪だけ、この過酷な条件の下で咲きます。探しても見当たらなかったですが、やっと発見できました(^^)/　マダツボミだったから判りにくかったです。でも、健在してくれて　良かったです。

6/9 15:27

上段の滝は、シャワーClimbingは　難しく、全身ずぶぬれで水圧に押され、右に逃げました💦

6/9 15:28

本日は、低山なのに大きなお山の沢に来た感じです。お得です。

6/9 15:30

もうちょっとで　滝口です。高度感は半端ないです。

6/9 15:35

ほっ。ココまで来たら安心です。

6/9 15:36

アンカーまで　来ましたよ('ω')ノ

6/9 15:41

最上部の滝口の標高は342mですね。下段滝の滝壺は標高309m その差　33mと出ました。落差15mなど　とんでもない話です。

6/9 15:44

ロープに絡まれていますっ。

6/9 16:38

下山中に開花しているササユリを発見しました。ややピンクっぽいです。今年は、ココに咲きますかぁ…？毎年咲いている場所には一輪も咲いていませんでした。

6/9 16:41

ご結婚　おめでとうございます。1本の雄しべが受粉していました。

6/9 16:47

た・・・ただいまぁ・おまたせぇ。

6/9 16:59

帰りは、らくちんですっ(^^)/

6/9 17:15

で、駐車場に戻ると　車も自転車のカギも見当たりません。( ゜Д゜)
ふぇー、もう一度お山に戻って捜索です。2往復しても見つかりませんでした。日没が近いため、本日捜査打ち切り。明日早朝より捜索再開の予定です(/ω＼)

6/9 17:15

どうするの？　自転車で家に帰ってスペアキー取りに戻るかぁ？

6/9 21:09

やっと自宅に帰って来たカペラくん。あれ？　カペラのバックバンパーの上でなんか点滅しています。

6/9 21:10

わっ。蛍です(^^)/　

6/10 8:39

翌朝、捜索再開です！

6/10 9:00

ない　ない　ない

6/10 9:41

あっ、コレ　私のコンパクトミラーです。ウェストバックが開いて飛び出したんですねぇー。この辺りを徹底的に捜索するも　カギは見つかりません・・・

6/10 10:45

ふぅ。ハルジオンでも見て　諦めの境地。

6/10 16:44

鍵屋さんで　スペアキーを作ってもらいました。消費税込み千円弱でした。

6/10 19:42

どんくさいけど　がんばった自分に　ご褒美の高級プリン（220円）

6/10 19:43

ふー、灯は　心を癒してくれますね。。。皆様も鍵をお山でなくさないように・・・（ってか　なくすのは自分だけでしょうが・・・）悲っ。

撮影機器：

RICOH WG-40 リコー

RICOH WG-50 リコー

装備

個人装備

ロープ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング アッセンダー 渓流シューズ

感想

jyunntarou

最近のレコ
吹雪の大峰に　テントのフライとマット忘れ💦　
デジカメを滝つぼに落とす。翌日潜って　なんとか発見(^^)/

今回は鍵紛失・・・
日没まで捜索。翌朝に捜索開始・・・
昼から雨なので　捜索午前中に切り上げ・・・発見できず((+_+))

歳が歳だけに。。。
ボケてきたかもぉ・・・(/ω＼)
みなさまも　私みたいな悲惨なことなく　忘れ物　落とし物に気をつけてお山を楽しんでくださいね。
（これほどどんくさいレコが続くのは、私くらいなものですがっ。）

因みに、降雨後の低山の谷も　迫力があって　それは楽しかったのですが・・・

崖っぷちの毎年一輪だけ咲く　ササユリ・・・
たかがササユリですが、こんな所に咲くササユリも　されどササユリです。

盗伐が多いので、地図や詳細な山や滝の名前は、敢えて掲載しませんでした。ご了承ください。

中段シャワーClimbing　動画



上段シャワーClimbing無理っぽい　動画

コメント

ringo-ya

良い滝です😎
おはよーございます。
大滝をダイナミックに体感されたようで良かったです。
クルマの鍵の紛失には、焦りましたね。
まだ、チャリがあったのでなんとか、セーフ❓

私は心配性なので、山行中はカギを落としてないか、何度も確認しながら行動してます〜😱

お疲れさまでしたー

jyunntarou

Re: 良い滝です😎
ringo-yaさん　おはようございます。
いつもはちょろちょろ滝なのですが、大滝？に変身していました(^^)/
近場の小ぶりな沢は、水量でこんなにもダイナミックになるんですね
滝の落差も　はっきりしましたし、崖っぷちの花も蕾でしたが確認できて安心しました。
あっ・・・鍵ねぇ・・・コレでお山で2回目なんですよ。ほんと慎重って言葉が私の頭に無いみたいです・・・( ;∀;)
今度こそ　何か対策を取らないと　進歩がありませんね💦　ふぃー。

ringo-yaさんも　近場の沢で楽しんでくださいねー。(^^)/

ゲスト

メークドラマ
jyunntarou先生、こんばんは！
ちょっとしたご近所の沢登りなのにほんま楽しんでますね！！見ていて楽しすぎます！最後は落とし物＆捜索まで！きっと来年に錆びた鍵見つけますよ〜！！メークドラマ！？「錆びてたけど・・・、開きましたっ！」期待しています！
んで、私も鍵はいつも気にしているし、しかも2個持ってま〜す（心配性）

jyunntarou

Re: メークドラマ
akirasさん　おはようございます。
はぁ、目を凝らして何回も同じ所を往復するのは、ホント・・・疲れました。自転車のカギを開錠したので、そこまでは鍵はあったはず。
泥や落ち葉の堆積に埋まったかもです
ああ、「錆びてたけど・・・開きました(^^)/」レコ・・・来年の課題として有難くいただきましたっ(^^)/

夏の沢は、シオカラ谷がダイナミックでいいかもです。250mの中の滝には、圧倒されますよ。神童子〜大日キレット⇒岩本谷　も　いいのですが　岩本谷が凡谷で面白くありません。

あっ、水の綺麗さを求めると、前鬼川孔雀谷ですね。半端なくブルーです(^^)/
楽しみにしていまーす。　スリングこれからもバンバンつかわせていただきますね(^^)/　ありがとうございました。

ikimasse

忘れ物…。
jyunntatou先生、お疲れ様でした
自分もデカい忘れ物はしょっちゅうです。北アでバーナー忘れた時は泣きそうなりました…。
でも、カギ類はなくすとシャレにならんので、いつもザックのポケット内のフックに引っ掛けています。
このところ、よくakirasさんと沢グッズ収集の情報交換をしてます。
シオカラ谷と前鬼川もメチャ楽しみです〜

jyunntarou

Re: 忘れ物…。
ikimasse さん　こんばんは。
あはは。お互いにデカい忘れ物同士。北アでバーナーは、そりゃ　デカすぎですね( ﾟДﾟ)
冬場なら　アウトですね・・・。
でも、そういう経験から　人間は学んで行くのです。
失敗は成功の基・・・って・・・全然　私は　学んでいませんがっ💦
あっ、ポケット内のフックですか(^^)/　うーん。無造作にポシェットに突っ込んでいるだけの私は、ほんまに無防備でした(/ω＼)

シオカラ谷は3級です。スケールが桁違い。しかし、ボルダーや18mの滝が難しいです。苔が付いたら私にはお手上げ状態で大きく高巻かっ！いや、トップを ikimasse さん　お任せしますっ。大台Pから10時間はかかりそうです。

前鬼右俣は、2級ですが、これまた長い行程。でも、ホントめっちゃエメラルドで癒されます。こっちは泊を伴うか、真夜中ヘッデン点けて釈迦から前鬼に降りるかです。楽しみですね(^^)/

沢のグッズは、スパイク足袋もいいみたいですよ。チェーンスパイクはスラブに弱いです。