今淵ヶ岳


- GPS
- 03:02
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 717m
- 下り
- 716m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
要所要所に表示があり、ピンクテープもあるので道迷いの心配はないですが、鉄塔付近の深い藪と頂上直下の笹藪では慎重にルートを見極める必要があります。 |
写真
感想
梅雨のさなかにしては比較的安定した天候の一日、本格的な登山シーズンを前に訓練登山に出動。高賀三山のうち残る一つとなっていた今淵ヶ岳に登ってみた。
歴史的には何やらいわくありげな山ではあるが、ネットで見ても登った記録は少なく人気のある山とは言えないようだ。
山奥にしては立派な瀧神社からスタートししばらくは林道を歩く。登山道に入ってからは要所要所に道標があり、山仕事や中電の作業道として使われているのであろうしっかり整備されていて危険な個所は無い。
ただ、登山道の大半は植林地帯で、展望のきく場所もないため楽しみのない単調な登りが続く。途中の鉄塔周辺だけが遠くまで見晴らせる唯一の場所であるが、名のある山が望めるわけでもなく何のこともない風景だ。さらに樹木が切り払われているため下草が伸び放題で、このあたりでは強烈な藪漕ぎを強いられ道迷いをしかけた。
唯一の心の慰めはきれいなササユリが見られたことだけだ。
藪を過ぎると両側が谷になっているやせ尾根を結構な勾配で登っていくことになる。そして頂上まであと少しというところで笹薮が始まる。さほど丈がある訳ではないので視界が遮られるほどではないが、足元が見にくく滑りやすいので結構神経を使う登りだ。もし雨後や朝露で笹が濡れていればもっと厄介だろう。
なかなかテンションの上がらない登山の最後には、まったく展望の無い山頂が待っていた。三角点はあるのだが山頂標識さえ無い。ここが本当に山頂か確信が持てないのでGPSで確認した。
短い休憩をして早々に下山したが、人気の山ではない理由が良くわかった。さらに
下山後に気付いたのだがヒルに血を吸われていた。
同じ1000mクラスの山でも鈴鹿の山々のように季節を問わず登山者の絶えない人気の山もあればそうでもない山もある。しかしそれは山の責任ではない。
下山途中ヘボとりのおじさんがいて少し話をした。地元の人々にとっては生活の一部となっている大切な山なのだろう。きれいに手入れされた杉林を見てもそのことがわかる。そういった思いをもって登ればまた違う山の魅力も見えてくるかもしれない。人気が有る無いは登山者の勝手な言い分だろう。
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