籠坂峠〜三国山〜鉄砲木ノ頭

2011年11月17日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 11.5km
• 登り: 671m
• 下り: 665m

コースタイム

旭日丘バス停8:15ー(徒歩)ー8:45籠坂峠バス停8:55ー9:50立山展望(休憩)10:20ー畑尾山10:35ーアザミ平10:45ー大洞山11:15ー12:20三国山(休憩)12:50ー13:20鉄砲木ノ頭(休憩)14:20ーパノラマ台ー15:10三国山ハイキングコース入口バス停

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

【往路】富士山駅からバス(富士急バスふじっ湖号)「旭日丘」バス停下車　※富士山駅から御殿場駅行きの路線バスに乗れば「籠坂峠」バス停が利用できる。ふじっ湖号フリーパス区間ではない為、「旭日丘」で下車しました。
【復路】「平野」バス停から(富士急バス)富士吉田駅行き

「河口湖・山中湖　セレクトフリーきっぷ」利用。(大月までのJR往復+富士急行線大月〜河口湖+バスふじっ湖号フリーパスで　都区内から￥4500　2日間有効)
http://www.jreast.co.jp/tabidoki/service/kawaguchiyamanaka/index.html
※富士山駅のバスターミナルきっぷ売り場は8:00から営業のようです。7:00には開いておらず。(バスの運賃はバス車内で払えます)

※新宿⇔平野直通高速バスもあり(京王高速バス/富士急高速バス)
ハイウェイバスドットコム→https://www.highwaybus.com/rs-web01-prd-rel/gp/info/lineDetail?lineGroupNo=1&lineId=110

コース状況／危険箇所等

【トイレ】旭日丘バス停横(森の駅)、パノラマ台、平野バス停
【危険箇所】特になし
【コース状況】
「三国山ハイキングコース」とのことで、全体を通して指導標がしっかりありました。迷う所はなさそうです。
(籠坂峠バス停〜立山)
バス停からは墓地の中を通り抜けて行きます。途中、まっすぐ「アザミ平」に向かう道と「立山・畑尾山」に向かう道との分岐あり。今回は「立山・畑尾山」へ。所々深くえぐれた部分があったりして歩きにくい箇所もあります。立山は展望なしですが南に5分ほど行ったところが開けていて展望が得られます。
(立山〜アザミ平〜三国山)
広い尾根の上をあるいていきます。迷う所や危険箇所なし。三国山にベンチあり休憩スポット(展望はあまりなし)
(三国山〜鉄砲木ノ頭)
三国山からは急降下(いままで緩やかだったのでそう感じるだけ?)。木の根が張り出していたり、落ち葉で滑ったり、えぐれていたりで足元注意。いったん車道にでて、鉄砲木ノ頭までまた登りかえし。鉄砲木ノ頭は広い山頂。富士山、山中湖一望。
(鉄砲木ノ頭〜三国山ハイキングコース入口バス停)
山頂からはススキの原をジグザグに下りて行く。パノラマ台(駐車場・トイレ有り)から一旦車道にでて道なりに歩いて下りていく。左手にハイキングコースの道標があり、雑木林の道に戻る。しばらくして別荘地、バス停に出る。

今回は籠坂峠スタートにしましたが、逆コースにすれば、朝のうちに日があたる富士山が見られたかな〜と思いました。(夕方になると逆光気味になるので…)
【1:25000図】須走、駿河小山、御正体山

写真

11/17 9:02

スタートの霊園を抜けると…なんとも気持ちのよい雑木林のトンネル。葉のある季節に来てみたいなあ。歩き始めからワクワクです。

11/18 19:24

途中、アザミ平へ直進と立山に行く分岐あり。立山方面に向かう道を行く。みなさんアザミ平に直進したようで、こちらは静かな道でした。

11/18 19:24

黒い粒のような土。こんな土質のところを歩くのは初めてかも。歩くとサクサクした感じ…。

11/18 19:24

立山の(山頂らしからぬ)山頂です。南に「立山展望台」との表示が。

11/17 9:52

「展望台」に向かう道。なんだか明るくて、期待ふくらむ。思わず走りだしたくなる(…というか、走った)

11/18 19:24

うわーい!

11/17 9:55

思っていたより近いところに、思っていたより大きな富士山!あんまり大きすぎる富士山と1対1になってしまい、落ち着かないわたし…。

11/18 19:24

ちょっと一服して落ち着こうっと…。最近はまっているオープンサンド。

11/18 19:24

よくよく見るといろんな表情の山肌なのでした。見ていて飽きないです。富士山を侮っていました、ゴメンナサイ。

11/17 10:44

行く手には大洞山方面。ゆったりした山容ですね〜。思わずこちらもゆったりした気分に。のどかな林の中を歩きます。

11/18 19:25

スチールウールみたいなコケ。かわいいなあ。

11/18 19:25

秋色　その1

11/17 11:01

秋色　その2

11/18 19:25

秋色　その3

11/17 10:59

しましま模様。

11/17 11:04

振り返るとまた富士。

11/18 19:25

気が付くとブナの木に囲まれていました。やっぱりブナの木を見上げるのっていい!これは緑の季節にもう一度来なくては。

11/17 11:37

湿っているとは思えない土地なのですが、コケが意外と多いことに気が付きました。でもブナの木が多いってことは湿気が多いってことなのか。

11/17 11:40

尾根…というには広すぎる隆起の上、丘の上を歩いているようでした。カメの甲羅の上を歩いているみたい。

11/18 19:25

ゆるやかなアップダウンも楽しい!

11/18 19:25

あ!岩田さんの道標。本当に山が大好きなんだな〜。「不老山ルート」も気になります。

11/18 19:25

これも岩田さん?何故かお鍋をかぶっている。お茶目すぎです。

11/18 19:25

三国山山頂。峠道の風情です。展望はありませんが、雑木林の真ん中で気持ちの良いところ。またまた休憩タイムとしました。

11/18 19:25

三国山からいったん下って、登り返し鉄砲木ノ頭に向かっています。ススキの原の真ん中…とはいきませんが気分だけはススキをかきわけるような気持ちです。

11/17 13:25

青空が一杯になってきた!この先どんな風景が待っているのかワクワクしながら登る、登る。

11/17 13:28

わーい!

11/18 19:26

わーい!

11/17 13:40

またまた休憩タイム。しばらく富士山を眺めることにしました。

11/17 14:34

ススキの原がきらきらと黄金色。ここを下っていきます。またまたワクワク(下りでワクワクすることなんてあんまり無い…?)

11/18 19:26

もうすぐ終わってしまいます〜。もったいないのでちょっと歩いては立ち止まり。

11/18 19:26

山中湖へ到着。楽しい1日でした。また来ます!

撮影機器：

CX4 リコー

感想

ikuzou

早朝、富士急行線の車窓からもうすでに大きな富士山が見えていました。光があたって桃色のような、肌色のような色。早く早く、山に登ってあの富士山を見なくては…、と思っているのにバスはあちこち遠回りするので、やきもきしてしまいます。それにしても大きな富士山。あんまり近いせいか、バスがカーブを曲がる度にいつもあらぬ方向にぬっと顔を出す。そうか、いつも遠景で見ていると見える方角は一定だけれど、近景だとちょっとカーブを曲がっただけでも見える方向がかわるのだ…。なんて感心しているうちにやっと到着。

籠坂峠から墓地を抜け気持ちの良い雑木林のトンネルを抜けていきます。すっかり落葉してしまっていますが、落ち葉サクサク、土もサクサク、音をたてて気持ちのよい道。まっすぐアザミ平にも行けますが、今回は立山方面に寄って行きます。立山山頂から林を抜けて展望台へ。待っていたのは…

うわ〜!
目の前には、思っていたより高い位置に富士山が。何が大きいって裾野が大きい。(裾野あっての富士山だものね…)あんまり大きいのでどうしていいか分からず、何故かこっちがうろたえてしまいました。富士山と1対1になってしまったよ…。
お茶を飲みながら、落ち着いてよく眺めていると富士山て意外といろんな表情を持っているんだな、ということに気が付きました。山頂近くはゴツゴツ、白い雪をかぶっているのでゴツゴツの形がよく見える。左に長く伸びる稜線の途中にあるふくらみは宝永山でしょうか?絵の具で塗り込めたようにのっぺりとした山のふくらみ、なんだかシュールです。裾野は笹原だったり、雑木の森だったり、点々と針葉樹が立っていたり、パッチワークのよう。おもしろいなあ。今まで、富士山って高いだけで面白くなさそう、と興味がなかったのですが、ちょっと行ってみたくなりました。

アザミ平、大洞山、三国山…尾根つたい、と言っても広い隆起の上をゆったり登ったり下りたりして歩いていきます。意外にもブナの木が多くて嬉しい道。ブナの木ってなんだか安心する木です。葉っぱのある時期に歩いてみたい。てくてく雑木林の間を歩きながら、ふと、「今度来る時は友達と一緒に歩いてもいいかも…」と思いました。いつもはほとんど一人歩きだけれど、なんとなく。いつの間にか誘ってみたい友達の顔を思いうかべながら歩いてました。

三国山を下りて、また鉄砲木ノ頭にむかうには登り返しが待っています。でもそれが苦にならないくらいワクワクする登り。ススキの金色を左に眺めながら、青空がどんどん広がってきて…

またまた富士山、今度は真っ正面。対峙してしまいました。そして切り抜いて貼付けたような山中湖。目の前には笑っちゃうくらいに広がるススキの金色の原。大きさに驚いて落ち着かない私。そんなことには無関係に富士山はどっしりとしていました。
以前、山小屋で出会った方に「御坂あたりから富士山を見たら『もう近寄らないで!』っていうくらいにせまってくるよ」と聞いていて冗談かと思っていたけれど。…本当でした。

本当はこの先、高指山まで歩くつもりでいたけれど、もうこれを見たらお腹一杯です。時間の許す限り、のんびり眺めることにしました。普段はあまり休憩時間を長くとらないのですが、のんびりゆったりしたい山。大きな平野にぽこぽこと富士山の子分(?)のように山並みがあって、のびやかな風景。ふっくらした時間を過ごすことができました。
またこの辺りの山に来てみたいと思います。

コメント

poni

富士山近い！
ikuzouさん、こんばんは！

ちょうど同じ日に川苔山の山頂から富士山見てました 〜

最近、富士山を一番迫力たっぷりに見るにはどこがいいかな？と考えていたので、このコース、とても参考になります。ぜひぜひ行ってみたい！
特に富士急系の交通には不案内だったので、交通情報もありがたいです

光の加減から逆コースの方が良かったかも？とのことですが、このコースで午前中通過の立山展望台からも富士山が間近に見られるのですよね？ススキ原の中を下山というシチュエーションにも惹かれるから、このままのコースも気になります。
ああ、でも逆コースだと、ずっと富士山を見ながら進めるんでしょうか？
迷います

天気がいいのにバスが遠回りしてやきもき、って気持ち、よくわかります。早く早く！って思いますよね

ikuzou

近すぎです〜！
ぜひぜひ！本当におすすめです
ぜひ、晴れた日に行かれてみてください！人におすすめルートを聞かれて自信を持って勧められるコースってなかなか無いんですけど、ここなら大丈夫な気がします

立山の富士山も大きいのですが、鉄砲木ノ頭から見たほうが裾野まで丸見えなので、朝早くこっちから見たかったなあ〜と思ったんですが、そうですね、どっちをとるか…って感じです
鉄砲木ノ頭方面から歩くと、進行方向に富士山があるので眺めながら歩けると思います。（でも木が邪魔してチラ見かも？）どっちにしてももう一回歩いてみたいです 　このあたり、気になる山がたくさんあって、悩ましいのです〜。

（神奈川方面からだったら御殿場からバスの方が便利かも？今回のセレクトフリーきっぷは２日間有効だったし、もうちょっとおもしろい使い方ができたような気がしてます ）