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Yamareco

記録ID: 1543957
全員に公開
トレイルラン
増毛・樺戸

Gokibiru2015

2015年10月18日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
03:39
距離
32.3km
登り
1,627m
下り
1,610m
歩くペース
とても速い
0.30.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:09
休憩
0:30
合計
3:39
8:30
35
スタート地点
9:05
9:08
11
9:19
9:25
36
10:01
10:06
14
10:20
10:27
26
10:53
10:56
31
11:27
11:32
12
11:44
11:45
24
12:09
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
スタート前
2015年10月18日 08:14撮影 by  SO-01E, Sony
10/18 8:14
スタート前
最初の旧スキー場登り
2015年10月18日 08:33撮影 by  SO-01E, Sony
10/18 8:33
最初の旧スキー場登り
濃昼山道入口
2015年10月18日 09:06撮影 by  SO-01E, Sony
10/18 9:06
濃昼山道入口

感想

あまり自信がないことから最後尾でスタートの合図を聞くこととなった。

気温は15℃ほどで例年の寒さは感じられない。トレランのスタートとしてはいい環境だ。

スタートから数秒は動かないが、徐々に歩き出す。

チーム・個人の参加者が300名ともなるとスタート渋滞になってしまう。トレイルランがブームになっている証拠だが、その背景は様々だ。マラソンランナー・登山者など色んな人が集まるからこそ面白い結果が待っている。総合格闘技にも通ずるものがある。

まずは旧スキー場を一気に駆け上がる。と言ってもほとんどの選手は普通に歩く。しかし、最後尾からスタートした私は何となくジョギングで駆け上がり、ここで一気に100人以上を抜き去る。昨年もそうだったがこの瞬間がタマラナイ(笑)

1km地点 7分(111/222)

そこから厚田公園の中を少し散策ランして再びスタートラインに戻り、本格的なレースが始まる。まずは国道の歩道を4キロほど走らなくてはならない。ここは多少の上り下りがあるので5:15〜4:50くらいで軽くこなすが、登山道に入る順番を決める戦いでもある。

一度登山道に入るとなかなか前の選手を抜くことは難しい。だからこそ少しでもロードの順位を上げておくことは作戦上重要だ。

今年は恐らく70〜80番手辺りで濃昼の登山道に入った。序盤は細い登りが続き追い越す余地は全くないので、前の選手に続いて登るしかない。

少し落ち着いてから数人抜くと、6人くらいの集団に混ざって走ることになる。この集団は整然と規律を守る人たちのようで誰一人としてその間隔を乱さない。前半の緩い登りはこの集団の最後尾で我慢した。小川が現れる辺りでそこから2人抜き、その後の登りで集団のトツプに立つ。


そこからはさっきの集団を引き離し少しだけ一人旅が続くが、また違う集団に混ざる。この集団は女子選手がトップでその後の男子選手は微妙に抜きたがっているが、女子選手もなかなかのスピードランナーなのでなかなか抜けない。

恐らく女子2位のランナーだと思われ、スピードはあるが上り下りは弱い。私はその隙を突いて、道が広がったところで一気に5人を抜いた。

再び一人旅になり前後のランナーも余裕がある状況で濃昼峠を越えて、最高標高を通過した。昨年は前半の登りでも少し歩きが入っていたような気はするが、今年はほとんど歩いていない。

やはり参加者が増えて前後のランナーの間隔が狭く感じるからか、不思議とアドレナリンで走り続けられる。

そこからの下りは自分の時間だと思っていたが、なかなか前のランナーも下りに強いようだ。しかし、私は隙を付いて前のランナーを次々と抜いて、下りの傾斜が激しくなる濃昼近くでも数人抜いた。

ようやく濃昼の集落に入り、Hさんとハイタッチ。登山道を下ってきた足に舗装道路は厳しいが、応援して下さる方もいるのでペースは落とさずエイドに向かう。どうやら前半のロードと登山道で66人抜いていたらしい。

17km地点 1時間54分(45/222)

ここでは水2杯とリボンナポリン1杯をいただき、続々と降りてくるランナー達を避けながら再び登山道に入る。

後半の登りはいきなり傾斜が激しいので、2キロくらいは歩く時間が続いた。

しかし、登りの歩きでもそれなりに追い込まなくてはならないので、キロ10分前後でゼィハァ言いながら前のランナーを数人抜いていく。ただ、この辺では降りてくるランナーともすれ違うので緊張感が漂う。

最高標高を越えてから一気に下る。ラップは6:30前後だが、急なところは4:30くらいで下る場面も多く、怖さと楽しさが共存して気持ちが高ぶる。急な下りの登山道を見るとニヤニヤしながら下る、そんな楽しい時間が少しの間続いた。

傾斜が緩くなってからも数人のランナーを抜いて、というか勝手にコースを譲ってくれる。やはりみんな後半はかなりヤラれているようで、私が近づくとペースを確認せずにすぐに山側に体を寄せる。

ちょうどいいペースだったので譲らなくてもいいのに、とか思いながらも譲られるとペースを上げざるを得ない。

残り6キロくらいからの登り返しで、水が無くなるかもと思いながら苦しい登りもそんなに歩かなかった。

前半は足がフワフワしていたが、後半はフルマラソンの30キロ以降のダルさが足にまとわりつく。時間的にも3時間前後になると、やはりヤバイ状況になる。

ようやく残り4キロのロードに入るが、トレランレースでの舗装道路は魔物だ。今まで登りや下りをトレランシューズで戦ってきた後に、舗装道路の固い路面を走るのは本当に厄介なものだ。

昨年も一昨年も最後のロードではちょっとした登りで歩いてしまっている。今年も歩いてしまうのかな、という思いを断ち切れないまま序盤の平らな道を5:30ペースでこなす。

その後はサロマの登りのような渋い登りが続くので、いつもここで心が折れる。周りのランナーも既に数人折れているが「ガンバ!」と言いながらもそれは自分に言い聞かせる言葉でもある。

他人にガンバと言っておけば自分が歩く訳にはいかない、という心理を利用しようとした。

その作戦は有効だった。周りで歩いている、もしくは歩きそうなランナーにガンバと声を掛けて抜いていくと、そのランナーが再び私を抜いていく。なんと素晴らしい光景だ(^^;)結局この辺の登りも6分ペースで走りきれた。

そんなあり得ないほどの苦しさの中を、みんなで協力して最後まで歩かずゴールの人だかりが見えた。もう少しだ。最後は格好良くゴールしたい。そんな気持ちからラスト1キロは5分ペースで走った。

沢山の声援に答える余裕はなかったが、最後はいいフォームで走っていただろう。

ゴール 3時間39分(30/222)

ゴール後は、最後のロードで抜いたり抜かれたりしたランナーと握手をした。恐らく彼も同じことを考えていたのだろう、きっと。とても気持ちのいいラストだった。

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