旭ノ川 宇無ノ川 谷渡り
- GPS
- 06:39
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 912m
- 下り
- 1,073m
コースタイム
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 6:52
天候 | 晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
https://www.vill.totsukawa.lg.jp/news/index.php?c=topics_view&pk=1533512348 ↑に記載の通り、8/6(月)で旭登山口まで通行止め解除されたそうです。 |
その他周辺情報 | 大塔の夢の湯が営業時間を以前より長くしていたため入れた。受付20時迄、営業終了21時。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
トイレットペーパー
メガネ
メガネの紐
チョッキ
合羽上
合羽下
ヘルメット
ハーネス
沢靴
スパッツ
靴下
指先なし手袋
SUNTO
ザック
笛
ナイフ
地形図
コップ
ハーケン落ちんようにするやつ
コンパス
デジカメ
たわし
ハンマー
ハーケン
カム・ナッツ類
下降器
ロープスリング数本
テープスリング数本
カラビナ数個
安全環付カラビナ2個
リングボルト
ジャンピング
キリ
タオル
ペットボトル
1〜2人用ツェルト
カイロ
ポイズンリムーバー
絆創膏
三角巾
ヘッドランプ予備電池(単4x3)
スノーケル
ペットボトル麦茶500ml×2
行動食
飲料
8mm30m
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感想
・遡行前日まで
色んな人を誘ってみたり、で、別々の二人の人と、「行きましょう」と段取りを進めたり、もしていたが、結局のところ、一人で行くことになった。もともとは金曜晩出発のつもりだったが、帰宅が遅なったし、身も心も疲れていたので、土曜朝発にした。
・8/4(土)am 6:00前
起床。そっから計画書かいたり、持ち物準備したり。
・7:40
自宅発。近畿道の東大阪JCT〜松原JCTが渋滞で、進んだり止まったり。故障車が二か所ほどあり、そのせいのようやった。が、いつも自宅を出てから奈良県に入るまでの時間より、+15分ほど余計にかかっただけやった。Google Mapは東大阪北ICから下道で行くことを進めてくれてたのに、上で渋滞に突っ込んでしまったことをプチ後悔。南阪奈から京奈和道無料区間に入る時、Google Mapが普通でないルートを案内していたが、「今度は言う通りに行きます」とたどると、車幅ギリギリの坂あり、踏切あり、クランクコースみたいな、まるで取り回し技能試験を受けているような気になりながらいくと、新堂の信号の右折レーン渋滞を回避できていたので、さすがはGoogle Map、とうなった。京奈和道五條ICから下道で、ローソンに寄り、あとは バイク軍団の後ろを走ったりもしながら、順当に十津川村旭へ。それにしてもR168の この高速道路のような変わり具合に、まるで浦島太郎になったような気分や。
R168の旭分岐に全面通行止めの看板が出てる。ツイッター情報(おそらく十津川村webからの転記)では林道不動小屋谷線で崩落とのことで、俺としては、不動小屋谷と林道が交わる箇所くらいまで車で行ければオッケー。だが行ってみんと分からない。今回、ココに来たのは何処まで車で入れるか、と、数年前の片口谷上部崩落後の土砂流入の影響がその後どうなったか、とを自分の目で確かめたいというのもあった。
エレハウスを過ぎて五分も走らない内に、警備員が立ってて通せんぼしてる。え゛〜って感じや。高齢っぽい警備員さんによると「崩落箇所は林道右又より奥だが、ココで止めろとゆわれてる。もう四台に帰ってもらった。沢登りに来た?さっき、沢登りの人も一台かえってもらった。ここより手前にとめるのは構わない」とのこと。実際にはウダウダとネバり、もう少し奥にとめさせてもらおうとしてたが、話は割愛。仕方なく、通行止の土砂集積点より30m手前あたりにとめて準備開始。時々4tトラックが来て土砂を下ろしていってた。その時、警備員さんがトラック運転手に「沢登りの人が入りたいらしいが車で行ってもいけるか?」みたいに聞いてくれてたけど、やっぱり交渉不成立だった模様。
・11:33 準備おえて歩きだした。三時に引き返そう、ということだけ決めてて、どこから川に降りるかは未定やった。奥まで行けたら林道終点の南谷出合から降りようと思ってたけど、もうちょい手前で川に降りたほうがええかなぁ。とか考えながら歩いてた。
・11:36 後ろから来たトラックが止まって、乗せてくれはった。車内で色々話をしたが、印象に残ってるのは「兄さん、谷渡りするんやてねぇ」というセリフ。警備員さんは運ちゃん達との会話で「沢登り」を連発していたが、トラックの運ちゃんの中で「谷渡り」に変換されてた模様。「そ、そうなんすよ。」と言いつつも、心の中で、「谷渡りって…」と、「おもろい言い方やな」と思う。よくよく考えると、自分のヤってる、行為というのかアクティビティというのか、「沢登り」というよりは「谷渡り」という言葉のほうが合ってるかもしれない。「谷の岸から反対側の岸に渡る」というような意味でとる人も居るかもしれないが、もちろんそうではなく、「谷底を渡り歩く」というのか、「谷から谷に渡り歩く」といったらいいのか。とにかく、「谷渡り、いいね」となったわけ。なので、今後は、趣味は「谷渡り」、私はタニワタラー、もしくは、タニワタリスト(ミニマリストみたいな)ってことで、夜露死苦!
運ちゃんというか運転手のオジサマから「十津川に来てくれて、ありがとう。兵庫県からワザワザ来てくれたのに、あんなとこにとめさせてごめんなぁ。今日は橋祭り(谷瀬の吊り橋でヤってる夏祭り)があるから帰りに寄ってって。4時半頃までに歩いてたら、また拾たるから。」と、大変親切な言葉をかけていただき、ほんまに有難うございます、ゆうことで、林道の二又のところで降ろしてもらいました。その降ろしてもらった地点が、このGPSルートのスタート地点となってるところ。
・11:45 二又から歩き出す。暑い。猛暑。日なたは特に暑い。しかも、俺、ネオプレーンの上下。長袖が0.5mmか1mmか、で、長ズボンは1mmかな。3mm厚よりマシやけど、それでも、めちゃくちゃ暑い。谷床に降りてからウェットに着替えようかなとも思ったのだが、荷物を減らしたかったのだ。。。なんかフラフラしてきた。熱中症かな。水分摂りたいが、あ、塩分チャージ買うの忘れた、、、フラフラしながら歩く。この林道、倒木やら落石がごっつ増えてる。もう一発、大雨が来たら、徒歩でも通行困難になってしまうんちゃうやろか。そしたら宇無ノ川水系の秘境度アップやな、ふふふ。「とにかく谷床に降りるまではガンバロー」と、たいして休憩もとらず林道歩きを続けた。中ノ川の吊り橋は、以前みた時と、腐り具合はたいして変わらない風に見えたが、「通行禁止」的な看板が下がっていた。中ノ川遡行の核心は この吊り橋になるんでは?!中ノ川出合の滝の水量は少なかった。この前の雨から、だいぶ時間たってるからかな。日照り続きだぜー。いくつかのポイントで林道から谷に降りちゃうかどうか迷ったが、結局、南谷出合付近の終点まで林道を歩いた。途中、昔、中ノ川遡行時などに車をとめた転回場所があったりして、色々昔のことを思い出したりもした。
・13:15 ようやく谷底に降りた。林道からの道は、相変わらず、しっかりと踏み固められていた。林業小屋跡っぽい場所も、相変わらず、一升瓶の破片が散乱していた。まずは、天然冷水ジャグジーに浸かってクールダウン。「もぉココから帰ってもええかな」てな気分になりかけたが、「あ、いや、(大好きな)七面の大グラは拝みたいしな。「会いにぃ、来てくれへんから、会いに来たで、I need you♪」で、せめて大グラが見えるとこまで行ってから、まぁ、14:30頃をマックスにして引き返そ、ということにした。林道歩きでバテバテやったが、谷底歩きで徐々に元気回復した。桶川の滝は右岸の虎ロープに導かれるように巻いたが、一か所、虎ロープが林業ワイヤーに固定されているところがあり、特に下りでの使用時はイマイチな感じになっていた。インスタかfacebookかなんかで「片口谷上部の大崩落後、桶川の滝が復活していた
」的な投稿を見たのだが、まぁ、なんちゅうんやろ、やっぱり釜は崩壊以前と比べると かなり小さいままやったし、底も浅かった。水はキレイやけど。
この谷の、この、桶川の滝より上流側の川原歩きでは、いつも蛇を見つけるのだが、今回は、気づかなかった。んで、虻ちゃん、大襲来が始まった。大爆撃というべきか。雪国の沢のオロロとかと比べれば、桁違いにマシなんやろけど、20〜30匹の虻にまとわり続けられる、というのが この桶川の滝上部に踏み入れたあたりから始まった。出発前に作った、ハッカ油スプレーは、2〜3分は効くが、その後はアウト。50mlの百均のスプレーボトルはあっという間に空になった。それでも、何度か大グラを拝めて、遠目であれ、シヤワセやったよ。(脳みそ湧いてるかも)
・14:30 折り返すと決めてた時間になり、左岸枝谷から滝が注いでるところで引き返すことにした。少し休憩後。下降開始。下降といっても、川原歩きが基本。少し下流に行けば、淵の泳ぎや、釜への飛び込みなどもできるかも、という期待。運ちゃんが言うてたところで拾ってもらえそうなら行ってもいいし、もう、はなから駐車地の近くまで下降してから林道に上がってもいいか、と、そんな腹づもり。
桶川の滝は釜ダイブしようとして準備万端ととのえて、少しソロソロ降りてから、さぁ、というところまで行ったが、釜の深さが分からないことや、ダイブポイントが、なんか急傾斜の滑り台後、とぶ、みたいなんで、バランス崩した体勢で落ちてしまいそうな気がして、やめた。結局 往きと同じルートで巻いた。あとは、釜とびこみや泳ぎなども楽しみながら雨量計小屋まで谷をたどった。大昔に来た時と比べると、釜は浅いし小さいし、淵も、以前、足がつかなかったところが、立てるようになってたり、と、そうゆう変化を感じた。が、一人での下降は、それなりに緊張する。そして、虻。虻との応接に、いとま無し!ロープやシュリンゲを牛の尻尾のように振り回してたが、それでも時々、顎の下の柔らかいとこを咬まれたり、手袋の指先の露出部を咬まれたり、ウェット長袖がダイブとかでめくれあがってしまってたりした時は、腹を咬まれたり、ヘルメットの隙間に入ってきて、ヘルメットを脱がないと手の届かないところを咬まれたり…、と散々痛い思いをした。淵を泳いでる時などは、頭部に攻撃が集中するので、ほんま、何度か口の中に入ってきたりもして、さいあくやった。これ、複数人で入渓してたら、分散するからまだましなんちゃう。単独やと集中するし。単独で雪国の沢に夏場はいる釣り師とか沢屋さんとか、すごいよね。俺は無理。でも、この谷、7〜8月に何度か入ったことあるんやけど、ここまで虻に悩まされたことはなかった。単独で入るのは初めてやけど、それを差し引いても多過ぎる。お盆を過ぎればマシになるんかな。。。
・18:00 左岸側に小屋が見えた。ここから上がろう。以前、宮川さんや茂木さんと一緒に、ウェット着て下降を楽しんだ時も、ちゃんとした道を歩いて林道まで上がった、という記憶があったから、道はどこかどこかと、特に17:00を過ぎてからは、まだかまだかと探していたが、ようやく見つかった。宇無ノ川に御礼を言い、小屋から林道へと上がる道をたどる。宮川さんらと来た時も、たぶん、この道を通ったと思う。あの時は林道に上がってからは、なんか、どなたかが車を取ってきてくれたりしたのか、ほとんど歩かずに済んだような。今回も、トラックでヒッチハイクできたおかげで、たぶん、駐車地までは そんなに長く歩かずに済むだろう。などと思ってたら、15分歩きで林道に着き、駐車地までも10分の歩きで済んだ。車での着替えの時になると、虻は2〜3匹に減っていた。ここで積年の恨みということで、2匹つぶしたった。R168大塔の夢の湯は もう閉まってるやろなと思ったが、寄ってみると、最近 営業時間延長したとかで、20時受付終了21時営業終了になってて、19時過ぎだったにもかかわらず、空いてる温泉につかれてラッキーやった。帰り道、上本町で原さんに懸案のハンマーホルスター加工を頼んで、ついでに焼きそばとか食って、お盆の谷中3〜4泊がらみの話で盛り上がったりして、後ろ髪をひかれつつ、帰途に着く。自宅着は23時ころやったかな。今回、トラックヒッチハイクの件や、夢ノ湯の営業時間延長、原さんに頼み事できる、など、総じてラッキーやった。けど、虻には参った。
※ロープもハーネスもガチャも未使用のまま下山。虻追い払うのに、シュリンゲとか使ったぐらい。
コメント
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だいぶ回復してきた様子やね〜。今度行ってみよ(^^)
私は2015年6月28日以来の再訪でしたので、その間のことはネット上の写真で見たりしただけで、よぉ知らんのんすけど、
そーっすね、是非いってみてください
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