冬の磐梯山東尾根


- GPS
- --:--
- 距離
- 1.9km
- 登り
- 563m
- 下り
- 66m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
スキー客に混じってミネロスキー場のリフトを乗り継ぎ、赤埴山の手前まで来ると、そこから先は山屋の世界となる。
ピッケルとザックを担いでリフトに乗る姿はさぞかし奇異に映ったに違いない。
最初の樹林帯はトレースもあるがけっこうな急登である。尾根筋を行く予定だったが、トレースの付いた斜面をそのまま登った。
やがて赤色の岩が混じるようになると赤埴山の頂上に出る。磐梯山の眺めが美しい。威風堂々たる姿を見せている。
スノーシューは何人かいるようだが、磐梯山まで向かう人はいないようだ。
目的の東尾根に取り付こうとするがトレースは交差していてあてにならない。何カ所かラッセルしながら尾根へはい上がる。
雪に埋もれたトレースを見つけた。ずっと東尾根をたどっており、使えそうである。
どうも人間と犬の足跡のようにも見えるが、こんな時期の磐梯山を登る犬がいるのだろうか。
雪庇の張った尾根をひたすらに登っていく。猪苗代湖が眼下に広がっていて、空の青を映し出している。快晴だ。
頂上稜線の手前はかなりの急斜面になっており、ピッケルを利用して行った。
頂上には当然誰もいない、ただ真っ白な世界があるだけだ。周りには白く染め上げた会津の山々が静かに佇んでいる。
風が冷たく長くはいられない。下りは半ば駆け下りるように一気に降りた。
単調な登りと下りを続けたためか、最後の赤埴山の登り返しで足を吊った。ひとり、悲鳴を上げながら一歩一歩を登る。
かなりつらい思いをした。赤埴山を越え、樹林帯のパウダーを滑り降りる。
途中で帽子を落としてしまっていた。
この後、未曾有の大地震に自分が巻き込まれることをこのときは予想もしていなかった。
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